
皆さんの会社では、経営層の意思・行動方針をきちんと組織へ展開できていますか?ISO9001:7.3の認識で大事なことは、「品質方針」「品質目標」「品質マネジメントシステムの有効性」を組織に認識する仕組みを要求です。
今回はISO9001:7.3_認識の規格解釈、構築ポイントについて解説いたします。
品質マネジメントシステム普及の応援が目的のサイトです!「難解な規格を簡単に解説」をモットーに、「ちょっと相談したい」ときに頼りになるコンサルタントを目指しています!まずはお気軽にご連絡ください★
「無料で学ぶ」「有料で実践する」——皆様の目的に合わせて活用可能です!
✅ QMS・品質管理・製造ノウハウを無料で学びたい方へ
👉 本サイト「QMS学習支援サイト」を活用しましょう!「QMSについて知りたい」「品質管理の基礎を学びたい」方に最適!
✔ IATF 16949やISO 9001・VDA6.3の基礎を学ぶ
✔ 品質管理や製造ノウハウを無料で読む
✔ 実務に役立つ情報を定期的にチェック
✅ 実践的なツールやサポートが欲しい方へ
👉 姉妹サイト「QMS認証パートナー」では、実務で使える有料のサポートサービスを提供!「すぐに使える資料が欲しい」「専門家のサポートが必要」な方に最適!
✔ コンサルティングで具体的な課題を解決
✔ すぐに使える帳票や規定のサンプルを購入
✔ より実践的な学習教材でスキルアップ
皆様の目的に合わせて活用可能です!
・当サイトの内容は、あくまでもコンサルタントとして経験による見解です。そのため、保証するものではございません。 ・各規格の原文はありません。また、規格番号や題目なども当社の解釈です。 ・各規格については、規格公式サイトを必ず確認してください。 ・メールコンサルティングは空きが少しあります(2024年12月現在)。この機会に「ちょっと相談」してみませんか?1週間の無料サービス期間を是非ご利用ください。 →サービスのお問い合わせはこちら |
2025年:新企画始動告知!
メールコンサルティング初回契約:初月50%以上割引★
サービス詳細はこちら
・オンラインコンサル/現地コンサルの空き状況について
【現在の空き状況:2025年1月現在】
・平日:6時間以上ご利用で月1回のみ
・夜間:19:30-21:00でご相談承ります
・土日:少々空きあります
オンライン会議システムを利用したコンサル詳細はこちら

条項 | 題目 | ISO9001 | IATF |
第4章 | 組織の状況 | 〇 | 〇 |
第5章 | リーダーシップ | 〇 | 〇 |
第6章 | 計画 | 〇 | 〇 |
第7章 | 支援 | 〇 | 〇 |
第8章 | 運用 | 〇 | 〇 |
第9章 | パフォーマンス評価 | 〇 | 〇 |
第10章 | 改善 | 〇 | 〇 |
条項 | 題目 | ISO9001 | IATF |
7.1.1 | 一般(資源計画) | 〇 | 〇 |
7.1.2 | 人々 | 〇 | 〇 |
7.1.3 | インフラストラクチャ | 〇 | 〇 |
7.1.3.1 | 工場、施設及び設備の計画 | 〇 | |
7.1.4 | プロセスの運用に関する環境 | 〇 | 〇注記 |
7.1.4.1 | プロセスの運用に関する環境-補足 | 〇 | |
7.1.5 7.1.5.1 |
一般(監視及び測定のための資源) | 〇 | 〇 |
7.1.5.1.1 | 測定システム解析 | 〇 | |
7.1.5.2 | 測定のトレーサビリティ | 〇 | 〇注記 |
7.1.5.2.1 | 校正/検証の記録 | 〇 | |
7.1.5.3.1 | 内部試験所 | 〇 | |
7.1.5.3.2 | 外部試験所 | 〇 | |
7.1.6 | 組織の知識 | 〇 | 〇 |
7.2 | 力量 | 〇 | 〇 |
7.2.1 | 力量-補足 | 〇 | |
7.2.2 | 力量-業務を通じた教育訓練(OJT) | 〇 | |
7.2.3 | 内部監査員の力量 | 〇 | |
7.2.4 | 第二者監査員の力量 | 〇 | |
7.3 | 認識 | 〇 | 〇 |
7.3.1 | 認識-補足 | 〇 | |
7.3.2 | 従業員の動機付け及びエンパワーメント | 〇 | |
7.4 | コミュニケーション | 〇 | 〇 |
7.5.1 | 一般(文書化した情報) | 〇 | 〇 |
7.5.1.1 | 品質マネジメントシステムの文書類 | 〇 | |
7.5.2 | 作成及び更新 | 〇 | 〇 |
7.5.3 7.5.3.1 7.5.3.2 |
文書化した情報の管理 | 〇 | 〇 |
7.5.3.2.1 | 記録の保管 | 〇 | |
7.5.3.2.2 | 技術仕様書 | 〇 |
ISO9001/IATF16949の構築・運用のコツは「規格の理解」と「ルールと記録の構築」の2つがカギ!現在とのギャップを埋める教材とサンプルを利用しつつ、相談しながら低コストで対応可能なノウハウをご提供いたします!
【QMSおすすめ商品】
👑 | 教材No. | タイトル:詳細はこちら |
1 | No.1-001 | IATF16949+ISO9001学習支援教材 |
2 | No.2-001 | コアツール学習支援教材(IATF) |
3 | No.3-001 | ISO9001学習支援教材 |
【補足】
○:お振込・クレジットカード払いが可能です。
○:請求書・領収書の発行は自動で行えます!
○:お得なキャンペーン情報などは本記事トップをご確認ください。
この記事の目次
ISO9001:7.3_認識の規格解釈
この要求事項の意図は、組織に対して品質マネジメントシステムを運用するにあたり大事な「品質方針」「品質目標」をきちんと認識させるつまり、「自覚させる」ことを意図しています。
よく認識という言葉は「知っていればいい」と思われがちですが、大事なことは「自覚」です。
単に受け身の姿勢ではなく、積極的に品質マネジメントシステムに関与し、取り組むこと・役割を認識することが求められます。
その為、この要求事項は「認識」という言葉を用いられ、品質方針・品質目標を組織に認識させると共に、品質マネジメントシステムにおける自らの貢献を認識させパフォーマンスの向上に努めるといった意図があります。
ISO9001:7.3_認識の要求事項では、それらを組織に従事する従業員全て(社員・契約社員・パート・アルバイト・派遣社員含む)に適切な方法で展開することが求められています。
次に構築ポイントについて見ていきましょう。
品質方針・品質目標を認識させる
ISO9001:7.3の要求事項では、以下のようなことが大事です。
ここで大事なことは、「組織の管理下」とは、社員だけではなく、契約社員・パート・アルバイト・派遣社員それら全ての方に、品質方針・品質目標を認識させることが大事です。
多くの企業が行うやり方として、以下のような認識させる方法があります。
②品質目標のポスター掲示
③HPで企業方針・品質方針の開示
関連要求事項:ISO9001:5.2.2_品質方針の伝達
④品質目標・品質方針に変更が入った場合は、教育の実施とその記録の保管
これらを用いて、従業員全てに認識させることができます。また、ただ伝えるだけではなく、教育したらその記録を教育記録として保管することで、証拠を残すこともできます。
品質方針・品質目標に変更が発生した場合は、必ず変更箇所について教育を実施するようにしてください。
「自らの貢献度」は年1回の考課・査定が有効
ISO9001:7.3の要求事項では、以下のようなことが大事です。
品質マネジメントシステムを運用する中で、各個人の仕事の役割を明確にし、その実績を評価する仕組みを構築する必要があります。
これは多くの会社が行っている「個人の目標設定」で担保することができます。
例えば、品質管理部であれば「不良率を2%から1%に低減する」という個人に目標を与えた場合、その方の役割例えば、PDCAを回しながらその結果をアウトプットし、その成果を評価するような仕組みが構築できれば問題ありません。
きちんと評価制度を設けている会社であれば、個人の仕事の監視と結果のアウトプットで担保できるので、過剰管理をする必要はありません。
IATF16949・ISO9001・VDA6.3対応 メール相談サービス
時間や場所の制約なく、品質管理の悩みを専門家に相談!
対面やオンライン会議は面倒…でも、気軽に専門家の意見を聞きたい!
品質マネジメントシステムの課題に直面したとき、「いますぐ専門家に相談したい」と思うことはありませんか?そんな企業様のために、IATF16949・ISO9001・VDA6.3に特化したメール相談サービスをご用意しています!
✅ 社内にノウハウがなく、品質マネジメントの進め方が分からない… ✅ 審査前の最終チェックをしたいけど、誰に相談すればいい? ✅ 不適合を指摘されたけど、どう対応すればいい? |
このようなお悩みを、場所や時間の制約なく、メールで気軽に専門家へ相談できるサービスです!
圧倒的なコスパを実現!
無料お試し期間あり!
品質マネジメントシステムの運用の意味を教育
ISO9001:7.3の要求事項では、以下のようなことが大事です。
品質マネジメントシステムの要求事項に「適合しない」という意味は、QMS運用にあたりルールが定められた「品質マニュアル」「規定」「帳票」など定められたルールを遵守していないことを指します。
例えば、作業者が行う設備点検について定められた内容・頻度で点検を行わなかった場合、製品への影響はどうなりますか?
顧客に不良を流出させることや不良率アップ、それに伴う廃棄率アップなど顧客や自社への損害も与えかねません。それらの意味をわかった上で作業に取り組むことで、不良率低減や顧客への影響も少なくなります。
つまり、品質マネジメントシステムをきちんと取り組むことを教育することを意味しているので、必ず従業員に説明し、理解した状態でQMSを運用を行うことが重要です。
【サンプルで楽々構築】
力量評価の要求事項を徹底サポート!個人の力量と目標管理シート、教育記録、スキルマップ、教育訓練管理規定で、効率的な教育訓練とスキル管理を実現し、組織の成長と品質向上を支援します。
【帳票サンプル】 | No.72-1_個人の力量と目標管理シート |
【帳票サンプル】 | No.72-2_教育記録 |
【帳票サンプル】 | No.72-3_スキルマップ |
【規定サンプル】 | No.7201_教育訓練管理規定 |
ISO9001:7.3_認識の仕組みはどこに記載すればいい?
ISO9001の認識は、品質方針・品質目標の展開(従業員の認識を深める)ことを要求しています。この従業員への展開方法を品質マニュアルに記載することが重要です。
記載例としては以下のような方法があるので、自社にあった展開方法を確立するようにしましょう。
当社の従業員への品質方針・品質目標の展開方法は、品質ポスターとして、居室・会議室・従業員用玄関に掲示を行い、従業員への認識を深める活動を行う。
各年度初めの経営層からの品質目標が展開された時、各部門は品質目標に対する活動計画を作成し、経営層へのフィードバックを行う。
また、定められた品質目標に対する各担当者への理解を深める為、個人年度目標についての個人面談を行い、役割を明確に定める。

品質マネジメントシステムの構築に重要なのは、「要求事項に沿ったルールと記録」の2つです。サンプルを利用して構築をスムーズに進めてみませんか?構築・学習教材として是非ご利用ください!
①ISO9001教材:詳細はこちら
②ISO9001帳票:サンプルはこちら
③有料版記事:要求事項対策ヒント、審査攻略などはこちら
【補足】
○:お振込・クレジットカード払いが可能です。
○:請求書・領収書の発行は自動で行えます!
○:お得なキャンペーン情報などは本記事トップをご確認ください。
ISO9001:7.3に関するFAQ
メールコンサルティングでよくある質問をFAQ形式で3つご紹介致します!もっと詳しく質問したい場合は、是非「メールコンサルティングサービス」をご活用くださいね!どんな疑問についても丁重にお答えします!
「有料版記事」では、非公開ノウハウもどんどんアップしてますので、是非ご利用いただければ幸いです。
【ピックアップ:有料版記事情報】
ISO9001:認証審査/定期監査の質問厳選事例特集はこちら
IATF16949:認証審査/定期監査の質問厳選事例特集はこちら
ISO 9001では、従業員が自身の活動が品質目標に与える影響、要求事項の重要性、不適合がもたらす結果を理解することが求められます。これにより、個々の従業員が自発的に品質管理に貢献できる環境を作ります。
効果的な教育・訓練の実施、定期的なコミュニケーション、改善事例の共有、また目標達成に対する評価・フィードバックが有効です。日々の業務の中で品質管理の重要性を意識させる仕組みも役立ちます。
認識が不足していると、品質不良や顧客クレームが増加し、改善が滞る可能性があります。さらに、従業員の意識が低いと目標未達や効率低下を引き起こし、ISO 9001の維持にも支障をきたします。
ISO9001:7.3_認識:まとめ
ISO9001:7.3の認識の規格解釈および構築ポイントは如何でしたでしょうか?
ISO9001では、品質方針・品質目標の展開に対して非常に重要なポイントになります。
特に、審査の際は品質方針・品質目標が全ての従業員に展開されているかを、製造現場で働いているアルバイトの方にいきなり質問されるケースもあります。
一字一句覚えている必要はありませんが、「どこにポスターが掲示されているのか」「自分はどんな役割があるのか」それらの認識を深めることを常日頃から行うことが重要です。
それではまた!

メールにて有料サポート、簡易コンサルを行うプランです。現地コンサルタントのような顔を突き合わせてのコンサルティングがなく、Emailで24時間好きな時間に質問できるのが特徴です。また、リアルタイムでの対応が無い分、一般的なコンサルタントへ依頼するより 1/100以下のコストで済むという特徴があります。1週間の無料お試し期間がございますので、十分ご納得いただいてからのご利用が可能です!
【サポート内容】
要求事項規格解釈相談OK/品質マニュアルの作成アドバイス/規定の作成アドバイス/帳票の作成アドバイス/運用/構築アドバイス/審査アドバイス/社内認証プロジェクトの進め方アドバイス/社内教育アドバイス内部監査/第二者監査アドバイス/その他気になることなんでもOKです。
具体的な相談内容例
・IATF16949・ISO9001の審査で指摘された不適合の改善方法を知りたい
・VDA6.3の監査に対応するためのポイントを教えてほしい
・品質マニュアルや手順書の作成・見直しのアドバイスが欲しい
・管理計画(CP)やFMEAの作成・修正について相談したい
・品質目標の設定方法や、KPIの適切な管理方法を知りたい
・顧客からの品質要求に対応するための方法を教えて欲しい
「この質問はしていいのかな?」と悩む前に、まずはお気軽にご相談ください!