新規キャンペーン情報などはこちらでご連絡いたします!
【IATF】8.4.2.5:供給者の開発の要求事項徹底解説!

IATF:8.4.2.5項の供給者の開発の要求事項では、代替供給者の選定要否を検討するトリガーとなる内容を意図しています。

今回の記事は、IATF:8.4.2.5項の供給者の開発の要求事項の意味と構築ポイントを解説します。

重要:【規定】No.8401_購買管理規定:IATF版はこちら


当サイトは、品質マネジメントシステムを応援しています!

知識・経験を活かし、品質マネジメントシステムの規格を幅広い方々に理解いただき、各規格の普及のお手伝いができればという思いで立ち上げました!難解な内容も、知識と経験でわかりやすく解説していきますので、これからもよろしくお願いします!あくまでも個人の見解となりますので、ご理解いただき是非参考にしていただければ幸いです★

第8章:運用についての「要求事項リスト」
ISO・IATF 8章
※IATF運用には、ISO9001の要求事項の運用が必須です。
条項 題目 ISO9001 IATF
第4章 組織の状況
第5章 リーダーシップ
第6章 計画
第7章 支援
第8章 運用
第9章 パフォーマンス評価
第10章 改善

※8.4項~8.4.3.1項は主に、購買プロセスが関係します。

条項 題目 ISO9001 IATF
8.4
8.4.1
一般(外部から提供されるプロセス,製品及びサービスの管理)
8.4.1.1 一般(外部から提供されるプロセス,製品及びサービスの管理)-補足
8.4.1.2 供給者選定プロセス
8.4.1.3 顧客指定の供給者
8.4.2 管理の方式及び程度
8.4.2.1 管理の方式及び程度-補足
8.4.2.2 法令・規制要求事項
8.4.2.3 供給者の品質マネジメントシステム開発
8.4.2.3.1 自動車製品に関係するソフトウェア又は組込みソフトウェアをもつ製品
8.4.2.4 供給者の監視
8.4.2.4.1 第二者監査
8.4.2.5 供給者の開発
8.4.3 外部提供者に対する情報
8.4.3.1 外部提供者に対する情報-補足

IATF:8.4.2.5項の供給者の開発の意味

IATF:8.4.2.5項の供給者の開発の意味を一言でいうと、ダメな供給者に対して「是正させるか代替サプライヤーを開発するかを決定しなさい」という意味です。

IATF:8.4.2.5項の供給者の開発①

その検討を行うトリガーとなる内容が何かについて、IATF:8.4.2.5項の供給者の開発では4つの内容について記述されています。

次にその内容について見ていきましょう。

a)供給者のパフォーマンス問題

IATF:8.4.2.5項の供給者の開発の要求事項では、以下のように記述されています。

IATF:8.4.2.4項の供給者の監視では、供給者の提供する製品・部品・材料・工程について、パフォーマンスを監視する最低限の内容が記述されています。

そのパフォーマンスが低い供給者について、是正することは大前提ですが、是正依頼が断られたり、是正してもよくならないといった供給者も想定できます。

そういった場合は、代替サプライヤー(新規サプライヤなど)を検討し、問題を解決することも一つの手段となります。

供給者パフォーマンス評価表は、当サイトで販売しておりますので是非ご活用ください。

IATF16949/ISO9001必須:供給者パフォーマンス評価表
事例付き多数の帳票だから「楽々構築&理解」可能!

【帳票のポイント】
・仕入先のパフォーマンスの意味が理解できる!
・パフォーマンス管理項目がわかる!
・優劣の評価が簡単!
・本帳票はIATF16949の管理でも重宝します!
おすすめ)購買管理規定@IATF16949版
【ご購入について】
・お買い物カゴに入れて簡単決済!
・クレジットカード/銀行振込対応可能です。
・請求書/領収書発行可能です!

ISO9001/IATF16949共に重要な購買プロセス。中でも「供給者のパフォーマンス評価をどのように行うべきか」というのは悩みの種。供給者のパフォーマンス評価を点数付けし、客観的評価ができる「供給者パフォーマンス評価表」を事例付きで作成しました!IATF16949にも対応できるわかりやすい帳票を格安でご提供いたします!

b)第二者監査結果

IATF:8.4.2.5項の供給者の開発の要求事項では、以下のように記述されています。

IATF:8.4.2.4.1項の第二者監査では、第二者監査のやり方について記述されています。

IATF:8.4.2.5項の供給者の開発②

その監査結果より、自社の基準に満たない仕入先の場合、是正処置の依頼や不採用とすることが求められます。

購買管理規定や監査管理規定に基づき、該当供給者を使用するのか不採用にするのかまたは、レベルアップを図るのかを検討する必要があります。

IATF:8.4.2.5項の供給者の開発③

IATF必須:第二者監査用チェックシート販売中!
超重要ノウハウが含まれる人気商品です!

【帳票のポイント】
・仕入先監査で「何を見るか」がわかる!
・質問事項/点数付けの根拠がわかる!
・仕入先への点数説明のメモ欄も完備!
・審査/監査で第二者監査の正当性が主張可能!
※購買部・事務局におすすめの帳票です。
【ご購入について】
・お買い物カゴに入れて簡単決済!
・クレジットカード/銀行振込対応可能です。
・請求書/領収書発行可能です!

IATF:8.4.2.4.1項の第二者監査では、ISO19011に基づく監査のみならず、8.4.1.2項との整合が取れた監査を要求しています。監査員が適切に第二者監査を行った証拠となる文書が必要であり且つ、評価結果の妥当性が求められるため、IATF完全網羅版の仕入先監査シートが必須!簡単にまとめられるテクニック満載の帳票を格安でご提供いたします!
【同時購入おすすめ:必要帳票はこちら】
・【帳票】No.84241-3_仕入先自己監査シート
・【帳票】No.84241-2_第二者監査計画書
・【帳票】No.84241_工程・品質監査報告書

c)供給者のQMSレベル

IATF:8.4.2.5項の供給者の開発の要求事項では、以下のように記述されています。

「第三者QMS認証の状態」なので、ISO9001を取得していない・ISO9001認証・IATF認証などの状態そして、部品区分からの自社が求めているQMSレベルに到達しているかで、その仕入先を継続利用するかの検討が必要です。

また「認証の状態」は、証書の有効期限や審査機関から一時停止をされているなどの状況把握も必要になるので、購買プロセス(購買部が主)で供給者を監視することが求められます。

d)リスク分析の結果

IATF:8.4.2.5項の供給者の開発の要求事項では、以下のように記述されています。

リスク分析なので、パフォーマンス評価や第二者監査の結果など様々なリスク分析を行った結果はもとより、市況の変化などもトリガーとなります。

例えば、2020年以降に発生したコロナ感染症・ウクライナ危機による電子部品高騰・円安などの影響により部品供給がうまくいかない企業が多いはずです。

そういった観点のリスク分析を、IATF:6.1.2.3項の緊急事態対応計画と連動した分析が求められます。

IATF:8.4.2.5項の供給者の開発④

第二ベンダー・第三ベンダーの検討などは、リスクの高い供給者に対して素早い行動が求められるので、本要求事項は非常に重要です。

IATF必須:緊急事態対応計画(BCP)帳票販売中!
事例付き多数の帳票だから「楽々構築&理解」可能!

【帳票のポイント】
・緊急事態対応計画一覧
・年間在庫計画表
・設備/治具リスク分析表
・部品/原材料リスク分析表
↑上記を参考に構築可能です!↑
【ご購入について】
・お買い物カゴに入れて簡単決済!
・クレジットカード/銀行振込対応可能です。
・請求書/領収書発行可能です!

IATF:6.1.2.3項の緊急事態対応計画は構築が大変な要求事項の一つ!対応計画が不十分な場合、審査のみならず顧客監査でも不適合になることが多いです。簡単にまとめられるテクニック満載の帳票を格安でご提供いたします!

IATF:8.4.2.5項の供給者の開発はどこに記載すればいい?

IATF:8.4.2.5項の供給者の開発の対応は、購買管理規定に記載しましょう。

新規サプライヤーや継続サプライヤーの認定方法や採用・不採用の条件などを定めたルールを記載する必要があります。

供給者に対してのリスク分析を基に、どのような供給者を使用するのかという観点で本要求事項への対応が求められます。

IATF:8.4.2.5に関するFAQ

IATFのメールコンサルティングでよくある質問をFAQ形式で3つご紹介致します!もっと詳しく質問したい場合は、是非メールコンサルティングサービスをご活用くださいね!

供給者のパフォーマンス問題が発生した場合、どのような対策を講じるべきですか?

供給者のパフォーマンスが目標値や基準を満たさない場合、是正処置を依頼することが重要です。それでも改善されない場合は代替供給者の検討が必要です。供給者パフォーマンスの監視結果を元に、是正の可否を判断し、必要に応じてリスク管理を実施しなくてはなりません。これは緊急事態対応計画とも連動するので、弊社販売中の緊急事態対応計画一覧表を参考にしてくださいね。
【帳票】No.6123_緊急事態対応計画一覧表

第二者監査の結果に基づいて供給者を変更する必要がある場合、どのようなプロセスが必要ですか?

第二者監査の結果で供給者が基準を満たさない場合、監査の所見に基づき、供給者に是正処置を求めます。是正が実施されない場合・改善見込みがない場合などは、代替供給者の選定やリスク評価を行い、購買管理規定に基づいた変更の決定を行う必要があります。
【規定】No.8401_購買管理規定:IATF版

リスク分析の結果、代替供給者の検討が必要となるタイミングは?

供給者のパフォーマンスや市場の変化(例:電子部品の高騰、パンデミックの影響)によりリスクが高まった場合は、代替供給者の検討が求められます。継続的なリスク評価と供給者の監視を通じて、供給の安定性を確保するための対策が必要です。この検討結果の結論が緊急事態対応計画と連動させることが本要求事項の最大のポイントです!

IATF:8.4.2.5項の供給者の開発:まとめ

IATF:8.4.2.5項の供給者の開発の要求事項の規格解釈はいかがでしたでしょうか。

供給者の持つリスクに基づき、その供給者についてどのように対応するかが本要求事項の構築ポイントです。

ダメな仕入先を継続して使用することはリスクを伴います。

そのために講じる手段を構築することが、IATF:8.4.2.5項の供給者の開発の意図なので、購買管理規定にルールをしっかり記載してください。

それではまた!

IATF16949&ISO9001の構築ご支援:メールにて承ります!

Q:メールコンサルティングサービスはどのような内容が含まれていますか?

A:月額20,000円のメールコンサルティングサービスには、IATF・ISO9001における品質マネジメントシステムに関する質問への回答、プロセス構築と改善のアドバイス、規格要求事項に関するご説明などが含まれます。メールでのやり取りを通じて、貴社の状況に応じた具体的なサポートを提供しいたしております。

Q:どのくらいの頻度でメールを送ることができますか?

A:基本的には月に何度でもメールで質問を送っていただいてOKです。ただし、回答には通常1〜3営業日を頂いております(多くはその日の内に回答可能です!)。やり取りの回数に制限はありませんが、1つのメールにつき明確な質問やテーマを設定していただくようお願いしております。

Q:メール以外の相談方法(電話やビデオ会議)は可能ですか?

A:現在のサービスはメールのみの対応となっておりますが、追加料金にて電話やビデオ会議での相談も承ります。詳細については別途お問い合わせください。
※2024年現在は、メールコンサルティング以外数カ月先まで予約がいっぱいとなっております。空き次第、弊社HPでアナウンス致します。

Q:品質マネジメントシステム初学者の企業です。導入しようと考えていますが、初心者でもサポートを受けられますか?

A:はい、もちろんです。初心者の方でもわかりやすく丁寧にサポートいたします。初めての導入に必要なステップや、どのように進めていくべきかも具体的にアドバイスいたしますので、安心してご利用ください。

Q:契約を解約する場合、どのような手続きが必要ですか?

A:サービスの解約は、次回請求日の2週間前までにメールにてご連絡いただければ対応いたします。解約にあたって特別な手続きは必要なく、解約後は翌月から請求されません。また、一度解約しても何度でも契約できますのでご安心ください。ただし、銀行振込の場合、一度でもその月に質問されますと請求が発生しますので、あらかじめご了承ください。

Q:IATFとどのような関係がありますか?

『IATF 16949』はInternational Automotive Task Force(IATF)の登録商標です。当サービスはIATFの認定を受けたものではなく、独自に認証取得を支援するサービスを提供しています。
※当サービスおよび教材は、IATF16949の認証取得を支援するための情報を提供するものであり、認証取得を保証するものではありません。認証の可否は審査機関の判断によります。

弊社サービスについてのよくあるご質問Q&A:まとめ
どのようなQMSコンサルティングサービスを提供していますか?

弊社では、ISO9001・IATF・VDA6.3の導入支援、運用改善、QMSの認証取得のサポートを提供しています。さらに、業界特有のニーズに応じたカスタマイズコンサルティングも可能です。コンサルティングのご依頼は、下記のフォームよりご連絡ください。
無料相談ご依頼フォームはこちら

QMSコンサルティングの料金プランについて教えてください。

料金はコンサルティングの範囲や企業の規模によって異なります。短期的なアドバイスから長期的なプロジェクト支援まで幅広く対応しており、初回の無料相談で見積もりをご案内いたします。一般的なプランについては、下記のリンクをご確認ください。
現地コンサルティング費用について
メールコンサルティング費用について

QMS認証取得のための具体的なサポート内容は何ですか?

弊社では、ISO9001・IATF認証及びVDA6,3構築に向けたギャップ分析、文書化支援、内部監査の実施、マネジメントレビューのサポートと認証機関手続き支援など、全プロセスをサポートします。お客様の状況に応じた個別対応も可能です。

デジタルコンテンツの中で、特に人気のある商品は何ですか?

2024年現在では以下のようになっています。
1位:【人気教材】IATF/ISO9001_全章対応_構築ノウハウ解説
2位:【まとめ買い】IATF用:内部監査必須帳票6点セット
3位:【IATF/ISO9001】オンライン簡易コンサル
4位:【人気教材】VDA6.3:第4版_規格徹底解説!全プロセス完全網羅版
5位:【規定】No.7151_計測機器・試験所管理規定:IATF版

デジタルコンテンツを購入する際、サポートは含まれていますか?

デジタルコンテンツ購入後、内容に関する質問や使い方のサポートを提供している商品または、条件達成でご購入特典としてご提供させていただいています。必要に応じてメールオンラインコンサルでのフォローアップを期間限定で行っています。
【条件】
・一度のご購入で5万円以上のお買い上げ:1ヶ月間の無料メールコンサル
・規定のまとめ買いは、必ず1ヶ月の無料メールコンサル付き!
全規定全帳票購入時は、最大で1年間の無料メールコンサル付き

QMSに関する帳票や規定類は自社でカスタマイズ可能ですか?

弊社でご提供している帳票や規定類は、基本的には汎用性の高いものですので、貴社内のニーズに合わせてカスタマイズしていただくことが前提です。メールコンサルティングを併用していただきながら、弊社サポートのうえでカスタマイズされるお客様も多くなっております。

デジタルコンテンツはどのように提供されますか?

決済購入後、デジタルコンテンツはダウンロード形式でご提供いたしております。すぐに使用可能な状態で、PDFやExcel、Word形式など、お客様のニーズが最も多いファイル形式となっております。デジタルコンテンツの性質上、事前お振込または、クレジットカード払いが基本となりますが、ご要望に応じて柔軟に対応させていただきます。
お問い合わせページはこちら

定期的なコンサルティングサービスも提供していますか?

はい。ただし、QMS認証後は一度契約は打ち切りとなり、その後はサポート契約となります。QMSの運用を継続的にサポートするための定期的なコンサルティングサービスとなり、直近の事例として、月次または四半期ごとのレビューや改善提案、内部監査の実施など、長期的なサポートプランもご利用いただいております。サポートの場合は、メールコンサルティングがお得です。
メールコンサルティングサービスはこちら

QMSデジタルコンテンツの更新版はどのように提供されますか?

弊社のデジタルコンテンツは、法規制や要求事項の変更に対応するために定期的に更新しています。また、よりお客様のご希望に沿うために不定期で更新しております。既にご購入いただいたお客様には、更新版のコンテンツを割引価格でご提供できる場合もございますので、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら

複数のデジタルコンテンツを一度に購入する際の割引はありますか?

はい、複数のデジタルコンテンツを一括でご購入いただく場合には、特別割引をご用意しております。また、認証に向けたお客様向けに、全規定・帳票まとめ買い+無料サポート最大1年も特典としてお付けしています。
・帳票:まとめ買いはこちら
・規定:まとめ買いはこちら

おすすめの記事