
ISO9001における「外部委託」は、組織が自社のプロセスを外部に委託することです。
ISO9001では外部委託先をどのように管理・監視すべきかを規定しており、外部委託されたプロセスも品質マネジメントシステムの一環として扱うことを求めています。
委託先の選定やパフォーマンスの評価、適切なコミュニケーションが求められこれにより、リスクを最小限に抑え、品質を維持し、顧客満足度を高めることが可能です。
本記事にて、ISO9001が求める外部委託管理の具体的な要求事項についても解説していきます。
品質マネジメントシステム普及の応援が目的のサイトです!「難解な規格を簡単に解説」をモットーに、「ちょっと相談したい」ときに頼りになるコンサルタントを目指しています!まずはお気軽にご連絡ください★
「無料で学ぶ」「有料で実践する」——皆様の目的に合わせて活用可能です!
✅ QMS・品質管理・製造ノウハウを無料で学びたい方へ
👉 本サイト「QMS学習支援サイト」を活用しましょう!「QMSについて知りたい」「品質管理の基礎を学びたい」方に最適!
✔ IATF 16949やISO 9001・VDA6.3の基礎を学ぶ
✔ 品質管理や製造ノウハウを無料で読む
✔ 実務に役立つ情報を定期的にチェック
✅ 実践的なツールやサポートが欲しい方へ
👉 姉妹サイト「QMS認証パートナー」では、実務で使える有料のサポートサービスを提供!「すぐに使える資料が欲しい」「専門家のサポートが必要」な方に最適!
✔ コンサルティングで具体的な課題を解決
✔ すぐに使える帳票や規定のサンプルを購入
✔ より実践的な学習教材でスキルアップ
皆様の目的に合わせて活用可能です!
・当サイトの内容は、あくまでもコンサルタントとして経験による見解です。そのため、保証するものではございません。 ・各規格の原文はありません。また、規格番号や題目なども当社の解釈です。 ・各規格については、規格公式サイトを必ず確認してください。 ・メールコンサルティングは空きあります(2025年6月現在)。この機会に「ちょっと相談」してみませんか?1週間の無料サービス期間を是非ご利用ください。 →サービスのお問い合わせはこちら |
2025年:新企画始動告知!
メールコンサルティング初回契約:初月50%以上割引★
サービス詳細はこちら
・オンラインコンサル/現地コンサルの空き状況について
【現在の空き状況:2025年6月現在】
・平日:6時間以上ご利用で月1回のみ
・夜間:19:30-21:00でご相談承ります
・土日:少々空きあります
オンライン会議システムを利用したコンサル詳細はこちら
ISO9001の構築・運用のコツは「規格の理解」と「ルールと記録の構築」の2つがカギ!教材とサンプルを利用しつつ、相談しながら低コストで対応可能なノウハウをご提供いたします!
【ISO9001:おすすめ教材】
👑 | 教材No. | タイトル:詳細はこちら |
1 | No.3-001 | ISO9001学習支援教材 |
2 | No.9121 | 顧客満足度調査表 |
3 | No.72-1 | 個人の力量と目標管理シート |
○:お振込・クレジットカード払いが可能です。
○:請求書・領収書の発行は簡単ダウンロード!
→インボイス制度に基づく適格請求書発行事業者の登録番号も記載しています。
○:お得なキャンペーン情報などは本記事トップをご確認ください。
この記事の目次
ISO9001における「外部委託」とは?
ISO9001における「外部委託」とは、組織が自社の製品やサービスに関連するプロセスの一部を外部の第三者に委託することを指します。これは、例えば製造業では製品の一部の加工、テストサービス、メンテナンス業務などが該当します。
外部委託は、組織が必要な専門知識やリソースを内部に持たない場合や、効率化やコスト削減を目指す際に頻繁に活用されます。しかし、ISO9001の規格では、外部委託されたプロセスも組織の品質マネジメントシステム(QMS)の一環として管理することが要求されています。
これは、外部委託先が提供するサービスや製品が組織全体の品質に直接的な影響を与えるためであり例えば、外部委託した部品の品質が不良であれば、最終製品にも影響が及び、顧客満足度が損なわれるリスクがあります。
したがって、外部委託先が適切な品質基準を遵守し、製品やサービスが期待通りの品質を満たしていることを組織が保証する責任があることを意味しています。
関連記事
ISO9001が求める外部委託の管理要求
ISO9001では、外部委託されたプロセスに対しても、品質マネジメントシステムの要求事項を満たすよう管理しなければならないと定めています。具体的には、外部委託先の選定、契約の内容、パフォーマンスの監視、問題が発生した際の是正措置など、委託先との協力体制を確立することが求められます。
さらに、ISO9001の規格に準拠するためには、外部委託のプロセスが組織の全体的な品質方針や目標にどのように影響を与えるかを明確に理解し、その品質を維持・向上させるための適切な管理体制を構築することが不可欠です。
つまり、組織は外部委託によるリスクを最小限に抑えつつ、品質の一貫性を保つための取り組みを継続的に行う必要があります。外部委託を管理することは、顧客満足度の向上や法的要求事項の遵守を確実にする上で重要な役割を果たします。
外部委託プロセスの特定と影響の理解
外部委託するプロセスが製品やサービスの品質に与える影響を理解することは、ISO9001の管理要求において非常に重要です。組織はまず、どのプロセスを外部委託するかを明確にし、そのプロセスが最終製品やサービスにどのような影響を与えるかを評価する必要があります。
この評価は、品質リスクを識別し、外部委託先がそのリスクを管理できるかを確認するためのものです。例えば、製品の一部を外部委託する場合、その部品が最終製品の性能や安全性に直接的に影響を及ぼすかどうかを評価し、委託先の選定に役立てます。
外部委託プロセスが品質に与える影響を理解することで、組織はより適切な管理手段を講じることができ、外部委託先の選定や管理が効果的に行えます。
関連記事
QMS認証パートナーの人気サービスのご紹介
📩 QMSメール相談サービス
サービスの詳細はこちら
ISO9001・IATF16949・VDA6.3に関するちょっとした疑問や不安。「誰かに聞けたらすぐ解決するのに…」と感じたことはありませんか?
そんな現場の声に応える「質問1回から使える専門相談サービス」です。
面談不要、メールだけで完結。
初回は無料で1回質問OKなので安心
月額プラン(サブスク形式)なら何度でも安心相談!
→審査直前の駆け込み対応や、日々の運用相談もまとめてサポートいたします。
外部委託先(サプライヤー)の選定と評価
外部委託先の選定と評価は、ISO9001における外部委託管理の重要なステップです。組織は、委託先の技術的能力、過去の実績、品質管理体制などを基に、適切なパートナーを選定しなければなりません。選定基準には、委託先が品質要求事項を満たし、納期を遵守できるかどうかも含まれます。
さらに、外部委託先が品質基準に合致しているかどうかを定期的に評価し、問題があれば是正措置を講じることが求められます。この評価プロセスは、製品やサービスの品質を維持し、最終的な顧客満足度に影響を与えないための重要な管理手段です。
適切な委託先を選定し、定期的に評価することで、組織は外部委託のリスクを最小限に抑え、品質の一貫性を確保できます。
供給者パフォーマンス評価用教材のご紹介
帳票名 | 供給者パフォーマンス評価表 | ||
---|---|---|---|
納品形式 | ダウンロード | ||
ファイル形式 | Excel:貴社にて自由にカスタマイズ可能です | ||
特徴 | 供給者管理の要求事項を徹底サポート!供給者パフォーマンス評価表と購買管理規定で、信頼性の高いサプライチェーンと品質向上を実現。効率的な購買要求事項の対応運用に最適です! | ||
詳細 | 商品詳細はこちら | ||
関連規定 | No.8410_購買管理規定 |
外部委託の品質要求事項の明確化
外部委託する際には、品質要求事項を明確に定義し、それを契約に反映させることが必要です。これには、製品やサービスの品質基準、納期、監査の要件、問題が発生した場合の対応方法などが含まれます。
明確な要求事項がないと、外部委託先が品質要求を理解せず、結果的に不良品や納期遅延などのトラブルが発生するリスクが高まりそのため、契約段階で詳細な品質要求を定義し、外部委託先と合意することが重要です。
また、定期的に委託先とのコミュニケーションを行い、品質要求が適切に理解され、遵守されていることを確認することも求められます。
外部委託プロセスの監視と評価
ISO9001では、外部委託されたプロセスのパフォーマンスと品質を継続的に監視・評価することが求めています。監視の目的は、委託先が契約に基づいた品質要求事項を満たしているかどうかを確認し、問題が発生した場合には迅速に対応することです。評価方法としては、定期的な品質監査やパフォーマンス指標のレビュー、製品サンプルのテストなどが挙げられます。
これにより、外部委託先のパフォーマンスを確認し、必要に応じて改善要求を行うことができまた、外部委託先のパフォーマンスに基づいて契約の見直しや継続の判断を行うことも重要です。
関連記事
外部委託先との効果的なコミュニケーション
外部委託先との効果的なコミュニケーションは、品質問題の早期発見やトラブルの迅速な解決に繋がります。ISO9001では、委託先との継続的な情報共有や定期的な会議を通じて、品質要求事項が適切に理解され、実行されていることを確認することが求められています。
特に、品質に関するフィードバックやパフォーマンス評価結果をタイムリーに伝え、委託先が継続的な改善を行えるようにすることが重要です。効果的なコミュニケーションによって、組織と委託先の信頼関係が強化され、品質の向上やトラブルの未然防止が促進されます。
関連記事
外部委託プロセスにおける是正措置と継続的改善
外部委託されたプロセスに問題が発生した場合、ISO9001では是正措置を講じることが求められます。是正措置の目的は、問題の原因を特定し、再発防止策を講じることです。また、是正措置だけでなく、継続的改善を行うこともISO9001の要求事項です。
継続的改善を通じて、組織全体の品質管理体制が強化され、外部委託プロセスも効果的に運用されます。外部委託先との協力の下、問題発生時には迅速に対処し、品質の一貫性と顧客満足度を高めることが重要です。
関連記事
さらに!今だけ特典
ご購入金額に応じて「無料メールコンサルティング」サービスをプレゼント!Web記事担当兼コンサルタントが皆様のお悩みにお答えします。
✅ 10,000円以上ご購入:1件(1問)
✅ 30,000円以上ご購入:3件(3問)
✅ 50,000円以上ご購入:5件(5問)
※ご購入後、お問合せページより無料メールコンサル申し込み連絡をお願いします!
お問合せページはこちら
ISO9001:外部委託のまとめ
ISO9001における外部委託プロセスの管理は、組織全体の品質マネジメントにとって重要な役割を果たし、外部委託されたプロセスも組織の品質目標と顧客満足度を維持するために、適切に管理される必要があります。
これには、外部委託先の選定、品質要求事項の明確化、監視・評価、効果的なコミュニケーション、そして問題発生時の是正措置と継続的改善が含まれ、これらのプロセスをしっかりと実行することで、組織は外部委託によるリスクを最小限に抑えながら高品質な製品やサービスを顧客に提供し続けることができます。
ISO9001に基づく外部委託管理は、品質管理体制の一部として組織の競争力を高め、長期的な成功を支える重要なフレームワークです。適切な管理と監視を行うことで、外部委託プロセスも組織全体の品質マネジメントシステムに統合され、顧客からの信頼を築くことができます。

【このサービスが人気の理由】 ①:本当に必要な部分だけを相談できるから、コスパが抜群 ②:難しい要求事項も、実際の現場に合わせたわかりやすい説明がもらえるから ③:初めてでも安心!専門用語をかみ砕いた、丁寧なサポートが受けられるから |
【サービスの特徴】
品質マネジメントの悩みは、お気軽にご相談ください。IATF16949・ISO9001・VDA6.3に精通した専門家が、メールで丁寧にお応えします。「これって聞いていいのかな?」という疑問も、まずは1回お試しください。初回は無料。1質問から気軽に使えるから、コンサル契約前の“確認用”としても最適です。
お客様からいただいたお声はこちら
相談内容:3つの約束
IATF16949・ISO9001・VDA6.3に関する疑問や実務の悩みに対応しています。
要求事項の意味を分かりやすく解説し、現場での実践につながるポイントまで丁寧にお伝えします。
審査対応や文書作成、FMEA・CPの見直し、品質目標やKPI設定など、幅広いテーマに対応可能です。
「この質問はしていいのかな?」と悩む前に、まずはお気軽にご相談ください!
お問い合わせページはこちら