
品質管理の現場では、問題が発生したときに必ず事実確認を行います。不良の内容、発生日時、発生場所、担当者、原因、対策などを正しく聞き出さなければなりません。そのために必要なのが5W1Hと疑問文の知識です。
しかし多くの担当者が、didがなぜ入るのか、be動詞と一般動詞の違いは何かで混乱します。
本記事では中学校レベルの英文法で、品質管理の現場ですぐ使える疑問詞と疑問文の作り方を丁寧に整理し、解説しています。

この記事を書いた人
所属:QMS認証パートナー専属コンサルタント
年齢:40代
経験:製造業にて25年従事(内自動車業界15年以上)
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ISO9001構築で整理しておきたい基本的な視点
ISO9001の構築や運用では、要求事項を理解するだけでなく、それを自社のルールや記録としてどう形にするかが重要になります。規格の意図は分かっていても、文書化や運用方法の判断で迷い、対応が止まってしまうケースも少なくありません。
まずは全体像を整理し、必要な文書や帳票の考え方を把握したうえで、自社に合った形へ段階的に落とし込んでいくことが、無理のないISO9001対応につながります。
この記事の目次
まず理解する:疑問文は2種類しかない
英語の疑問文は大きく分けて2つしかありません(他にもありますが一旦は無視してください)。be動詞の疑問文と一般動詞の疑問文です。この違いを理解することが最重要ポイントです。
①be動詞は状態を表し、そのまま前に出します。
②一般動詞は動作を表し、do・does・didを使います。
このルールを理解すれば、5W1Hの文章も正しく作れるようになります。
be動詞の疑問文:前に出すだけ
be動詞の疑問文はとても簡単です。元の文のbe動詞を前に出すだけで完成します。doやdidは使いません。状態を確認する質問でよく使われます。
①The product is defective.
訳)製品は不良です。
②Is the product defective?
訳)製品は不良ですか。
③Are the parts ready?
訳)部品は準備できていますか。
④Was the report correct?
訳)報告書は正しかったですか。
ルールは「be動詞を前に出す」だけです。
一般動詞の疑問文:do / does / didを使う
一般動詞の文は、そのままでは疑問文にできません。do・does・didを前に置きます。過去の場合はdidを使い、動詞は原形に戻します。ここが多くの人が混乱する部分です。
①You checked the product.
訳)あなたは製品を確認しました。
②Did you check the product?
訳)製品を確認しましたか。
③Did the machine stop?
訳)機械は止まりましたか。
didが過去を担当するため、動詞は原形になります。
What:何が・何を
Whatは問題内容を確認するための最も基本的な疑問詞です。品質管理では最初に何が起きたかを明確にします。一般動詞とbe動詞の両方で使えます。
①What happened on Line 2?
訳)第2ラインで何が起きましたか。
ポイントは1つです。主語を聞くときはdidを使いません。
①What happened?
訳)何が起きましたか。
→Whatが主語なのでdidは不要。
②What did you check?
訳)あなたは何を確認しましたか。
→youが主語なのでdidが必要。
疑問詞のあとにすぐ動詞が来ればdidなし、主語が来ればdidあり。これだけ覚えればOKです。
②What is the problem?
訳)問題は何ですか。
③What did you find?
訳)何を見つけましたか。
When:いつ
Whenは発生日時や発見日時を確認するために使います。品質記録では必須の質問です。過去形ではdidを使います。
①When did the machine stop?
訳)機械はいつ止まりましたか。
②When was the defect found?
訳)その不良はいつ発見されましたか。
③When did you inspect the parts?
訳)あなたはいつ部品を検査しましたか。
Where:どこで
Whereは発生場所を確認します。ライン番号や工程名を特定するときに使います。didを使う場合は動詞は原形です。
①Where did the issue occur?
訳)その問題はどこで発生しましたか。
②Where was the product stored?
訳)製品はどこに保管されていましたか。
③Where did you find the defect?
訳)どこで不良を見つけましたか。
Why:なぜ
Whyは原因を確認するための疑問詞です。なぜなぜ分析で特に重要です。一般動詞ではdidを使います。
①Why did the machine stop?
訳)なぜ機械は止まりましたか。
②Why is the product defective?
訳)なぜ製品は不良なのですか。
③Why did the error occur?
訳)なぜエラーが発生しましたか。
How:どのように
Howは方法や状態、数量を確認します。改善活動の説明でも使われます。
①How did the problem occur?
訳)その問題はどのように発生しましたか。
②How can we fix this issue?
訳)どのようにこの問題を解決できますか。
③How many defects were found?
訳)いくつ不良が見つかりましたか。
Howの使い方:品質管理で迷いやすいポイント
Howは「どのように」という意味ですが、実は使い方がいくつかあります。ここを整理すると、英文がぐっと分かりやすくなります。
①How+動詞:どのように(方法)
いちばん基本の形です。方法や原因の流れを聞きます。
①How did the problem occur?
訳)その問題はどのように発生しましたか。
②How can we fix this issue?
訳)どのようにこの問題を解決できますか。
Howのあとにdid / canなどが来ます。
②How+形容詞:どのくらい(程度)
Howのあとに「大きい・多い・長い」などの言葉が来る形です。
①How serious is the defect?
訳)その不良はどのくらい深刻ですか。
②How long did the machine stop?
訳)機械はどのくらい止まりましたか。
Howのあとにserious / longなどが来ます。
③How many / How much|いくつ・どれくらい
数量を聞くときの形です。品質管理では非常によく使います。
①How many defects were found?
訳)いくつ不良が見つかりましたか。
②How much damage was reported?
訳)どのくらいの損傷が報告されましたか。
manyは数えられるもの。muchは数えられないもので使います。
④How+状態確認(How is~?)
相手や状況の状態を聞く形です。
①How is the process now?
訳)工程は今どうなっていますか。
②How was the inspection result?
訳)検査結果はどうでしたか。
✔ How +動詞(方法)
✔ How +形容詞(程度)
✔ How many / much(数量)
✔ How is~(状態確認)
品質管理では特に
How many
How did
How is
がよく使われます。
まとめ:疑問文を制する者が品質管理を制する
品質管理では正しい質問ができることが重要です。be動詞は前に出す、一般動詞はdo・does・didを使う。この基本を理解すれば、5W1Hは正しく使えます。
まず内容を・・・
- Whatで確認
- WhenとWhereで事実を特定
- Whyで原因を探り
- Howで対策を考える
語順を守ることが英語上達の鍵です。例文を声に出して練習し、疑問文を自信をもって使えるようにしましょう。









