
IATF16949の構築を行っていると「OEM」という用語を目にすることはありませんか?私たちがよく使うOEMと解釈が異なるので、戸惑う方も多いのではないでしょうか。
今回の記事は、自動車産業におけるOEMの解釈の仕方について解説します。

この記事を書いた人
所属:QMS認証パートナー専属コンサルタント
年齢:40代
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IATF16949構築で整理しておきたい視点
IATF16949(自動車産業のQMS)の構築や運用では、規格要求の理解だけでなく、それをどのようなルールや記録に落とし込むかが重要になります。ISO9001との違いや不足点を把握できていないと、構築途中で手が止まってしまうことも少なくありません。
まずは全体像を整理し、必要な知識や帳票の考え方を段階的に確認していくことが、無理のない対応につながります。
この記事の目次
皆がよく使うOEMの解釈
製造業に従事している方であれば、OEMという言葉は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
OEMとは、Original Equipment Manufacturerの略語です。
私たちは、この言葉の意味の解釈として、顧客ブランド製品の製造委託を受けて製造する会社と思っている方が多いと思います。
実際私もIATFの勉強を始める前まではそう思っていたので、日本人の多くはそのように思っているかもしれません。
自動車産業(IATF)におけるOEMの意味
前述したOEMの意味でもぶっちゃけ間違えていません。しかし、IATFを勉強している以上、OEMの意味をしっかり理解することが大事です。
自動車産業におけるOEMとは、自動車を作っている会社のことを意味します。
なぜなら英語できちんと読むと、自分でものづくりを行う製造者となるので、自動車を自社で作っている製造社と解釈することが可能です。
OEMとサプライチェーンの関係を考えてみる
自動車産業にOEMといえば、自動車を製造する会社となるので、トヨタや日産、本田などはOEMとなります。
そのOEMに部品を納めるメーカーをTire1(ティアワン)、Tire2(ティアツー)などと言います。
これをサプライチェーンで考えると、以下のような構造になっています。
・・・Tire3→Tire2→Tire1→OEM
つまり、最終段階に位置するのがOEMなので、自社がどの位置づけになっているか知っておく必要があります。
例えば、純正カーナビを作っているメーカーであればTire1となり、Tire1に部品を供給しているのであればTire2となります。
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規格を理解するうえで、よくある「つまずき」とは?
ISO9001やIATF16949、VDA6.3の要求事項は、条文を読むだけでは自社業務への当てはめ方が分かりにくい場面が少なくありません。理解したつもりでも、文書化や運用判断で迷いが生じることは多く、その違和感こそが改善ポイントになる場合もあります!
※ 個別ケースでの考え方整理が必要な場合は、補足的な確認も可能です。
アフターマーケット部品は「Tire」に該当しない
アフターマーケット部品は、IATFの登録対象外なので、OEMから見たサプライチェーンに該当しないので注意してください。
あくまでもアクセサリー部品(例えば、純正カーナビ)までが該当することを覚えておきましょう。
2025年1月記事変更点
IATF16949では、アフターマーケット部品の取り扱いがルール6によって強化されました。これにより、アフターマーケット部品もOEM部品と同等の品質管理やトレーサビリティが求められるようになりましたの注意してください。
具体的には、製品の安全性や顧客要求への準拠、リスク分析、継続的改善の導入が義務付けられています。また、苦情処理や供給者管理の強化を通じて、品質保証体制の強化と市場からの信頼性向上が期待されています。企業は、これらの要件に対応するためのプロセス改善や内部監査を進める必要があります。
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規格対応で不安・悩むポイント
ISO9001やIATF16949、VDA6.3といった規格対応では、「どこから手を付ければよいか分からない」「社内だけで判断を進めることに不安がある」と感じるケースが少なくありません。
品質マネジメントの構築は、一度に完成させる必要はなく、考え方やサンプルを参考にしながら、少しずつ自社に合った形へ整えていくことも可能です。
弊社は「IATF取得・維持」を目指す企業様を応援します!
IATFにおけるOEMの意味はご理解いただけましたか?
私たちがよく使うOEMという言葉とは異なるので、きちんと理解した上で今後は使用するようにしましょう!
また、貴社がIATFから見たどの位置にいるのか(Tire1?Tire2?)をしっかり理解することが大事です。
当サイトは、IATFの認証取得を目指す企業様、取得後にさらに高い品質を目指す企業様を応援しています。
様々なサービスを展開しておりますので、是非貴社のお役に立てるサービス・商品がございましたらご利用いただければ幸いです!
それではまた!
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