IATFを認証取得するメリットは、近年非常に注目され、多くの日本企業が取得を目指しているのが現状です。しかし、IATFは取得するメリットだけではなく、運用上のデメリットも存在するため、認証取得を躊躇する中小企業様は多いです。
今回の記事は、IATFの認証取得のメリット・デメリットについてわかりやすく解説します。
知識・経験を活かし、品質マネジメントシステムの規格を幅広い方々に理解いただき、各規格の普及のお手伝いができればという思いで立ち上げました!難解な内容も、知識と経験でわかりやすく解説していきますので、これからもよろしくお願いします!あくまでも個人の見解となりますので、ご理解いただき是非参考にしていただければ幸いです★
【Ver.2-0にて大幅アップデートした内容】
①審査・監査で見られる構築学習ポイントを大量追加
②図解解説大量追加でさらにわかりやすく
③WEB記事では公開できない「極秘ノウハウ」追加
④特に質問が多い内容を詳細解説追加
⑤どんな規定・帳票が必要かを「表形式」で紹介
多くの方からご要望された内容を大量追加しているので、さらなるご満足がいただけるIATF16949:認証や維持そして、管理のための「サポート教材」となっております。
特に審査・監査で見られるポイントを大量追加しているので、認証取得・維持管理に苦労されている方にもおすすめです!
★お支払いはお振込・クレジットカード払い可能です!
★請求書・領収書発行可能です!
目次
IATFを認証するメリットは大きい
近年、IATFの認証取得を目指してプロジェクトを発足する企業が増えています。その理由は明確で、認証には組織内部と対顧客、つまり外部に対する大きなメリットがあるからです。
内部的なメリットとしては、組織の品質管理体制が強化されることが挙げられ、外部的には、認証によって顧客からの信頼を得ることができるため、企業の競争力が向上します。
これらの要素が、IATFの認証取得を目指す企業が多い背景となっています。
次に、内部・外部のメリットについて詳しく見ていきましょう。
IATF:認証取得の内部メリットとは何?
IATFの認証取得を目指す大きな内部的メリットは、自社の品質管理システムが自動車産業の厳格な基準に適合していることを証明できる点です。
これにより、顧客に対して自社の製品やサービスの信頼性を保証することができます。
また、日本の自動車産業において認証取得は、他社との差別化にも寄与します。さらに、顧客からの第二者監査を低減するために、IATFを推奨する企業が増加していることも背景にあります。
顧客からの監査による負担が減ることで、品質向上やコスト削減が効率的に行えるという隠れた内部メリットもああると言えます。
関連記事
IATF:認証取得の外部メリットとは何?
外部的なメリットとして最も大きいのは、認証取得による顧客からの信頼獲得と、強力な宣伝効果です。
IATFの認証を持っていることで、国内外の自動車産業顧客に対する営業活動が効率的に進められるようになります。実際、IATFを取得したことで、欧州の自動車顧客の獲得に成功した企業も多く、その効果は絶大です。
特に、欧州の自動車業界ではこの認証が不可欠(必須と言っても過言ではない)となっており、認証の有無がビジネス機会を大きく左右します。このように、外部メリットを最大限に活用することで、企業の成長を促進します。
人気記事
欧州自動車産業顧客の傾向として、IATF取得を必須としながらVDA6.3での監査対応が求められます。そのため、IATFを取得していてもなかなか顧客監査に合格できないことも多いので、VDA6.3の対応も準備しましょう!
IATFを認証取得するデメリット
IATFをこれから取得することを目指すまたは、すでに取得済みの企業様を含め、デメリットが存在することも忘れてはいけません。
次にデメリットについて解説します。
投資と管理コストの増加
IATFの取得をすることのデメリットの一つに「投資と管理コストの増加」が挙げられます。
非常に品質要求レベルが高いため、取得までの構築期間や費用もコストとして乗っかります。また、構築後もISO9001よりも運用コストはかかります。この運用コストとは具体的には管理コスト・投資コストなど様々です。
高い品質管理コストがかかる為、人件費・管理費などが上乗せしてくることも容易に想像できますが、これらは構築段階できちんと規格要求事項を理解して仕組みを作ることで最大限負荷を低減することができます。
IATFの構築をすると「取得すること」に目が行き、維持・管理に目がいかないことがほとんど。要求事項をそのまま運用すると莫大な管理費がかかるのは目に見えています!
①管理コストを抑えて取得したい。
②取得後に管理コストが掛かって困っている。
こんな悩みがあれば、是非弊社のメールコンサルティングサービスをご活用いただき、単発的な課題解決に取り組んで行ければ幸いです。取得後のお客様からも多数ご相談を承っております!
メールコンサルティングサービスについて
⇒詳細はこちら
コンサルタントとの相性が悪いと取得に時間がかかる
①不慣れなコンサルタントに高額費用を支払って成果がでない。
②コンサルタントの闇雲な構築(認証取得だけを目的とした構築)。
③コンサル費用以外にも多額な費用を要求される。
コンサルタントにももちろん問題があるかもしれませんが、組織としても必要なことを理解して構築しないと、IATF取得のデメリットがメリットを上回ってしまうので注意が必要です。
当サイトでは、24時間いつでも相談可能なメールサービスを展開しております。是非この機会にご利用いただき、貴社における構築の悩みをご相談いただければ幸いです。
グローバル化に対応した品質能力を備えよう!
不景気に直面している日本。コロナやウクライナ戦争などが重なり、日本は非常に厳しい状況に見舞われています。
そのためには、グローバル品質に対応した組織作りが必要です。しかし、その組織を作るにしてもどのように構築するかを考えるのは難しいです。
そこで活用できるのがIATFの認証取得です。
グローバル品質要求に対応できるIATFであれば、前述した広告宣伝のみならず、経営的視点でも高い要求(トップマネジメントのリーダーシップ)をされているので、従業員への意識付けや方向付けにも活用することができます。
おすすめ記事
IATFの認証取得が少ない日本だからこそチャンス!
日本企業は「モノづくり日本」という看板を持っているから安心と思っている企業も多いかもしれません。
しかしその考えはもう古く、今はその品質を証明できる根拠が提示できなくてはなりません。その一つがISO9001などの品質規格ですが、自動車産業にはそれだけでは要求品質を満たすことはできません。
IATF取得企業が多い中国が1位で、現在の日本は6位程度です。
日本と中国とを比較すると約20倍ほど離れ、ドイツとは3倍くらい取得企業数に差があります。
品質大国の日本が更なる顧客獲得を目指すには、高い品質能力を備えたことを証明するIATFは必要不可欠になることは近い将来十分あり得るため、今から準備しておくことを強くおすすめします。
おすすめ記事
IATF取得を目指すなら正しい構築を!
品質規格取得の際は、専門のコンサルタントへ依頼する企業様が多いと思います。
しかし、コンサルタントはピンキリの為、必ずしも正しい構築を手助けしてくれるとは限りません。
実際に私がかかわった企業の中で依頼したコンサルタントは、正直XXでした(笑)。
つまり取得を目指すためには、組織として必要な知識をある程度身に着けたうえでコンサルタントに依頼しないとババを引いた時の対処は不可能です。
また、取得してから仕組みを再構築する際も、コンサルタントへの任せきりで取得した企業様は、大変苦労されているのを目の当たりにしています。
そうならないためにも、規格要求事項をしっかり理解すること・要求事項に合った仕組み(大事なのは記録を残す帳票の仕組み)を構築することです。
当サイトでは様々な構築ノウハウ(教材や帳票(事例付き))を販売しております。是非ご活用いただければ幸いです。
IATF認証取得のメリット・デメリットまとめ
IATFの認証取得のメリット・デメリットについての記事はいかがでしたでしょうか?
IATFは社内外における大きなメリットがある一方で、構築労力やその費用・維持費にはデメリットを生み出してしまうことも多いです。
その原因は、規格解釈を組織の中できちんと理解されて行われていないため、コンサルタントの言いなり(言い方は悪いですが)なって構築してしまている企業様に多く見られます。
そうならないためにも、きちんと理解し、コストアップを最小限にすることが非常に重要だと考えています。
それではまた!
IATF16949&ISO9001の構築ご支援:メールにて承ります!
A:月額20,000円のメールコンサルティングサービスには、IATF・ISO9001における品質マネジメントシステムに関する質問への回答、プロセス構築と改善のアドバイス、規格要求事項に関するご説明などが含まれます。メールでのやり取りを通じて、貴社の状況に応じた具体的なサポートを提供しいたしております。
A:基本的には月に何度でもメールで質問を送っていただいてOKです。ただし、回答には通常1〜3営業日を頂いております(多くはその日の内に回答可能です!)。やり取りの回数に制限はありませんが、1つのメールにつき明確な質問やテーマを設定していただくようお願いしております。
A:現在のサービスはメールのみの対応となっておりますが、追加料金にて電話やビデオ会議での相談も承ります。詳細については別途お問い合わせください。
※2024年現在は、メールコンサルティング以外数カ月先まで予約がいっぱいとなっております。空き次第、弊社HPでアナウンス致します。
A:はい、もちろんです。初心者の方でもわかりやすく丁寧にサポートいたします。初めての導入に必要なステップや、どのように進めていくべきかも具体的にアドバイスいたしますので、安心してご利用ください。
A:サービスの解約は、次回請求日の2週間前までにメールにてご連絡いただければ対応いたします。解約にあたって特別な手続きは必要なく、解約後は翌月から請求されません。また、一度解約しても何度でも契約できますのでご安心ください。ただし、銀行振込の場合、一度でもその月に質問されますと請求が発生しますので、あらかじめご了承ください。
『IATF 16949』はInternational Automotive Task Force(IATF)の登録商標です。当サービスはIATFの認定を受けたものではなく、独自に認証取得を支援するサービスを提供しています。
※当サービスおよび教材は、IATF16949の認証取得を支援するための情報を提供するものであり、認証取得を保証するものではありません。認証の可否は審査機関の判断によります。