今回はIATF:4.3.2の顧客固有要求事項の規格解釈、構築ポイントについて解説いたします。顧客固有要求事項を理解することは、IATFを運用する上でとても重要な内容です。自動車産業顧客と取引する上で、この言葉をきちんと理解していないと何をやっていいかわからないといった状態にもなりえます。顧客固有要求事項をどのように抽...
条項 | 題目 | ISO9001 | IATF |
第4章 | 組織の状況 | 〇 | 〇 |
第5章 | リーダーシップ | 〇 | 〇 |
第6章 | 計画 | 〇 | 〇 |
第7章 | 支援 | 〇 | 〇 |
第8章 | 運用 | 〇 | 〇 |
第9章 | パフォーマンス評価 | 〇 | 〇 |
第10章 | 改善 | 〇 | 〇 |
IATF 16949の第4章「組織の状況」は、組織が自身の内外環境を理解し、その品質マネジメントシステム(QMS)が組織の目的と戦略的方向性に合致していることを確保することを要求します。
この章は、組織が関連する内部および外部の問題を識別し、製品やサービスの提供に影響を及ぼすことができる関心を持つ当事者を特定することを求めています。これには、顧客要求、法規制要求、技術的な進歩、市場の競争状況などが含まれます。
組織は、これらの要因がQMSの有効性に及ぼす潜在的な影響を評価し、これらの要素を戦略計画に組み込む必要があります。また、組織の目的やQMSの範囲を設定する際にも、これらの内外環境の要因を考慮する必要があります。
第4章は、組織が変化に対応し、リスクと機会を管理するためのプロセスを確立することを奨励しており、組織が持続可能な成功を達成するためには、これらの外部および内部の要因を効果的に管理する必要があると強調しています。
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