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【IATF】8.1.1運用の計画及び管理-補足の要求事項徹底解説!

IATF:8.1.1項の運用の計画及び管理-補足の要求事項では、ISO9001の8.1項の要求に加えた「具体的なプロジェクト計画の作成」を要求しています。追加事項を確認し、しっかり計画書を作成するようにしましょう!

今回の記事は、IATF:8.1.1項の運用の計画及び管理-補足の意味と構築ポイントを解説します。

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知識・経験を活かし、品質マネジメントシステムの規格を幅広い方々に理解いただき、各規格の普及のお手伝いができればという思いで立ち上げました!難解な内容も、知識と経験でわかりやすく解説していきますので、これからもよろしくお願いします!あくまでも個人の見解となりますので、ご理解いただき是非参考にしていただければ幸いです★

第8章:運用についての「要求事項リスト」
ISO・IATF 8章
※IATF運用には、ISO9001の要求事項の運用が必須です。
条項 題目 ISO9001 IATF
第4章 組織の状況
第5章 リーダーシップ
第6章 計画
第7章 支援
第8章 運用
第9章 パフォーマンス評価
第10章 改善

※8.1項~8.3.6.1項は主に、①営業プロセス②製品設計プロセス③工程設計プロセスが関係します。

条項 題目 ISO9001 IATF
8.1 運用の計画及び管理
8.1.1 運用の計画及び管理-補足
8.1.2 機密保持
8.2.1 顧客とのコミュニケーション
8.2.1.1 顧客とのコミュニケーション-補足
8.2.2 製品及びサービスに関する要求事項の明確化
8.2.2.1 製品及びサービスに関する要求事項の明確化-補足
8.2.3.1 製品及びサービスに関する要求事項のレビュー
8.2.3.1.1 製品及びサービスに関する要求事項のレビュー補足
8.2.3.1.2 顧客指定の特殊特性
8.2.3.1.3 組織の製造フィージビリティ
8.2.3.2 題目無(レビュー結果の保持ルール)
8.2.4 製品及びサービスに関する要求事項の変更
8.3.1 製品及びサービスの設計・開発
8.3.1.1 製品及びサービスの設計・開発-補足
8.3.2 設計・開発の計画
8.3.2.1 設計・開発の計画-補足
8.3.2.2 製品設計の技能
8.3.2.3 組込みソフトウェアを持つ製品の開発
8.3.3 設計・開発へのインプット
8.3.3.1 製品設計へのインプット
8.3.3.2 製造工程設計へのインプット
8.3.3.3 特殊特性
8.3.4 設計・開発の管理
8.3.4.1 監視
8.3.4.2 設計・開発の妥当性確認
8.3.4.3 試作プログラム
8.3.4.4. 製品承認プロセス
8.3.5 設計・開発からのアウトプット
8.3.5.1 設計・開発からのアウトプット-補足
8.3.5.2 製造工程設計からのアウトプット
8.3.6 設計・開発の変更
8.3.6.1 設計・開発の変更-補足

IATF:8.1.1項の運用の計画及び管理-補足の意味

IATF:8.1.1項の運用の計画及び管理-補足では、ISO9001:8.1項より具体的な内容が追加されています。

その追加事項について、8.1項のプロジェクト計画書の内容に追加する必要あるので、次にその内容について見ていきましょう。

プロジェクト計画書に以下の内容は必ず追加してくださいね!

a)顧客の製品要求事項及び技術仕様書

IATF:8.1.1項の運用の計画及び管理-補足の要求事項には、以下のようなことが大事です。

当然ですが、顧客から製品設計や生産委託の引き合いを頂いたとき、図面・仕様書・技術規格書などの様式で顧客から渡されることがあります。

それらを受けたっとのか否か、受け取ったのであれば、それを確実にプロジェクト内でインプットされていなければなりません。

b)物流要求事項

IATF:8.1.1項の運用の計画及び管理-補足の要求事項には、以下のようなことが大事です。

物流要求事項とは、主に以下のような情報を指します。

①仕向け国:どこの国に送るのか
②納品工場:どの工場に納品するのか
③荷姿:出荷物の物流状態
④梱包条件:箱の形など
⑤運送条件:飛行機なのか船なのかなど

これらすべてを合わせて物流条件となるので、それらがプロジェクト計画書に確実にインプットされているようにしてください。

c)製造フィージビリティ結果

IATF:8.1.1項の運用の計画及び管理-補足の要求事項には、以下のようなことが大事です。

プロジェクト計画の中で、IATF:8.2.3.1.3項の組織の製造フィージビリティを実施することを要求しています。

詳しくは、要求事項を参照してください。

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IATF:8.2.3.1.3項の組織の製造フィージビリティの要求事項は、IATFの要求事項の中でも特に重要な要求事項の一つ。きちんと部門横断的アプローチを用いて製造可否判断ができているかが審査・監査で求められます。IATFの要求事項を完全網羅し且つ、簡単にまとめられるテクニック満載の帳票を格安でご提供いたします!

d)プロジェクト計画書の作成

IATF:8.1.1項の運用の計画及び管理-補足の要求事項には、以下のようなことが大事です。

ISO9001ではマストではなかった「プロジェクト計画書」ですが、IATFでは必須なので必ず作成してください。

特に、プロジェクト計画書には、ISO9001:8.3.2項の設計・開発の計画が反映されてなければならないので、当サイトでは、IATF対応版のプロジェクト計画書(事例付き)で販売しております。

是非この機会にご購入いただければ幸いです。

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e)合否判定基準

IATF:8.1.1項の運用の計画及び管理-補足の要求事項には、以下のようなことが大事です。

この要求事項は、ISO9001:8.1項の運用の計画及び管理の内容と同じです。

特に、設計から量産開始までのDR項目(節目検証項目)の中でも、何を合格基準として移行していくのかが、プロジェクト計画書の中でわかるようにすることが大事です。

例えば、工程能力指数や各工程の不適合品数、生産タクトなど、自社で求める各フェーズでのDR移行判定会議の根拠は、必ず審査で確認されます。

プロジェクト管理規定をしっかり作成するようにしてください。

IATF:8.1.1項の運用の計画及び管理-補足はどこに記載すればいい?

IATF:8.1.1項の運用の計画及び管理-補足の要求事項は、プロジェクト管理規定を作成し、コアツールのAPQPの流れに従い各フェーズのDR管理を実施する対応が必要です。

APQP(Advanced Product Quality Planning and Control Plan:先行製品品質計画)

これは、プロジェクト計画の流れを示す重要なコアツールなので、必ず理解しましょう!

コアツール:APQPとは?

IATF 8.1.1運用の計画及び管理②

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IATF:8.1.1項〜8.3.2.1項で明確に要求されている「プロジェクトマネジメント」。この要求事項は、APQPに基づく管理・プロジェクト管理表が必須です。プロジェクトをIATFに基づき管理できるドラフト帳票を作成したので是非この機会にご利用ください。簡単にまとめられるテクニック満載の帳票を格安でご提供いたします!

IATF:8.1.1に関するFAQ

IATFのメールコンサルティングでよくある質問をFAQ形式で3つご紹介致します!もっと詳しく質問したい場合は、是非メールコンサルティングサービスをご活用くださいね!

IATFの8.1.1項に基づくプロジェクト計画書の作成はなぜ重要ですか?

IATFの8.1.1項は、プロジェクトの計画及び管理に具体的な指針を提供し、製品の品質を確保するための計画書作成を要求しています。この計画書を通じて、顧客の要求事項や物流の手配、製造のフィージビリティなど、プロジェクトに必要な情報を正確に管理することができ、円滑なプロジェクト進行が保証されます。
この計画策定はプロジェクト管理規定を作成し必ずルール化してくださいね!弊社販売中サンプル規定を参考にしていただければ幸いです。
【規定】No.8111_プロジェクト管理規定:IATF版

プロジェクト計画書にどのような内容を含める必要がありますか?

プロジェクト計画書には、顧客の要求事項、物流条件、製造フィージビリティ結果、そして合否判定基準を含める必要があります。これにより、プロジェクトの各フェーズで必要な情報を確実にインプットし、適切な計画と管理が可能となります。
【帳票】No.81_プロジェクト計画書

APQPとは何ですか?IATFにどのように関連していますか?

APQP(先行製品品質計画)は、製品開発プロセスの品質を保証するためのコアツールで、IATFにおけるプロジェクト計画書作成と密接に関連しています。APQPは、各プロジェクトフェーズの設計・開発の流れを明確にし、必要な品質管理と監督を行うための重要な手法です。
コアツールなので、きちんと構築しないと不適合の対象に!弊社販売中帳票を是非参考にしてみてくださいね!
【帳票】No.8321-1_APQPフロー

IATF:8.1.1項の運用の計画及び管理-補足:まとめ

IATF 8.1.1運用の計画及び管理③

IATF:8.1.1項の運用の計画及び管理-補足の要求事項の規格解釈はいかがでしたでしょうか?

IATFでは、開発段階におけるプロジェクト計画書が必須になっています。

今までプロジェクト計画に基づき開発活動を行ったことがないISO9001取得企業様にとっては少し難しい内容かもしれません。

まずは、引き合い段階から作成されるプロジェクト計画について、当方が作成したプロジェクト計画書購入してみてはいかがでしょうか?

エクセルで作成しているので、自由度の高いツールになっています!

それではまた!

IATF16949&ISO9001の構築ご支援:メールにて承ります!

Q:メールコンサルティングサービスはどのような内容が含まれていますか?

A:月額20,000円のメールコンサルティングサービスには、IATF・ISO9001における品質マネジメントシステムに関する質問への回答、プロセス構築と改善のアドバイス、規格要求事項に関するご説明などが含まれます。メールでのやり取りを通じて、貴社の状況に応じた具体的なサポートを提供しいたしております。

Q:どのくらいの頻度でメールを送ることができますか?

A:基本的には月に何度でもメールで質問を送っていただいてOKです。ただし、回答には通常1〜3営業日を頂いております(多くはその日の内に回答可能です!)。やり取りの回数に制限はありませんが、1つのメールにつき明確な質問やテーマを設定していただくようお願いしております。

Q:メール以外の相談方法(電話やビデオ会議)は可能ですか?

A:現在のサービスはメールのみの対応となっておりますが、追加料金にて電話やビデオ会議での相談も承ります。詳細については別途お問い合わせください。
※2024年現在は、メールコンサルティング以外数カ月先まで予約がいっぱいとなっております。空き次第、弊社HPでアナウンス致します。

Q:品質マネジメントシステム初学者の企業です。導入しようと考えていますが、初心者でもサポートを受けられますか?

A:はい、もちろんです。初心者の方でもわかりやすく丁寧にサポートいたします。初めての導入に必要なステップや、どのように進めていくべきかも具体的にアドバイスいたしますので、安心してご利用ください。

Q:契約を解約する場合、どのような手続きが必要ですか?

A:サービスの解約は、次回請求日の2週間前までにメールにてご連絡いただければ対応いたします。解約にあたって特別な手続きは必要なく、解約後は翌月から請求されません。また、一度解約しても何度でも契約できますのでご安心ください。ただし、銀行振込の場合、一度でもその月に質問されますと請求が発生しますので、あらかじめご了承ください。

Q:IATFとどのような関係がありますか?

『IATF 16949』はInternational Automotive Task Force(IATF)の登録商標です。当サービスはIATFの認定を受けたものではなく、独自に認証取得を支援するサービスを提供しています。
※当サービスおよび教材は、IATF16949の認証取得を支援するための情報を提供するものであり、認証取得を保証するものではありません。認証の可否は審査機関の判断によります。

弊社サービスについてのよくあるご質問Q&A:まとめ
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