
IATF16949:10.3.1項の継続的改善-補足の意味は、品質マネジメントシステムの適切性及び妥当性を必要に応じて改善するプロセスの文書化を意図しています。
今回の記事は、IATF16949:10.3.1項の継続的改善-補足の要求事項の意味と構築ポイントについて解説します。
品質マネジメントシステム普及の応援が目的のサイトです!「難解な規格を簡単に解説」をモットーに、「ちょっと相談したい」ときに頼りになるコンサルタントを目指しています!まずはお気軽にご連絡ください★
「無料で学ぶ」「有料で実践する」——皆様の目的に合わせて活用可能です!
✅ QMS・品質管理・製造ノウハウを無料で学びたい方へ
👉 本サイト「QMS学習支援サイト」を活用しましょう!「QMSについて知りたい」「品質管理の基礎を学びたい」方に最適!
✔ IATF 16949やISO 9001・VDA6.3の基礎を学ぶ
✔ 品質管理や製造ノウハウを無料で読む
✔ 実務に役立つ情報を定期的にチェック
✅ 実践的なツールやサポートが欲しい方へ
👉 姉妹サイト「QMS認証パートナー」では、実務で使える有料のサポートサービスを提供!「すぐに使える資料が欲しい」「専門家のサポートが必要」な方に最適!
✔ コンサルティングで具体的な課題を解決
✔ すぐに使える帳票や規定のサンプルを購入
✔ より実践的な学習教材でスキルアップ
皆様の目的に合わせて活用可能です!
・当サイトの内容は、あくまでもコンサルタントとして経験による見解です。そのため、保証するものではございません。 ・各規格の原文はありません。また、規格番号や題目なども当社の解釈です。 ・各規格については、規格公式サイトを必ず確認してください。 ・メールコンサルティングは空きが少しあります(2024年12月現在)。この機会に「ちょっと相談」してみませんか?1週間の無料サービス期間を是非ご利用ください。 →サービスのお問い合わせはこちら |
2025年:新企画始動告知!
メールコンサルティング初回契約:初月50%以上割引★
サービス詳細はこちら
・オンラインコンサル/現地コンサルの空き状況について
【現在の空き状況:2025年1月現在】
・平日:6時間以上ご利用で月1回のみ
・夜間:19:30-21:00でご相談承ります
・土日:少々空きあります
オンライン会議システムを利用したコンサル詳細はこちら

条項 | 題目 | ISO9001 | IATF |
第4章 | 組織の状況 | 〇 | 〇 |
第5章 | リーダーシップ | 〇 | 〇 |
第6章 | 計画 | 〇 | 〇 |
第7章 | 支援 | 〇 | 〇 |
第8章 | 運用 | 〇 | 〇 |
第9章 | パフォーマンス評価 | 〇 | 〇 |
第10章 | 改善 | 〇 | 〇 |
条項 | 題目 | ISO 9001 |
重要 帳票 |
IATF 16949 |
重要 帳票 |
10.1 | 一般(改善) | ○ | ○ | ||
10.2.1 10.2.2 |
不適合及び是正処置 | ○ | ● | ○ | |
10.2.3 | 問題解決 | ○ | ● | ||
10.2.4 | ポカヨケ | ○ | |||
10.2.5 | 補償管理システム | ○ | ● | ||
10.2.6 | 顧客苦情及び市場不具合の試験・分析 | ○ | ● | ||
10.3 | 継続的改善 | ○ | ● | ○ | |
10.3.1 | 継続的改善-補足 | ○ | ● |
ISO9001/IATF16949の構築・運用のコツは「規格の理解」と「ルールと記録の構築」の2つがカギ!現在とのギャップを埋める教材とサンプルを利用しつつ、相談しながら低コストで対応可能なノウハウをご提供いたします!
【QMSおすすめ商品】
👑 | 教材No. | タイトル:詳細はこちら |
1 | No.1-001 | IATF16949+ISO9001学習支援教材 |
2 | No.2-001 | コアツール学習支援教材(IATF) |
3 | No.3-001 | ISO9001学習支援教材 |
○:お振込・クレジットカード払いが可能です。
○:請求書・領収書の発行は簡単ダウンロード!
→インボイス制度に基づく適格請求書発行事業者の登録番号も記載しています。
○:お得なキャンペーン情報などは本記事トップをご確認ください。
この記事の目次
IATF16949:10.3.1項の継続的改善-補足の意味
IATF16949:10.3.1項の継続的改善-補足の意味は、品質マネジメントシステムの適切性及び妥当性を必要に応じて改善するプロセスの文書化を意図しています。文書化したプロセス要求があるので、各プロセスの基本規定に、是正対応と合わせて継続的改善への取り組みについて記載するようにしましょう!
また、トップマネジメントと最も関係するマネジメントレビュー管理規定に、継続的改善の基本指針を記載しておくことがおすすめです。
これらの一連の活動は、品質マネジメントシステムの要求事項そのものがPDCAサイクルになっていることをしっかり意識し取り組むことで効果的に運用することが可能です。
IATF16949:10.3.1項の継続的改善-補足では、ISO9001:10.3項より、より具体的に記載されているため、それらの対応がきちんと行われていることが重要です。
次に、IATF16949:10.3.1項の継続的改善-補足の要求事項を詳しく見ていきましょう。
監査のポイントは「QMSの効果的な運用」がポイント
IATF16949:10.3.1項の継続的改善-補足の要求事項では、品質マネジメントシステム全体の仕組みの中で、効果的に運用できていない部分を検出することそして、導き出された結果から「改善活動」を行うことを意図しています。
関連記事
◎顕在化した問題:是正
◎潜在化している問題:改善
※間違えると審査・監査で指摘の対象になるので注意!
上記のような基本的な考えの基、対応することで担保可能です。
製造工程の継続的改善活動は必須!
IATF16949:10.3.1項の継続的改善-補足の要求事項の中でも特に重要なのが、製造工程の継続的改善活動を必須としていることです。
着目して改善に取り組まなくてはならないのが、工程のばらつき及び無駄の削減に重点を置く必要があり、特に特殊特性管理工程の品質改善には、9.1.3.1項:優先順位付けに基づき積極的に取り組んでいく必要があります。
なお、製造工程改善は、工程能力指数を満たし且つ、顧客要求を満たしている工程に対して実施します。逆にそれらを満たしていない場合の対応は、「是正」である点に注意が必要です。
例えば、9.1.1.1項:統計的工程管理手法であるCpk調査の結果、顧客固有要求事項1.67以上をぎりぎり満たす1.70ぐらいを推移しているような場合、現在は要求事項を満たしているが何かの拍子に工程能力指数が下回ってしまう恐れがあります。
こういった内容を基に改善活動に取り組む必要があります。そのため、製造工程分析はきちんと行えていることが求められるので、しっかり対応するようにしましょう。
関連記事
FMEAの見直しは定期的に実施
IATF16949:10.3.1項の継続的改善-補足の要求事項は、FMEAの定期更新を要求しています。
弊社のサイトをご覧いただいている皆様ならご存じのように、FMEAの変更が発生するタイミングは下記のようになっています。
これらは、不適合からの品質是正なので、継続的改善とは言えません。
大事なことは、不適合が起きる前にFMEAを見直し改善の余地がないかを検討することをIATF16949:10.3.1項の継続的改善-補足では要求しています。
継続的改善対応用教材のご紹介
帳票名 | 継続的改善プロジェクト管理表 | ||
---|---|---|---|
納品形式 | ダウンロード | ||
ファイル形式 | Excel:貴社にて自由にカスタマイズ可能です | ||
特徴 | IATF16949/ISO9001の継続的改善構築ポイントは「プロジェクト」として進めるとPDCAサイクルが回るのでおすすめです。その継続的改善プロジェクトを1枚の帳票で結論まで出せるように事例付きのノウハウとしてまとめたの本帳票を格安でご提供いたします! | ||
詳細 | 商品詳細はこちら | ||
関連規定 | No.1030_是正・予防・改善管理規定 | ||
おすすめ教材 | No.2-001_コアツール学習教材 |
継続的改善の到達点は自社で決める
IATF16949:10.3.1項の継続的改善-補足について取り組むことは非常に重要ですが、過度な品質改善は求められていません。つまり言い方は悪いですが、自主活動の域であり「やっていない」と指摘されない程度にやることが重要です。過剰品質は、管理コストもかかるので不要です。
そして、是正と改善を間違わないように取り組まないと、審査・監査で指摘の対象になるので注意してください。
◎目標を達成していない:是正
◎目標を達成した上でよりよくする:改善
さらに!今だけ特典
ご購入金額に応じて「無料メールコンサルティング」サービスをプレゼント!Web記事担当兼コンサルタントが皆様のお悩みにお答えします。
✅ 10,000円以上ご購入:1件(1問)
✅ 30,000円以上ご購入:3件(3問)
✅ 50,000円以上ご購入:5件(5問)
※ご購入後、お問合せページより無料メールコンサル申し込み連絡をお願いします!
お問合せページはこちら
IATF16949:10.3.1に関するFAQ
メールコンサルティングでよくある質問をFAQ形式で3つご紹介致します!もっと詳しく質問したい場合は、是非「メールコンサルティングサービス」をご活用くださいね!どんな疑問についても丁重にお答えします!
「有料版記事」では、非公開ノウハウもどんどんアップしてますので、是非ご利用いただければ幸いです。
【ピックアップ:有料版記事情報】
ISO9001:認証審査/定期監査の質問厳選事例特集はこちら
IATF16949:認証審査/定期監査の質問厳選事例特集はこちら
IATF16949:10.3.1項の「継続的改善-補足」は、品質マネジメントシステムが持続的に改善されるようにするため、文書化されたプロセスを持つことを求めています。このプロセスには、是正対応や改善活動を含み、品質システムの適切性と妥当性を評価し、必要に応じて改善を行うことが目的です。
継続的改善と是正の違いは、改善は目標を達成した後にさらにシステムを向上させるための取り組みであるのに対し、是正は目標を達成していない問題に対して対策を講じることです。審査や監査において、これらを混同すると指摘の対象になる可能性があるため、注意が必要です。
関連記事:是正と改善・予防の違いは何?それぞれの対応方法まで詳しく解説
IATF16949では、製造工程の継続的改善が必須とされています。特に工程ばらつきや無駄の削減に重点を置き、製品特性が安定して顧客要求事項を満たしているかを確認します。また、工程能力指数(Cpk)が顧客固有の要求事項を満たしているかを調査し、その結果に基づいて改善活動を行うことが求められます。
IATF16949:10.3.1項の継続的改善-補足:まとめ
IATF16949:10.3.1項の継続的改善-補足の要求事項の規格解釈はいかがでしたでしょうか?本要求事項のポイントは、IATF16949特有の要求事項である、製造工程改善が含まれていることです。
コントロールプランにおける品質特性からSPCを実施している工程、特に特殊特性工程の品質改善を優先的に取り組むようにしましょう。
それではまた!

【このサービスが人気の理由】 ①:本当に必要な部分だけを相談できるから、コスパが抜群 ②:難しい要求事項も、実際の現場に合わせたわかりやすい説明がもらえるから ③:初めてでも安心!専門用語をかみ砕いた、丁寧なサポートが受けられるから |
【サービスの特徴】
品質マネジメントの悩みは、お気軽にご相談ください。IATF16949・ISO9001・VDA6.3に精通した専門家が、メールで丁寧にお応えします。「これって聞いていいのかな?」という疑問も、まずは1回お試しください。初回は無料。1質問から気軽に使えるから、コンサル契約前の“確認用”としても最適です。
お客様からいただいたお声はこちら
相談内容:3つの約束
IATF16949・ISO9001・VDA6.3に関する疑問や実務の悩みに対応しています。
要求事項の意味を分かりやすく解説し、現場での実践につながるポイントまで丁寧にお伝えします。
審査対応や文書作成、FMEA・CPの見直し、品質目標やKPI設定など、幅広いテーマに対応可能です。
「この質問はしていいのかな?」と悩む前に、まずはお気軽にご相談ください!
お問い合わせページはこちら