今回はISO9001:7.1.2の「人々」についての規格解釈、構築ポイントについて解説いたします。品質マネジメントシステムを運用するためには、人・物(設備など)・お金がかかります。ISO9001:7.1.2の人々の意味は、運用に必要な「人的資源」を明確にし、会社は組織運用の中で必要な人を提供することを意味しています。...
条項 | 題目 | ISO9001 | IATF |
第4章 | 組織の状況 | 〇 | 〇 |
第5章 | リーダーシップ | 〇 | 〇 |
第6章 | 計画 | 〇 | 〇 |
第7章 | 支援 | 〇 | 〇 |
第8章 | 運用 | 〇 | 〇 |
第9章 | パフォーマンス評価 | 〇 | 〇 |
第10章 | 改善 | 〇 | 〇 |
ISO 9001の第7章「支援」は、品質マネジメントシステム(QMS)の実施、維持、連続的な改善を支援するために必要なリソースに焦点を当てています。この章では、組織が目標を達成し、顧客満足度を向上させるために必要な人的、物理的、技術的リソースの特定、提供、維持に関する要求事項が定められています。
主な項目としては、次のような内容が含まれます:
- 人的リソース:適切な人材が配置され、教育、訓練、能力開発を通じて適切な能力が維持されることを保証します。
- インフラストラクチャー:製品やサービスの提供に必要な建物、作業スペース、関連設備、ハードウェア、ソフトウェアなどの物理的なリソースの管理が含まれます。
- 作業環境:効果的な運営を支えるための作業環境の条件を設定します。
- 監視と測定リソース:品質管理プロセスの有効性を監視し、改善活動をガイドするために必要な監視、測定装置、技術の確保と校正が求められます。
- 知識管理:組織が保有する、またはアクセスできる知識が適切に管理され、必要に応じて活用されることを保証します。
第7章は、組織が顧客要求と法的、規制的要求を満たし、品質目標を達成するために必要な全てのリソースを適切に管理し、維持するための枠組みを提供します。
れにより、組織の効率性と効果性が向上し、顧客満足度の向上につながります。
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