ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項では、組織が顧客満足を追求するための改善活動に取り組むための指針を示しているのが特徴です。
今回の記事は、ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項の意味と構築ポイントについて解説します。
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目次
ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項の意味
ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項の意味は、組織が顧客満足を追求するための改善活動に取り組むための指針を示しているのが特徴です。
「改善活動をしよう!」とトップマネジメントから言われてもいまいち方向性がわからず「何をしていいかわからない」なんてこともよくありませんか?
組織は、顧客要求事項を満たし、顧客満足を向上させるために、改善の機会を明確にし、選択しなければならず、また、必要な取組みを実施しなければならない。
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注記:改善には、例えば、修正、是正処置、継続的改善、現状を打破する変更、革新及び組織再編が含まれ得る。
そんなことにならないようにISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項では、その指針を示してくれているのが特徴です。
次にISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項の意味について詳しく解説していきます。
a)製品・サービス自体を改善する
ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項には、以下のようなことが大事です。
a)要求事項を満たすため、並びに将来のニーズ及び期待に取り組むための、製品及びサービスの改善
顧客要求事項を満たすためには、製品・サービス自体を改善する取り組みが必要な場合もあります。
そういった場合の多くは、顧客クレーム(8.5.5項)、それらと付随した変更管理(8.5.6項)などがきっかけになることも多いでしょう。
また、品質不具合について予防的改善もあるかもしれません(8.7.1項)。
これらから改善の機会に取り組み、活動するのが本要求事項となります。
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b)リスク分析の結果の利用
ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項には、以下のようなことが大事です。
b)望ましくない影響の修正、防止又は低減
望ましくない影響を分析するのが「リスク分析」です。
ISO9001では、リスク及び機会(6.1項)の結果が大きく関係します。
自社で取り上げたリスク(例えばコロナウイルスへの影響)などに対して、機会に取り組むとともに、その中での改善活動などの対応を求めているのが本要求事項です。
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c)パフォーマンス結果から改善に取り組む
ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項には、以下のようなことが大事です。
c)品質マネジメントシステムのパフォーマンス及び有効性の改善
本要求事項は、マネジメントレビューのアウトプット(9.3.3項)が該当します。
パフォーマンス結果からのアウトプットとして、トップマネジメントからの改善要求が指示された場合または、自らのプロセスの改善提案をすることで対応可能です。
ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項の対応はどこに記載すればいい?
ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項の対応の多くは、改善プロセス管理規定など無駄な規定を作る企業が非常に多いです。
この要求事項は、その組織のプロセスの大本の規定とリンクしていることが重要です。
例えば、製品設計プロセスであれば「設計管理規定」などと紐づきます。
その暇付きを表す規定としておすすめなのが、マネジメントレビュー管理規定です。
改善活動の多くは、トップマネジメントからの指示で動くことが多いので、トップマネジメントとプロセスをリンクさせる規定であるマネジメントレビュー管理規定に指針を記載しておくとよいでしょう。
ISO9001:10.1に関するFAQ
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10.1項では、改善とは、組織のパフォーマンスや品質マネジメントシステムの有効性を向上させるための継続的なプロセスと定義されています。この改善には、是正処置や革新、業務プロセスの最適化が含まれ、顧客満足度向上やリスク軽減を目的としています。
改善は、定期的なデータ分析やパフォーマンス評価に基づいて実行されます。組織は、顧客満足度、内部監査、マネジメントレビューなどの情報を活用し、改善の機会を特定します。具体的な改善策には、プロセスの変更、リソースの最適化、教育訓練の強化などが挙げられます。
組織は、改善活動を文書化し、定期的に評価する必要があります。これには、改善の実施状況や効果を記録し、KPIや内部監査などを通じて評価する方法があります。これにより、継続的な改善が確実に達成され、品質目標に対しての進捗が確認できます。
ISO9001:10.1項の改善(一般):まとめ
ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項の規格解釈はいかがでしたでしょうか?
改善活動の多くは、組織が顧客満足を追求するための活動と捉えることができます。QC活動・無駄取り活動・5S活動など様々な活動により改善活動が行われているでしょう。
それらの一連の活動とトップマネジメントとの関係は強いため、改善活動管理規定のようなものではなく、マネジメントレビュー管理規定内で指針を記載するとよいでしょう。
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それではまた。
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