
品質マネジメントシステムの運用に関わらず、「コミュニケーション」をとりながら仕事やプロジェクトを進めることはとても大事ですよね!ISO9001:7.4コミュニケーションでは、このコミュニケーションについてどのように伝達していくのかを「決定しなさい」としているのが大事なポイントです。
今回はISO9001:7.4のコミュニケーションについての規格解釈、構築ポイントについて解説いたします。
品質マネジメントシステム普及の応援が目的のサイトです!「難解な規格を簡単に解説」をモットーに、「ちょっと相談したい」ときに頼りになるコンサルタントを目指しています!まずはお気軽にご連絡ください★
「無料で学ぶ」「有料で実践する」——皆様の目的に合わせて活用可能です!
✅ QMS・品質管理・製造ノウハウを無料で学びたい方へ
👉 本サイト「QMS学習支援サイト」を活用しましょう!「QMSについて知りたい」「品質管理の基礎を学びたい」方に最適!
✔ IATF 16949やISO 9001・VDA6.3の基礎を学ぶ
✔ 品質管理や製造ノウハウを無料で読む
✔ 実務に役立つ情報を定期的にチェック
✅ 実践的なツールやサポートが欲しい方へ
👉 姉妹サイト「QMS認証パートナー」では、実務で使える有料のサポートサービスを提供!「すぐに使える資料が欲しい」「専門家のサポートが必要」な方に最適!
✔ コンサルティングで具体的な課題を解決
✔ すぐに使える帳票や規定のサンプルを購入
✔ より実践的な学習教材でスキルアップ
皆様の目的に合わせて活用可能です!
・当サイトの内容は、あくまでもコンサルタントとして経験による見解です。そのため、保証するものではございません。 ・各規格の原文はありません。また、規格番号や題目なども当社の解釈です。 ・各規格については、規格公式サイトを必ず確認してください。 ・メールコンサルティングは空きが少しあります(2024年12月現在)。この機会に「ちょっと相談」してみませんか?1週間の無料サービス期間を是非ご利用ください。 →サービスのお問い合わせはこちら |
2025年:新企画始動告知!
メールコンサルティング初回契約:初月50%以上割引★
サービス詳細はこちら
・オンラインコンサル/現地コンサルの空き状況について
【現在の空き状況:2025年1月現在】
・平日:6時間以上ご利用で月1回のみ
・夜間:19:30-21:00でご相談承ります
・土日:少々空きあります
オンライン会議システムを利用したコンサル詳細はこちら

条項 | 題目 | ISO9001 | IATF |
第4章 | 組織の状況 | 〇 | 〇 |
第5章 | リーダーシップ | 〇 | 〇 |
第6章 | 計画 | 〇 | 〇 |
第7章 | 支援 | 〇 | 〇 |
第8章 | 運用 | 〇 | 〇 |
第9章 | パフォーマンス評価 | 〇 | 〇 |
第10章 | 改善 | 〇 | 〇 |
条項 | 題目 | ISO 9001 |
重要 帳票 |
IATF 16949 |
重要 帳票 |
7.1.1 | 一般(資源計画) | 〇 | ● | 〇 | |
7.1.2 | 人々 | 〇 | ● | 〇 | |
7.1.3 | インフラストラクチャ | 〇 | ● | 〇 | |
7.1.3.1 | 工場、施設及び設備の計画 | 〇 | ● | ||
7.1.4 | プロセスの運用に関する環境 | 〇 | ● | 〇注記 | |
7.1.4.1 | プロセスの運用に関する環境-補足 | 〇 | ● | ||
7.1.5 7.1.5.1 |
一般(監視及び測定のための資源) | 〇 | 〇 | ||
7.1.5.1.1 | 測定システム解析 | 〇 | ● | ||
7.1.5.2 | 測定のトレーサビリティ | 〇 | 〇注記 | ||
7.1.5.2.1 | 校正/検証の記録 | 〇 | ● | ||
7.1.5.3.1 | 内部試験所 | 〇 | ● | ||
7.1.5.3.2 | 外部試験所 | 〇 | ● | ||
7.1.6 | 組織の知識 | 〇 | 〇 | ||
7.2 | 力量 | 〇 | 〇 | ● | |
7.2.1 | 力量-補足 | 〇 | |||
7.2.2 | 力量-業務を通じた教育訓練(OJT) | 〇 | |||
7.2.3 | 内部監査員の力量 | 〇 | ● | ||
7.2.4 | 第二者監査員の力量 | 〇 | ● | ||
7.3 | 認識 | 〇 | 〇 | ||
7.3.1 | 認識-補足 | 〇 | |||
7.3.2 | 従業員の動機付け及びエンパワーメント | 〇 | |||
7.4 | コミュニケーション | 〇 | ● | 〇 | |
7.5.1 | 一般(文書化した情報) | 〇 | 〇 | ||
7.5.1.1 | 品質マネジメントシステムの文書類 | 〇 | |||
7.5.2 | 作成及び更新 | 〇 | 〇 | ||
7.5.3 7.5.3.1 7.5.3.2 |
文書化した情報の管理 | 〇 | 〇 | ||
7.5.3.2.1 | 記録の保管 | 〇 | |||
7.5.3.2.2 | 技術仕様書 | 〇 |
ISO9001/IATF16949の構築・運用のコツは「規格の理解」と「ルールと記録の構築」の2つがカギ!現在とのギャップを埋める教材とサンプルを利用しつつ、相談しながら低コストで対応可能なノウハウをご提供いたします!
【QMSおすすめ商品】
👑 | 教材No. | タイトル:詳細はこちら |
1 | No.1-001 | IATF16949+ISO9001学習支援教材 |
2 | No.2-001 | コアツール学習支援教材(IATF) |
3 | No.3-001 | ISO9001学習支援教材 |
○:お振込・クレジットカード払いが可能です。
○:請求書・領収書の発行は簡単ダウンロード!
→インボイス制度に基づく適格請求書発行事業者の登録番号も記載しています。
○:お得なキャンペーン情報などは本記事トップをご確認ください。
この記事の目次
ISO9001:7.4のコミュニケーションの規格解釈
この要求事項の意図は、内部・外部のコミュニケーションにおける意思伝達方法やタイミングを明確にし、品質やサービス向上につなげることを意図しています。
例えば、品質トラブルが起きた時、みなさんの会社ではどのように意思伝達を行いますか?作業者の方はどなたに報告するのでしょうか?また、営業部にお客様から引き合いの連絡を受けた時、どなたに連絡すればよいでしょうか?
このように外部・内部のコミュニケーション先を明確にし、そのコミュニケーション手段も分かっていれば、業務品質の向上に繋がりますよね!
ISO9001:7.4のコミュニケーションでは、ビジネスにおける大事なコミュニケーションをルール化することを要求しているので、しっかり構築しましょう!
QMS認証パートナーの人気サービスのご紹介
📩 QMSメール相談サービス
サービスの詳細はこちら
ISO9001・IATF16949・VDA6.3に関するちょっとした疑問や不安。「誰かに聞けたらすぐ解決するのに…」と感じたことはありませんか?
そんな現場の声に応える「質問1回から使える専門相談サービス」です。
面談不要、メールだけで完結。
初回は無料で1回質問OKなので安心
月額プラン(サブスク形式)なら何度でも安心相談!
→審査直前の駆け込み対応や、日々の運用相談もまとめてサポートいたします。
内部コミュニケーション構築ポイント:社内会議を明確化
皆さんの会社では、沢山の会議を実施されていませんか(無駄な会議もあるかもしれませんが笑)?
製造業では、経営層への品質報告会を週1で行う「品質会議」といった会議があるかと思います。または、売り上げ拡大・既存顧客・新規顧客の引き合い・フォロー状況を営業部内で行う「販売促進会議」などもありますよね!工場があれば、工場生産計画会議なんかもあるかもしれません。
そういった会議を集めて会議の内部コミュニケーションを明確にすることが構築ポイントです。
また、その会議はどんなコミュニケーションをとるための会議でしょうか?品質会議なら顧客クレームや工程不適合率とその是正状況など内容を明確に記載しましょう!
次に、誰を対象にした会議かとその会議の主体部門を明確にしましょう。品質会議なら品質部長、品質課長、品質役員などが出席すると思うので対象者を記載するのと、どの部門が主管なのかを明記します。
最後にその会議の頻度を記載します。品質会議を1回/週実施しているのであれば、実態に合わせて記載すればOKです。
会議を行ったら「議事録」を残そう!
会議行った場合、必ず議事録を残すようにしましょう!コミュニケーションの結果、どのようなことが決定事項でどんなアクションをとるのかが決定されているはずです。それらの内容を議事録としてまとめ、出席者の捺印または、管理者の捺印をもらうことでコミュニケーションがきちんととられている証拠(エビデンス)として審査の際に提示ができます。
折角会議をやったのに議事録を残さないと数日後にはみんな忘れてしまうかもしれません。そういったことのないように、会議の議事録を残すのがポイントです。フォーマットはもちろんなんでもOK。
帳票 | No.7400_会議議事録テンプレート | ||
---|---|---|---|
納品形式 | ダウンロード | ||
ファイル形式 | Excel:貴社にて自由にカスタマイズ可能です | ||
特徴 | 会議の議題・決定事項・担当・期限・クローズ状況を一括管理できる議事録テンプレートです。ISO9001:7.4・9.1・10.2に対応し、改善活動の証跡・実効性を高める構成。会議の内容を確実に行動へつなげる運用ツールとして活用できます。 | ||
詳細 | 商品詳細はこちら | ||
関連教材 | No.3-001_ISO9001学習教材 |
内部コミュニケーションで個別重要事項は「方法」を明確に!
内部コミュニケーションは、前述のコミュニケーションツールの会議体が明確になっていれば基本的にはOKですが、品質マネジメントシステムを運用していくためには、重要なコミュニケーションだけは抽出しておくことがおすすめです。
例えば、顧客からの引き合い情報などを記録して社内展開するというのは非常に重要です。きちんと展開し、それを記録に残すことで業務品質が向上します。コミュニケーションの方法は、「会話」だけではなく、メールや連絡帳票も大事なコミュニケーション手段です。
そのような重要なコミュニケーションを抽出し、明確にすることで運用上も仕事がやりやすくなるので非常におすすめです。
外部コミュニケーション構築ポイント:自社が提供する情報
外部コミュニケーションというと、外部の方との会話をイメージしがちですが、ISO9001:7.4の意図は、自社が外部に情報をアウトプットすることを意味しています。
つまり、内部コミュニケーションと同様に、伝達内容、伝達方法、実施担当、対象者(仕入先・お客様など)、頻度を明確に表形式で表せばOKです。
よくある事例としては、HPで自社の「お知らせ欄」や「品質への取組」などで自社の情報をアウトプットしていますよね!
外部に何をアウトプットすべきかを明確にし、構築するのがポイントになるので、下記の表を基にまとめてみましょう。
ISO9001:7.4の内容はどこに記載さればいい?
コミュニケーション手段がまとまったら、そのルールを記載する必要があります。多くの会社では品質マニュアルの要求事項7.4項にルールが記載され、品質マニュアルの付表として記載している企業が多いです。
品質マニュアルの付表として保持することで、多くの方に周知できます。
他の方法としては、「コミュニケーション管理規定」を作成し、自社のコミュニケーションを管理していることを明確にすることでコミュニケーションの内容が追加になっても変更がスムーズに行うことができます。
おすすめは、品質マニュの付表として管理し保持した方が運用しやすいイメージがあります。
内部・外部のコミュニケーションのルールを表形式でまとめて管理しルール化すると、要求事項の「決定しなければならない」についてもルール化できてると判断されます。
また付表作成や規定化するその取り纏め部門は、社内全体を見渡せる「総務部」や「ISO事務局」などで作成すると無理なく構築できるので、検討してみましょう!
関連記事
さらに!今だけ特典
ご購入金額に応じて「無料メールコンサルティング」サービスをプレゼント!Web記事担当兼コンサルタントが皆様のお悩みにお答えします。
✅ 10,000円以上ご購入:1件(1問)
✅ 30,000円以上ご購入:3件(3問)
✅ 50,000円以上ご購入:5件(5問)
※ご購入後、お問合せページより無料メールコンサル申し込み連絡をお願いします!
お問合せページはこちら
ISO9001:7.4に関するFAQ
メールコンサルティングでよくある質問をFAQ形式で3つご紹介致します!もっと詳しく質問したい場合は、是非「メールコンサルティングサービス」をご活用くださいね!どんな疑問についても丁重にお答えします!
「有料版記事」では、非公開ノウハウもどんどんアップしてますので、是非ご利用いただければ幸いです。
【ピックアップ:有料版記事情報】
ISO9001:認証審査/定期監査の質問厳選事例特集はこちら
IATF16949:認証審査/定期監査の質問厳選事例特集はこちら
内部コミュニケーションとは、品質方針やプロセスの変更、業績指標などの重要な情報を関係者に伝えることを指します。例えば、品質会議、掲示板、Eメール通知、社内イントラネットを活用して、従業員に新しい手順や品質改善活動を周知することが含まれます。
コミュニケーションの有効性は、情報が正確に理解され、適切に実行されているかで評価します。例えば、手順変更後のパフォーマンスの測定や、従業員へのアンケートを通じて理解度を確認することが有効です。また、内部監査でのフィードバックも評価に活用できます。
全てのコミュニケーションが文書化される必要はありませんが、品質に関わる重要事項は記録することが推奨されます。特に、顧客要求や品質方針の変更、新しい業務プロセスなど、組織に影響を与える情報は正式な記録として残し、必要に応じて関係者に共有します。
ISO9001:7.4のコミュニケーション:まとめ
ISO9001:7.4のコミュニケーションの規格解釈および構築ポイントは如何でしたでしょうか?
内部・外部のコミュニケーションは表形式にまとめ、品質マニュアルの付表やコミュニケーション規定などで明確にルール化すると運用上も楽になるのでおすすめ!
規定ができたら社内に展開し、必ず全社教育しましょう!
そして教育する際は、その教育記録を残すようにすると漏れなく展開できるのでおすすめです!それではまた!

【このサービスが人気の理由】 ①:本当に必要な部分だけを相談できるから、コスパが抜群 ②:難しい要求事項も、実際の現場に合わせたわかりやすい説明がもらえるから ③:初めてでも安心!専門用語をかみ砕いた、丁寧なサポートが受けられるから |
【サービスの特徴】
品質マネジメントの悩みは、お気軽にご相談ください。IATF16949・ISO9001・VDA6.3に精通した専門家が、メールで丁寧にお応えします。「これって聞いていいのかな?」という疑問も、まずは1回お試しください。初回は無料。1質問から気軽に使えるから、コンサル契約前の“確認用”としても最適です。
お客様からいただいたお声はこちら
相談内容:3つの約束
IATF16949・ISO9001・VDA6.3に関する疑問や実務の悩みに対応しています。
要求事項の意味を分かりやすく解説し、現場での実践につながるポイントまで丁寧にお伝えします。
審査対応や文書作成、FMEA・CPの見直し、品質目標やKPI設定など、幅広いテーマに対応可能です。
「この質問はしていいのかな?」と悩む前に、まずはお気軽にご相談ください!
お問い合わせページはこちら