新春企画のお知らせ

自動車産業サプライヤー必須!IATF16949取得の重要性とその理由解説

こんにちは!今回の記事では、自動車産業サプライヤーにおいてIATF16949がなぜ必須であるのか、その理由を詳しく解説していきます。自動車産業におけるサプライヤーとしての地位確立を目指す企業様にとって、是非知っておいていただきたい情報ですので、最後まで読んでいただければ幸いです。


この記事を書いた人

品質マネジメントシステム普及の応援が目的のサイトです!「難解な規格を簡単に解説」をモットーに、「ちょっと相談したい」ときに頼りになるコンサルタントを目指しています!まずはお気軽にご連絡ください★

ご利用方法・告知・注意点など

・当サイトの内容は、あくまでも個人の見解です。そのため、保証するものではございません。
・各規格の原文はありません。また、規格番号や題目なども当社の解釈です。
・各規格については、規格公式サイトを必ず確認してください。
・メールコンサルティングは空きが少しあります(2024年12月現在)。この機会に「ちょっと相談」してみませんか?1週間の無料サービス期間を是非ご利用ください。
サービスのお問い合わせはこちら

2025年:新企画始動告知!
メールコンサルティング初回契約:初月50%以上割引
サービス詳細はこちら

・オンラインコンサル/現地コンサルの空き状況について

【現在の空き状況:2025年1月現在】
・平日:6時間以上ご利用で月1回のみ
・夜間:19:30-21:00でご相談承ります
・土日:少々空きあります
オンライン会議システムを利用したコンサル詳細はこちら

IATF16949構築「スタート」におすすめな教材
【教材】 No.1-001 IATF16949+ISO9001_学習教材
【教材】 No.2-001 コアツール学習教材
【教材】 No.7-001 内部監査概説_学習教材
【教材】 No.7-002 QMSギャップ分析表_学習教材
【教材】 No.7-003 認証プロジェクト計画書_学習教材
【教材】 No.7-004 教育推進体制チェック表_学習教材

自動車産業におけるサプライヤーとは?

自動車サプライヤー必須!IATF16949取得の重要性とその理由①

まずは、「自動車産業におけるサプライヤーとは何か」について詳しく説明していきましょう。

自動車産業のサプライヤーとは、自動車の製造や販売に携わる企業で、部品や素材、システムの供給を行っている企業を意味します。

サプライヤーは、OEM(Original Equipment Manufacturer)とも呼ばれる自動車メーカーと協力して、自動車をより良く、より安全に作り上げるために欠かせない存在です。

自動車サプライヤー必須!IATF16949取得の重要性とその理由解説②

IATF16949では、OEMメーカーから注文を受けた企業(一次サプライヤー:Tire1)は、その下請け会社(二次サプライヤー:Tire2)を管理することについて、厳しい要求事項があるので、一つずつもれなく対応することが求められます。

自動車産業に欠かせない「IATF16949」とは何?

自動車サプライヤー必須!IATF16949取得の重要性とその理由解説③

IATF16949とは、自動車産業における国際的な品質マネジメントシステム(QMS)の規格で、自動車産業サプライヤーが取得を目指すべき認証の1つです。この規格は、自動車業界の要求事項を満たすことで、サプライヤーが高品質な製品やサービスを提供できることを証明するものです。

このIATF16949に適合していることは、自動車産業メインで活動している企業にとっては宣伝効果が非常に大きく、OEMメーカーとの新規取引にも繋がりやすいことが大きなメリットです。

OEMは、自動車産業サプライヤーにIATF16949の取得を要求するのは、IATF16949の要求事項にそれがあることも目的の一つと言えます。

OEMがサプライチェーンでIATF16949の取得を要求する理由とは?

なぜ自動車産業サプライヤーにIATF16949が求められるの?

自動車サプライヤー必須!IATF16949取得の重要性とその理由解説④

自動車サプライヤーにとって、IATF16949取得が必須とされる理由は大きく分けて以下の3つです。

サプライチェーンでの品質向上を目指す

IATF16949の取得は、自動車産業サプライヤーにとって品質マネジメントシステムの整備を促進し、製品やサービスの品質向上に繋がる重要な手段です。

認証の取得を通じて、企業は製造プロセスを最適化し、不良品の削減や生産効率の向上を実現します

これにより、競合他社との差別化が図られ、サプライヤーとしての優位性が強化されます。さらに、品質の向上は顧客満足度を高め、長期的な信頼関係の構築にも寄与するため、OEMはIATF16949取得をサプライヤーに要求します。

信頼性の証明とビジネスチャンスの拡大

IATF16949認証を取得することは、自動車産業サプライヤーが品質に対して真剣に取り組んでいること・取り組んでくれていることの証明となります。

この認証は、取引先や自動車メーカーに対して品質への強いコミットメントを示し、信頼性を高めます

結果として、信頼関係が強化され、新たなビジネスチャンスが広がる可能性が高まります。特に、大手自動車メーカーとの取引においては、認証の有無が競争力を大きく左右する要素となるため、取得は極めて重要です。

OEM要求事項の遵守

多くの自動車メーカー(OEM)は、自社のサプライチェーン全体でIATF16949の取得を要求しています。

これは、品質マネジメントシステムの標準化を通じて、サプライチェーン全体の品質を確保し、安定した供給体制を築くための戦略です。

サプライヤーにとって、OEMの要求に応えるためにはIATF16949の取得が不可欠であり、認証を取得していない場合は取引機会を失うリスクもあります。

このように、IATF16949はサプライチェーン全体の品質向上に不可欠な要素とされています。

要求事項に「顧客固有要求事項の遵守」がある!

IATF16949における「顧客固有要求事項の遵守」の要求事項は、自動車メーカー(OEM)からの具体的な要求を満たすことにより、品質を保証し、サプライチェーン全体での信頼性を確保するために設けられています。

この要求事項は、特定のOEMごとに異なる独自の要件や仕様に対応するために、サプライヤーがそれを正確に理解し、遵守することを義務付けています。これにより、不正行為や規定違反が防止され、製品品質の一貫性と安全性が保たれることを意図しています。

OEMがサプライヤーにIATF16949の遵守を求める理由の一つは、サプライヤー全体での統一された品質基準を確立し、最終製品の品質や信頼性を高めることです。企業が顧客固有の要求をしっかり守ることで、品質に対するコミットメントを示し、不良品やトラブルの発生を未然に防ぐことが可能になります。

IATF16949目指すサプライヤーにとって重要な要求事項3選

自動車サプライヤー必須!IATF16949取得の重要性とその理由⑤

自動車産業におけるサプライヤーが特に注意すべきIATF16949の要求事項をいくつかピックアップしてご紹介します。

①コントロールプラン

コントロールプランは製造工程や品質管理の基盤となる文書であり、製品の仕様や顧客の要求に基づいて製造プロセスを定義し、品質を確保するための具体的な管理方法を示します。

このコントロールプランを遵守することは、製造工程での不具合発生を未然に防ぎ、品質の一貫性を維持するために重要です。

特に、自動車産業においては、品質のばらつきが重大なリスクにつながるため、適切なコントロールプランの実施は必須です。

内部監査

IATF16949では内部監査を通じて、品質マネジメントシステムが効果的に機能しているかを確認し、改善点を特定することが求められています。

内部監査を定期的に実施し、その結果をもとに改善措置を講じることで、品質管理の継続的な改善が可能となり、サプライチェーン全体の信頼性向上にも繋がります

内部監査の徹底は、IATF16949の遵守を維持するために欠かせないプロセスです。

【まとめ教材】 No.5-108-内部監査帳票6点セット
【教材】 No.7-001_内部監査概説_学習教材

③不適合製品の管理

不適合製品の適切な管理は、製品の品質保証に直結します。

この要求事項では、製品が顧客の要求に適合していない場合、その製品が市場に出回るのを防ぐためのプロセスが規定されています。

不適合が発生した場合の対応策や、その後の是正措置を明確にすることで、顧客の信頼を損なわずにリスクを管理できます。特に、自動車業界では不適合が安全性に直結するため、この管理プロセスは非常に重要です。

【帳票:教材】 No.8710_異常品質改善対策書
【規定:教材】 No.8710_不適合品処理管理規定

品質マネジメントシステムの構築に重要なのは、「要求事項に沿ったルールと記録」の2つです。サンプルを利用して構築をスムーズに進めてみませんか?構築・学習教材として是非ご利用ください!
①規定:サンプルはこちら
②帳票:サンプルはこちら

自動車産業サプライヤー必須のIATF16949:まとめ

自動車サプライヤー必須!IATF16949取得の重要性とその理由⑨

いかがでしたでしょうか?今回の記事では、「自動車サプライヤー」において「IATF16949」が「必須」である理由について、詳しく解説しました。

IATF16949取得による品質向上や信頼性の向上、OEM要求事項への適合など、自動車産業におけるサプライヤーにとっては、非常に重要な認証となっています。これから自動車サプライヤーを目指す方々は、ぜひIATF16949取得に向けた取り組みを始めてみてください。

取得することで、競争力の向上やビジネスチャンスの拡大が期待できますし、自動車産業の発展にも貢献することができます。

また、IATF16949を維持・更新することで、組織全体の品質意識が向上し、継続的な改善やリスク管理、顧客満足度向上などの効果を実感できるでしょう。

これらの取り組みは、自動車サプライヤーにとって長期的な成功に繋がる要素ですので、重要性を理解し、積極的に取り組むことが求められます。

新感覚のメールコンサルティングサービス
「ちょっと相談」してみませんか?

メールにて有料サポート、簡易コンサルを行うプランです。現地コンサルタントのような顔を突き合わせてのコンサルティングがなく、Emailで24時間好きな時間に質問できるのが特徴です。また、リアルタイムでの対応が無い分、一般的なコンサルタントへ依頼するより 1/100以下のコストで済むという特徴があります。1週間の無料お試し期間がございますので、十分ご納得いただいてからのご利用が可能です!

【サポート内容】
要求事項規格解釈相談OK/品質マニュアルの作成アドバイス/規定の作成アドバイス/帳票の作成アドバイス/運用/構築アドバイス/審査アドバイス/社内認証プロジェクトの進め方アドバイス/社内教育アドバイス内部監査/第二者監査アドバイス/その他気になることなんでもOKです。

品質マネジメントシステム構築・学習支援

ISO9001・IATF16949・VDA6.3対応の教材や規定・帳票サンプルで、規格の理解と実践力を効率的に強化しませんか?わかりやすい解説と具体例を豊富に盛り込んだ教材で、複雑な規格もスムーズに学習・習得可能です。さらに、経験豊富な専門コンサルタントによる「メールコンサルティング」で、認証取得・運用・維持管理の課題を徹底サポート!遠隔対応だからこそ、迅速かつ柔軟に対応できます。初めての導入から継続的改善まで、貴社の品質向上を力強くバックアップいたします。