IATF16949の構築を行っていると「OEM」という用語を目にすることはありませんか?私たちがよく使うOEMと解釈が異なるので、戸惑う方も多いのではないでしょうか。
今回の記事は、自動車産業におけるOEMの解釈の仕方について解説します。
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この記事の目次
皆がよく使うOEMの解釈
製造業に従事している方であれば、OEMという言葉は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
OEMとは、Original Equipment Manufacturerの略語です。
私たちは、この言葉の意味の解釈として、顧客ブランド製品の製造委託を受けて製造する会社と思っている方が多いと思います。
実際私もIATFの勉強を始める前まではそう思っていたので、日本人の多くはそのように思っているかもしれません。
自動車産業(IATF)におけるOEMの意味
前述したOEMの意味でもぶっちゃけ間違えていません。しかし、IATFを勉強している以上、OEMの意味をしっかり理解することが大事です。
自動車産業におけるOEMとは、自動車を作っている会社のことを意味します。
なぜなら英語できちんと読むと、自分でものづくりを行う製造者となるので、自動車を自社で作っている製造社と解釈することが可能です。
OEMとサプライチェーンの関係を考えてみる
自動車産業にOEMといえば、自動車を製造する会社となるので、トヨタや日産、本田などはOEMとなります。
そのOEMに部品を納めるメーカーをTire1(ティアワン)、Tire2(ティアツー)などと言います。
これをサプライチェーンで考えると、以下のような構造になっています。
・・・Tire3→Tire2→Tire1→OEM
つまり、最終段階に位置するのがOEMなので、自社がどの位置づけになっているか知っておく必要があります。
例えば、純正カーナビを作っているメーカーであればTire1となり、Tire1に部品を供給しているのであればTire2となります。
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アフターマーケット部品は「Tire」に該当しない
アフターマーケット部品は、IATFの登録対象外なので、OEMから見たサプライチェーンに該当しないので注意してください。
あくまでもアクセサリー部品(例えば、純正カーナビ)までが該当することを覚えておきましょう。
2025年1月記事変更点
IATF16949では、アフターマーケット部品の取り扱いがルール6によって強化されました。これにより、アフターマーケット部品もOEM部品と同等の品質管理やトレーサビリティが求められるようになりましたの注意してください。
具体的には、製品の安全性や顧客要求への準拠、リスク分析、継続的改善の導入が義務付けられています。また、苦情処理や供給者管理の強化を通じて、品質保証体制の強化と市場からの信頼性向上が期待されています。企業は、これらの要件に対応するためのプロセス改善や内部監査を進める必要があります。
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IATFにおけるOEMの意味はご理解いただけましたか?
私たちがよく使うOEMという言葉とは異なるので、きちんと理解した上で今後は使用するようにしましょう!
また、貴社がIATFから見たどの位置にいるのか(Tire1?Tire2?)をしっかり理解することが大事です。
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