ISO 9001の認証は、品質管理の世界基準です。本記事では、適切なISO 9001審査機関の選び方から、審査機関が果たす役割、認証維持の重要性までを解説します。品質向上への第一歩を踏み出しましょう。
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目次
- 1 ISO9001の審査機関とは何?
- 2 ISO9001審査機関の選定基準とは?
- 3 ISO9001審査機関:おすすめ10社
- 3.1 日本品質保証機構(JQA)
- 3.2 インターテック・サーティフィケーション(Intertek Certification)
- 3.3 エイエスアール(ASR)
- 3.4 日本検査キューエイ
- 3.5 マネジメントシステム評価センター
- 3.6 SGSジャパン
- 3.7 日本能率協会
- 3.8 ペリージョンソンレジストラーインク(Perry Johnson Registrars, Inc.)
- 3.9 ビューローベリタスジャパン株式会社 (Bureau Veritas Japan Co., Ltd.)
- 3.10 一般財団法人日本科学技術連盟ISO審査登録センター(Union of Japanese Scientists and Engineers, JUSE-ISO Certification Center)
- 4 ISO9001審査機関:まとめ
ISO9001の審査機関とは何?
ISO 9001の審査機関とは、組織の品質マネジメントシステム(QMS)がISO 9001の基準に適合しているかを評価し、認証するための第三者機関です。ISO 9001は、品質を管理し継続的に改善するための国際的な基準であり、顧客満足度の向上を目指します。審査機関は以下のような役割を果たします:
- 評価と監査:審査機関は、組織がISO 9001の要求事項を満たしているかを評価します。これには、文書のレビュー、プロセスの観察、従業員へのインタビューなどが含まれます。
- 認証の発行:審査プロセスを通じて、組織がISO 9001の基準を満たしていることが確認された場合、審査機関はISO 9001認証を発行します。この認証は、組織が国際的な品質基準に沿った運営を行っていることの証となります。
- 継続的な監視と再審査:認証を維持するためには、定期的な監視監査が必要です。審査機関は、認証期間中に数回、組織を訪問して監査を行い、基準への継続的な遵守を確認します。通常、認証の有効期限は3年で、この期間が終了すると再審査が必要になります。
審査機関を選ぶ際には、その機関が適切な認定を受けていることを確認することが重要です。国や地域によっては、審査機関の認定を行う公的機関や専門機関が存在します。認定された審査機関を利用することで、認証の信頼性と国際的な認知度が保証されます。
ISO9001審査機関の選定基準とは?
ISO 9001の審査機関を選ぶ際に考慮すべき基準はいくつかあります。以下のポイントは、適切な審査機関を選定する上で役立つでしょう:
- 認定状況:審査機関が適切な国家または国際的な認定機関から認定を受けているか確認してください。これにより、審査機関が国際的な基準に準拠して運営されていることを保証します。
- 専門性と経験:審査機関があなたの業種や業界に関連する専門知識と経験を持っているかを確認してください。業界特有の要件や課題に精通している審査機関を選ぶことが重要です。
- 審査員の質:審査員の資格、経験、専門知識を評価してください。良い審査機関は、高い専門性を持った審査員を擁しています。
- コスト:審査機関の提供するサービスのコストを比較検討してください。ただし、最低価格だけが選択基準になるべきではありません。コストとサービスの質のバランスを考慮することが重要です。
- サービスの質とサポート:審査プロセスの前、中、後に提供されるサポートや顧客サービスの質も重要な要素です。良い審査機関は、プロセスを通じて適切なサポートを提供します。
- 言語と地域的な存在:審査機関があなたの言語でサービスを提供し、地理的にアクセスしやすいかどうかを確認してください。
- 評判と実績:他の企業からのフィードバックや評判も参考になります。審査機関が以前に審査した企業からの推薦や評価を調べてみてください。
これらの基準を考慮して、あなたの組織のニーズに最適なISO 9001審査機関を選ぶことができます。必要に応じて複数の機関に問い合わせて、提案や見積もりを比較検討することも有効なアプローチです。
ISO9001審査機関:おすすめ10社
以下は、選定されたISO 9001審査機関についての概要です。詳細な情報は、各審査機関のウェブサイトや関連する情報源から得られるでしょう。
①僕の仕入先や顧客の認定状況・経験より
②品質保証の立場からの有名度・認知度
③審査機関の規模
④提供するサービス
※あくまでも個人の見解ですので、保証は致しかねます。
日本品質保証機構(JQA)
社名 | 日本品質保証機構(JQA) |
略語 | JQA |
認定範囲 | QMS、EMS、ISMSなど |
特徴 | 日本で最初にISO 9001認証を発行した機関の一つで、国内外で幅広い認証サービスを提供。 |
おすすめ理由 | 長い歴史と信頼性、豊富な業界知識。 |
URL | https://www.jqa.jp/ |
インターテック・サーティフィケーション(Intertek Certification)
社名 | インターテック・サーティフィケーション |
略語 | Intertek |
認定範囲 | QMS、EMS、FSMSなど |
特徴 | グローバルに展開する検査、試験、認証サービスを提供する会社。 |
おすすめ理由 | 国際的なネットワークと多様なサービス。 |
URL | https://ba.intertek-jpn.com/ |
エイエスアール(ASR)
社名 | エイエスアール |
略語 | ASR |
認定範囲 | QMS、EMSなど |
特徴 | 効率的な審査プロセスと顧客中心のサービスを提供。 |
おすすめ理由 | 迅速な対応とフレキシブルなサービス。 |
URL | https://www.armsr.co.jp/ |
日本検査キューエイ
社名 | 日本検査キューエイ |
略語 | JICQA |
認定範囲 | QMS、EMSなど |
特徴 | 品質管理と品質保証に関する幅広いサービスを提供。 |
おすすめ理由 | 高い技術力と顧客サービス。 |
URL | https://www.jicqa.co.jp/ |
マネジメントシステム評価センター
社名 | マネジメントシステム評価センター |
略語 | MSA |
認定範囲 | QMS、EMS、ISMSなど |
特徴 | 組織の運用効率の向上、リスク管理の強化、顧客満足度の向上をサポートすることが特徴。 |
おすすめ理由 | 国際的に認知された認証を取得することで、ビジネスの信頼性と市場での競争力を高めることができる。 |
URL | https://www.msac.co.jp/ |
SGSジャパン
社名 | SGSジャパン |
略語 | SGS |
認定範囲 | QMS、EMS、FSMSなど |
特徴 | 世界最大級の検査、検証、試験、認証サービス会社。 |
おすすめ理由 | 広範な国際ネットワークと多様なサービス。 |
URL | https://sgsjapan-portal.jp/ |
日本能率協会
社名 | 日本能率協会 審査登録センター |
略語 | JMAQA |
認定範囲 | QMS、EMSなど |
特徴 | 企業の生産性向上を支援する多様なサービスを提供。 |
おすすめ理由 | 生産性向上に関する豊富な知識と経験。 |
URL | https://jmaqa.jma.or.jp/index.html |
ペリージョンソンレジストラーインク(Perry Johnson Registrars, Inc.)
社名 | ペリージョンソンレジストラーインク |
略語 | PJR |
認定範囲 | QMS、EMS、ISMSなど |
特徴 | 国際的に認知された認証機関で、多岐にわたる業界に対応しています。 |
おすすめ理由 | 幅広い業界知識と顧客に対する細やかなサポート。 |
URL | https://www.pjr.jp/ |
ビューローベリタスジャパン株式会社 (Bureau Veritas Japan Co., Ltd.)
社名 | ビューローベリタスジャパン株式会社 |
略語 | BVJ |
認定範囲 | QMS、EMS、FSMSなど |
特徴 | グローバルな認証機関で、検査、分析、認証サービスを提供しています。 |
おすすめ理由 | 国際的な認知度と豊富なサービスラインナップ。 |
URL | https://www.bureauveritas.jp/ |
一般財団法人日本科学技術連盟ISO審査登録センター(Union of Japanese Scientists and Engineers, JUSE-ISO Certification Center)
社名 | 一般財団法人日本科学技術連盟ISO審査登録センター |
略語 | JUSE-ISO |
認定範囲 | QMSなど |
特徴 | 品質管理の分野での豊富な経験と知識を持ち、企業の品質改善活動をサポートしています。 |
おすすめ理由 | 品質管理に関する深い知識と長年の経験。 |
URL | https://www.juse-iso.jp/ |
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ISO9001審査機関:まとめ
ISO 9001審査機関は組織の品質マネジメントシステムが国際基準に適合しているかを評価・認証します。適切な審査機関を選び、定期的な監査を受けることで、品質向上と顧客満足の維持が可能になります。常に改善を目指し、業界のリーダーとしての地位を確立しましょう。