【初心者向け】ESD(静電気放電)対策:IEC 61340-5-1に対応するための社内対応ポイント

電子部品や基板を扱う現場では、「ESD(静電気放電)」という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。そのESD対策の国際規格として、世界的に使われているのがIEC 61340-5-1です。

しかし実際には、

  • 何から手を付ければいいのか分からない
  • 高価な設備が必要なのでは?
  • 規格書を読んでも難しい

と感じている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、IEC 61340-5-1をこれから導入・運用したい初心者向けに、社内対応のポイントを分かりやすく解説します。


この記事を書いた人

品質マネジメントシステム普及の応援が目的のサイトです!「難解な規格を簡単に解説」をモットーに、「ちょっと相談したい」ときに頼りになるコンサルタントを目指しています!まずはお気軽にご連絡ください★

ご利用方法・告知・注意点などはこちら

「無料で学ぶ」「有料で実践する」——皆様の目的に合わせて活用可能です!

QMS・品質管理・製造ノウハウを無料で学びたい方へ
👉 本サイトQMS学習支援サイト」を活用しましょう!「QMSについて知りたい」「品質管理の基礎を学びたい」方に最適!
✔ IATF 16949やISO 9001・VDA6.3の基礎を学ぶ
✔ 品質管理や製造ノウハウを無料で読む
✔ 実務に役立つ情報を定期的にチェック

実践的なツールやサポートが欲しい方へ
👉 姉妹サイトQMS認証パートナーでは、実務で使える有料のサポートサービスを提供!「すぐに使える資料が欲しい」「専門家のサポートが必要」な方に最適!
✔ コンサルティングで具体的な課題を解決
✔ すぐに使える帳票や規定のサンプルを購入
✔ より実践的な学習教材でスキルアップ

皆様の目的に合わせて活用可能です!

・当サイトの内容は、あくまでもコンサルタントとして経験による見解です。そのため、保証するものではございません。
・各規格の原文はありません。また、規格番号や題目なども当社の解釈です。
・各規格については、規格公式サイトを必ず確認してください。
・メールコンサルティングは空きあります(2025年9月現在)。この機会に「ちょっと相談」してみませんか?1質問の無料サービス期間を是非ご利用ください。
サービスのお問い合わせはこちら

2025年:新企画始動告知!
メールコンサルティング初回契約:初月50%以上割引
サービス詳細はこちら

・オンラインコンサル/現地コンサルの空き状況について

【現在の空き状況:2025年9月現在】
・平日:6時間以上ご利用で月1回のみ空きあり
・夜間:19:30-21:00でご相談承ります
・土日:少々空きあります
オンライン会議システムを利用したコンサル詳細はこちら

IATF16949の規格対応を徹底支援!
商品・サービスを利用して楽々構築

・規格の理解:ノウハウ教材
・構築の支援:帳票/規定サンプル
・運用のコツ:有料版記事
・相談したい:メール/オンラインコンサル
・現地で相談:コンサルティングサービス

IATF16949の構築・運用のコツは「規格の理解」と「ルールと記録の構築」の2つがカギ!ISO9001とのギャップを埋める教材とサンプルを利用しつつ、相談しながら低コストで対応可能なノウハウをご提供いたします!
【IATF16949:おすすめ教材】

👑 教材No. タイトル:詳細はこちら
1 No.1-001 IATF16949+ISO9001学習教材
2 No.2-001 コアツール学習教材
3 No.7-001 IATF16949_内部監査概説_学習教材

○:お振込・クレジットカード払いが可能です。
○:請求書・領収書の発行は簡単ダウンロード!
→インボイス制度に基づく適格請求書発行事業者の登録番号も記載しています。
○:お得なキャンペーン情報などは本記事トップをご確認ください。

IEC 61340-5-1とは簡単に言うと?

IEC 61340-5-1は、超簡単にいうと以下の内容です。

ESD(静電気放電)から電子デバイスを守るための「管理の仕組み」を定めた規格

です。重要なのは、

  • 静電気を「完全にゼロ」にする規格ではない
  • 高性能な装置を入れればOKという規格でもない

という点です(勘違いのポイント)。人・物・設備・ルールを含めた“管理システム”がきちんとできているかが評価されます

社内対応の全体像(まず押さえるべき5つの柱)

IEC 61340-5-1への対応は、次の5つで考えると整理しやすくなります。

  1. 適用範囲を明確にする
  2. ESD管理ルールを作る
  3. EPA(ESD保護区域)を整備する
  4. 教育・点検を行う
  5. 記録を残し、改善する

それぞれ順番に見ていきましょう。

①適用範囲を明確にする(最初にやること)

最も重要なのが、「どこまでESD管理の対象なのか」をはっきりさせることです。

ポイント

  • 部品単体だけでなく、実装後の基板や半完成品も対象
  • 「実装後だからESD不要」は誤り
  • ESD感受性デバイス(ESDS)を含むものは基本的にすべて管理対象

社内ルールの例

ESDSを含む部品、基板、半製品および完成品は、工程段階に関わらずIEC 61340-5-1に基づき管理する

この一文があるだけで、運用のブレが大きく減ります。

②ESD管理ルールを作る(文書化が重要)

IEC 61340-5-1では、文書によるルール整備が強く求められます。ただし、分厚いマニュアルは不要です。重要なのは「守れる内容」であることです。

最低限必要なルール例

  • ESD管理規程(全体方針)
  • EPAでの作業ルール
  • 作業者の服装・装着物ルール
  • 搬送・保管時のルール
  • 異常発生時の対応方法

現場で説明できないルールは、作りすぎと考えてOKです。

困ったときこそ、メールで頼れるパートナーを!
質問1回から使える専門相談サービスです

ISO9001・IATF16949・VDA6.3に関するちょっとした疑問や不安。「誰かに聞けたらすぐ解決するのに…」と感じたことはありませんか?「これでいいのかな…」そんな不安を、メールで一緒に解消しませんか?小さな疑問からでも遠慮なく相談できます。

・面談不要、メールだけで完結
・初回は、1質問無料!納得してからご利用可能です
・月額プラン(サブスク形式)なら自動更新!何度でも安心相談可能!

③EPA(ESD保護区域)を整備する

EPA(ESD Protected Area)とは、

ESDの影響を最小限に抑えた作業エリア

のことです。

EPAで重要な考え方

  • 作業台
  • 製品
  • 床・設備

これらが同じ電位に近づくように管理します。

初心者向けの基本対策

  • 導電マットを敷いた作業台
  • 作業者のリストストラップやESD靴
  • 接地(アース)の確保
  • EPAであることが分かる表示

「EPAと宣言しているのに、表示がない」は監査でよく指摘されます

④教育・点検を行う(やりっぱなしにしない)

教育のポイント

  • 新人教育+定期教育を行う
  • 内容はシンプルでOK
    • なぜESDが危険なのか
    • 何を守る必要があるのか
    • 何をしてはいけないのか

点検のポイント

  • リストストラップの定期チェック
  • 接地抵抗の測定
  • 床やマットの性能確認

測定・点検をしていない=管理していないと判断されやすい点に注意が必要です。

⑤記録を残し、改善する

IEC 61340-5-1では、

「やっているか」だけでなく「証拠があるか」

が問われます。

残しておきたい記録

  • 教育記録
  • 点検・測定記録
  • 異常発生時の対応記録

異常があった場合は、

  • 何が起きたか
  • どう対応したか
  • 再発防止策は何か

まで残せると、監査対応が非常に楽になります。

よくある失敗例(箇条書きにしてみた)

  • ルールはあるが現場が知らない
  • EPA外で基板を素手で扱っている
  • 設備はあるが点検記録がない
  • 監査直前だけ慌てて対策する

これらは「形式的対応」と判断されやすい典型例です。

まとめ(初心者が押さえるべきポイント)

  • IEC 61340-5-1は設備規格ではなく管理の規格
  • まずは適用範囲を明確にする
  • 小さく始めて、確実に運用する
  • 教育・点検・記録が重要

完璧を目指す必要はありません。「守れる仕組みを作り、回し続けること」が最も大切です。この記事が、IEC 61340-5-1への第一歩として役立てば幸いです。

QMS認証パートナーにお任せください!
貴社の課題解決に是非ご利用ください

弊社QMS認証パートナーは、製造業に特化した品質マネジメントシステム(QMS)の認証取得からその後の維持・運用・管理まで実務経験に基づいた実用的なサポートを提供しております。初めての認証取得/取得後の課題に対しても、シンプルかつ現場で活用できる仕組みづくりを重視しています。

・教材(電子書籍)の教育教材
・規定類・帳票類のサンプルによる自力構築支援
・メールコンサルティング
最終的には「自社で回せる品質マネジメントシステム」を目指して、継続的な改善・運用が可能な体制の構築を目指します!

品質マネジメントシステム構築・学習支援

QMS認証パートナーでは、ISO9001・IATF16949・VDA6.3など専門的なコンサルティングサービス並びに、学習支援などを行っております。オンラインやデジタルコンテンツの強みを活かした新しいサービスを提供いたします。
無料で学習可能:QMS学習支援サイト(本サイト)
有料で構築支援:QMS認証パートナー

コンサルティングサービス

現地コンサルティング
課題解決No.1

現場課題を徹底支援!直接訪問コンサルで認証取得徹底支援(好評に付き新規停止中)

学習支援

構築ノウハウ教材
社内構築に最適
転職のメリットを考える
IATF16949構築
コアツール構築
VDA6.3構築
ISO9001構築

帳票サンプル
最重要ポイントがわかる!
IT系を学ぶ
IATF16949対応帳票
コアツール対応帳票
まとめ買い:学習帳票
ISO9001帳票

規定サンプル
ルール構築が楽々♪
面接対策
IATF16949対応規定単品
まとめ買い:学習規定