
英語の報告書やメールを書くとき、多くの品質管理担当者が迷うのが前置詞です。前置詞はin、on、atのような短い単語ですが、場所、時間、原因、方法などを説明する重要な役割があります。
品質管理の業務では「どこで問題が起きたのか」「いつ検査したのか」「誰によって修正されたのか」といった情報を正確に伝える必要があります。そのため、前置詞を間違えると意味が変わってしまうことがあります。
本記事では、品質管理の現場でよく使われる12個の前置詞をわかりやすく解説します。

この記事を書いた人
所属:QMS認証パートナー専属コンサルタント
年齢:40代
経験:製造業にて25年従事(内自動車業界15年以上)
得意:工場品質改善・プロジェクトマネジメント
目標:ちょっとの相談でも頼りにされるコンサルタント
※難解な規格を簡単に解説がモットー!
【サイトポリシー】
当サイトは、品質マネジメントシステムの普及を目的に、難解になりがちな規格要求を、できるだけ分かりやすく解説しています。実務の中で「少し確認したい」「判断に迷う」といった場面で、参考にしていただける情報提供を目指しています。※本記事の内容は、実際の現場支援経験をもとに整理しています。
「無料で学ぶ」「有料で実践する」——皆様の目的に合わせて活用可能です!
✅ QMS・品質管理・製造ノウハウを無料で学びたい方へ
👉 本サイト「QMS学習支援サイト」を活用しましょう!「QMSについて知りたい」「品質管理の基礎を学びたい」方に最適!
✔ IATF 16949やISO 9001・VDA6.3の基礎を学ぶ
✔ 品質管理や製造ノウハウを無料で読む
✔ 実務に役立つ情報を定期的にチェック
✅ 実践的なツールやサポートが欲しい方へ
👉 姉妹サイト「QMS認証パートナー」では、実務で使える有料のサポートサービスを提供!「すぐに使える資料が欲しい」「専門家のサポートが必要」な方に最適!
✔ コンサルティングで具体的な課題を解決
✔ すぐに使える帳票や規定のサンプルを購入
✔ より実践的な学習教材でスキルアップ
皆様の目的に合わせて活用可能です!
| ・当サイトの内容は、あくまでもコンサルタントとして経験による見解です。そのため、保証するものではございません。 ・各規格の原文はありません。また、規格番号や題目なども当社の解釈です。 ・各規格については、規格公式サイトを必ず確認してください。 ・メールコンサルティングは空きあります(2025年9月現在)。この機会に「ちょっと相談」してみませんか?1質問の無料サービス期間を是非ご利用ください。 →サービスのお問い合わせはこちら |
ISO9001構築で整理しておきたい基本的な視点
ISO9001の構築や運用では、要求事項を理解するだけでなく、それを自社のルールや記録としてどう形にするかが重要になります。規格の意図は分かっていても、文書化や運用方法の判断で迷い、対応が止まってしまうケースも少なくありません。
まずは全体像を整理し、必要な文書や帳票の考え方を把握したうえで、自社に合った形へ段階的に落とし込んでいくことが、無理のないISO9001対応につながります。
この記事の目次
場所・時間の前置詞
in:~の中で
前置詞 inは「~の中で」「~の内部で」という意味で使われます。品質管理では、工程の中、データの中、システムの中など、何かの内部で起きた出来事を説明するときに使われます。
また、inは時間を表す場合にも使われ、月、年、季節など比較的長い期間を説明するときに使われます。例えば「工程内で不良が発生した」「データの中にエラーがある」「3月に問題が起きた」といった表現です。品質報告書では非常によく使われる前置詞です。
①The defect occurred in the process.
訳)その不良は工程内で発生しました。
②The error was found in the data.
訳)そのエラーはデータの中で見つかりました。
③The issue occurred in March.
訳)その問題は3月に発生しました。
on:~の上・特定の場所
前置詞 onは「~の上」や「特定の場所」を表すときに使われます。品質管理ではライン番号や装置の場所を説明するときに非常によく使われます。例えば「Line 2で問題が発生した」「製品の表面に傷があった」といった表現です。
また、曜日を説明する場合にもonが使われます。工程の場所や装置の表面など、比較的はっきりした位置を説明するときはonを使うことが多く、現場英語でも頻繁に登場します。
①The issue occurred on Line 2.
訳)その問題は第2ラインで発生しました。
②A scratch was found on the surface.
訳)表面に傷が見つかりました。
③The inspection was conducted on Monday.
訳)検査は月曜日に行われました。
at:特定の場所・時刻
前置詞atは「特定の地点」や「特定の時刻」を表すときに使われます。inやonよりも範囲が狭く、ピンポイントの場所や時間を表すことが特徴です。品質管理では「検査ステーションで」「倉庫入口で」「9時に機械が停止した」といった説明で使われます。
in、on、atは多くの人が混乱しやすい前置詞ですが、atは「一点」をイメージすると理解しやすくなります。
①The problem occurred at the inspection station.
訳)その問題は検査ステーションで発生しました。
②The machine stopped at 9:00.
訳)機械は9時に停止しました。
③The error was detected at that point.
訳)その時点でエラーが検出されました。
during:~の間に
前置詞 during は「~の間に」という意味で使われます。ある作業や活動の途中で起きた出来事を説明する場合に使われます。品質管理では「検査中」「生産中」「試験中」といった表現で非常によく使われます。
例えば、検査をしている途中で不良が見つかった場合などにduring inspectionという表現がよく使われます。品質報告書やトラブル報告でも頻繁に登場する前置詞です。
①The defect was found during inspection.
訳)その不良は検査中に発見されました。
②The issue occurred during production.
訳)その問題は生産中に発生しました。
③The error happened during testing.
訳)そのエラーはテスト中に発生しました。
for:~の間(期間)
前置詞 for は「どのくらいの期間続いたか」を説明するときに使われます。品質管理では設備停止時間、検査時間、調査時間などを説明する場面でよく使われます。
例えば「30分間停止した」「2時間検査した」「数日間問題が続いた」といった表現です。期間を説明するときはforを使うことが多く、報告書でも頻繁に使われます。
①The machine stopped for 30 minutes.
訳)機械は30分間停止しました。
②The inspection lasted for two hours.
訳)検査は2時間続きました。
③The issue continued for several days.
訳)その問題は数日間続きました。
forは「期間」だけでなく、「~のために(目的)」や「~にとって(対象)」という意味でも使われます。品質管理の英語では、メンテナンスや品質改善などの目的を説明するときにもよく使われます。
原因・手段の前置詞
by:~によって
前置詞byは「誰によって行われたか」を説明するときに使われます。特に受動態の文章と一緒に使われることが多く、品質管理の英語では非常によく登場します。
例えば「検査員によって発見された」「エンジニアによって修正された」といった表現です。また、期限を示す場合に「~までに」という意味でも使われます。品質報告では、誰が対応したのかを説明する場面が多いため、byは重要な前置詞の一つです。
①The defect was found by the inspector.
訳)その不良は検査員によって発見されました。
②The issue was corrected by the operator.
訳)その問題は作業者によって修正されました。
③The report was prepared by the engineer.
訳)報告書はエンジニアによって作成されました。
with:~を使って
前置詞 withは「~を使って」「~を用いて」という意味で使われます。つまり、作業に使用した道具や手段を説明するときの前置詞です。品質管理では、測定器、工具、清掃方法などを説明する場面でよく使われます。
例えば「このゲージで測定した」「工具を使って修理した」などです。現場での作業方法を説明するときに非常に役立つ前置詞です。
①The measurement was taken with this gauge.
訳)測定はこのゲージで行われました。
②The operator fixed the issue with a new tool.
訳)作業者は新しい工具で問題を修正しました。
③The part was cleaned with air.
訳)その部品はエアーで清掃されました。
from:~から
前置詞fromは「~から」という意味で、物事の起点や原因を説明するときに使われます。品質管理では「どこから問題が始まったのか」「どのサプライヤーから部品が来たのか」などを説明するときに使われます。
また、原因分析でも使われることがあります。例えば「ほこりが原因だった」「この工程から問題が始まった」といった表現です。
①The defect came from dust.
訳)その不良はほこりが原因でした。
②The parts came from a new supplier.
訳)その部品は新しいサプライヤーから来ました。
③The issue started from this process.
訳)その問題はこの工程から始まりました。
to:~へ
前置詞toは「~へ」「~に」という意味で使われます。主に方向や送り先を説明するときに使われる前置詞です。品質管理では、報告書を誰に送ったのか、問題をどこに報告したのかを説明する場面でよく使われます。
また、製品の出荷先や部品の配送先を説明するときにも使われます。メールや報告書では非常に頻繁に登場する前置詞です。
①The report was sent to the manager.
訳)報告書はマネージャーに送られました。
②The issue was reported to the customer.
訳)その問題は顧客に報告されました。
③The product was delivered to the warehouse.
訳)製品は倉庫に納品されました。
位置関係の前置詞
under:~の下
前置詞underは「~の下」を表します。設備や部品の位置関係を説明するときに使われます。品質管理では、装置の下にセンサーがある、設備の下にほこりがたまっているなど、設備の状態を説明する場合に使われます。
図面の説明や設備トラブルの報告でも使われることがあります。物理的な位置を説明するシンプルで重要な前置詞です。
①The sensor is under the machine.
訳)センサーは機械の下にあります。
②The cable is under the panel.
訳)ケーブルはパネルの下にあります。
③Dust accumulated under the equipment.
訳)ほこりが設備の下にたまりました。
over:~の上・~を超えて
前置詞overは「~の上」または「~を超えて」という意味で使われます。品質管理では温度や圧力、数量などが基準値を超えた場合に使われることがあります。
また、装置の上の位置を説明するときにも使われます。例えば「温度が基準を超えた」「センサーがコンベアの上にある」といった表現です。
①The temperature rose over 80 degrees.
訳)温度は80度を超えました。
②The sensor is over the conveyor.
訳)センサーはコンベアの上にあります。
③The pressure increased over the limit.
訳)圧力が基準を超えました。
between:2つの間
前置詞betweenは「2つのものの間」を表します。品質管理では、2つの工程の間、2つの部品の間などを説明するときに使われます。図面の説明や工程トラブルの説明でよく登場します。
対象が2つの場合はbetweenを使うというルールを覚えておくと分かりやすくなります。
①The problem occurred between two processes.
訳)その問題は2つの工程の間で発生しました。
②The defect was found between two parts.
訳)その不良は2つの部品の間で見つかりました。
③The difference between the samples was large.
訳)サンプル間の差は大きかったです。
追加)among:複数の中の間
前置詞amongは「複数のものの中」を表します。3つ以上の対象がある場合に使われます。品質管理では多くの製品の中から不良が見つかった場合や、複数の工程の中で問題が発生した場合などに使われます。
betweenが「2つ」、amongが「3つ以上」という違いを覚えると理解しやすくなります。
①The defect was found among many products.
訳)その不良は多くの製品の中で見つかりました。
②The issue spread among several processes.
訳)その問題は複数の工程に広がりました。
③The problem was discussed among the engineers.
訳)その問題はエンジニアたちの間で議論されました。
まとめ:前置詞を理解すると品質管理英語が伝わりやすくなる
前置詞は短い単語ですが、英語の意味を正確に伝えるためにとても重要です。品質管理の業務では、問題が発生した場所、発見されたタイミング、原因、対応方法などを説明する場面が多くあります。
そのため、前置詞を正しく使うことで英語の報告がより正確で分かりやすくなります。本記事では、品質管理でよく使われる12個の前置詞(in / on / at / during / for / by / with / from / to / under / over / between / among)を紹介しました。
例文を繰り返し読むことで、現場で使える英語表現を自然に身につけることができます。
QMS認証パートナー:https://partner.iatf-iso.net/
弊社はISO9001、IATF16949、VDA6.3に関する教材、規定、帳票、ノウハウ資料の販売/メールコンサルを展開しています。コンサルに全面依存せず、自社で構築や運用を進めたい企業や、必要な資料を整理しながら実務に落とし込みたい場合に活用しやすいサービスです。
ご相談・不明点については、下記ボタンよりお気軽にお問い合わせください。










