
ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項では、組織が顧客満足を追求するための改善活動に取り組むための指針を示しているのが特徴です。
今回の記事は、ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項の意味と構築ポイントについて解説します。
品質マネジメントシステム普及の応援が目的のサイトです!「難解な規格を簡単に解説」をモットーに、「ちょっと相談したい」ときに頼りになるコンサルタントを目指しています!まずはお気軽にご連絡ください★
「無料で学ぶ」「有料で実践する」——皆様の目的に合わせて活用可能です!
✅ QMS・品質管理・製造ノウハウを無料で学びたい方へ
👉 本サイト「QMS学習支援サイト」を活用しましょう!「QMSについて知りたい」「品質管理の基礎を学びたい」方に最適!
✔ IATF 16949やISO 9001・VDA6.3の基礎を学ぶ
✔ 品質管理や製造ノウハウを無料で読む
✔ 実務に役立つ情報を定期的にチェック
✅ 実践的なツールやサポートが欲しい方へ
👉 姉妹サイト「QMS認証パートナー」では、実務で使える有料のサポートサービスを提供!「すぐに使える資料が欲しい」「専門家のサポートが必要」な方に最適!
✔ コンサルティングで具体的な課題を解決
✔ すぐに使える帳票や規定のサンプルを購入
✔ より実践的な学習教材でスキルアップ
皆様の目的に合わせて活用可能です!
・当サイトの内容は、あくまでもコンサルタントとして経験による見解です。そのため、保証するものではございません。 ・各規格の原文はありません。また、規格番号や題目なども当社の解釈です。 ・各規格については、規格公式サイトを必ず確認してください。 ・メールコンサルティングは空きが少しあります(2024年12月現在)。この機会に「ちょっと相談」してみませんか?1週間の無料サービス期間を是非ご利用ください。 →サービスのお問い合わせはこちら |
2025年:新企画始動告知!
メールコンサルティング初回契約:初月50%以上割引★
サービス詳細はこちら
・オンラインコンサル/現地コンサルの空き状況について
【現在の空き状況:2025年1月現在】
・平日:6時間以上ご利用で月1回のみ
・夜間:19:30-21:00でご相談承ります
・土日:少々空きあります
オンライン会議システムを利用したコンサル詳細はこちら

条項 | 題目 | ISO9001 | IATF |
第4章 | 組織の状況 | 〇 | 〇 |
第5章 | リーダーシップ | 〇 | 〇 |
第6章 | 計画 | 〇 | 〇 |
第7章 | 支援 | 〇 | 〇 |
第8章 | 運用 | 〇 | 〇 |
第9章 | パフォーマンス評価 | 〇 | 〇 |
第10章 | 改善 | 〇 | 〇 |
条項 | 題目 | ISO9001 | IATF |
10.1 | 一般(改善) | ○ | ○ |
10.2.1 10.2.2 |
不適合及び是正処置 | ○ | ○ |
10.2.3 | 問題解決 | ○ | |
10.2.4 | ポカヨケ | ○ | |
10.2.5 | 補償管理システム | ○ | |
10.2.6 | 顧客苦情及び市場不具合の試験・分析 | ○ | |
10.3 | 継続的改善 | ○ | ○ |
10.3.1 | 継続的改善-補足 | ○ |
ISO9001/IATF16949の構築・運用のコツは「規格の理解」と「ルールと記録の構築」の2つがカギ!現在とのギャップを埋める教材とサンプルを利用しつつ、相談しながら低コストで対応可能なノウハウをご提供いたします!
【QMSおすすめ商品】
👑 | 教材No. | タイトル:詳細はこちら |
1 | No.1-001 | IATF16949+ISO9001学習支援教材 |
2 | No.2-001 | コアツール学習支援教材(IATF) |
3 | No.3-001 | ISO9001学習支援教材 |
【補足】
○:お振込・クレジットカード払いが可能です。
○:請求書・領収書の発行は自動で行えます!
○:お得なキャンペーン情報などは本記事トップをご確認ください。
この記事の目次
ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項の意味
ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項の意味は、組織が顧客満足を追求するための改善活動に取り組むための指針を示しているのが特徴です。
「改善活動をしよう!」とトップマネジメントから言われてもいまいち方向性がわからず「何をしていいかわからない」なんてこともよくありませんか?
そんなことにならないようにISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項では、その指針を示してくれているのが特徴です。
次にISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項の意味について詳しく解説していきます。
a)製品・サービス自体を改善する
ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項では、以下のようなことが大事です。
顧客要求事項を満たすためには、製品・サービス自体を改善する取り組みが必要な場合もあります。
そういった場合の多くは、顧客クレーム(8.5.5項)、それらと付随した変更管理(8.5.6項)などがきっかけになることも多いでしょう。
また、品質不具合について予防的改善もあるかもしれません(8.7.1項)。
これらから改善の機会に取り組み、活動するのが本要求事項となります。
【サンプルで楽々構築】
品質問題を迅速解決!異常品質改善対策書と不適合品処理管理規定で、的確な対応と再発防止を徹底サポート。現場の品質向上・自動車産業要求事項対応とISO9001構築・運用に最適なツールです!
【帳票サンプル】 | No.8710_異常品質改善対策書 |
【規定サンプル】 | No.8710_不適合品処理管理規定 |
b)リスク分析の結果の利用
ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項では、以下のようなことが大事です。
望ましくない影響を分析するのが「リスク分析」です。
ISO9001では、リスク及び機会(6.1項)の結果が大きく関係します。
自社で取り上げたリスク(例えばコロナウイルスへの影響)などに対して、機会に取り組むとともに、その中での改善活動などの対応を求めているのが本要求事項です。
【サンプルで楽々構築】
ISO9001対応の難解要求をクリア!リスク及び機会表で、リスク管理と機会(チャンス)の明確化を徹底サポート。品質マネジメントシステム構築・運用の強化に最適です。
【帳票サンプル】 | No.61_リスク及び機会表 |
c)パフォーマンス結果から改善に取り組む
ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項では、以下のようなことが大事です。
本要求事項は、マネジメントレビューのアウトプット(9.3.3項)が該当します。
パフォーマンス結果からのアウトプットとして、トップマネジメントからの改善要求が指示された場合または、自らのプロセスの改善提案をすることで対応可能です。
ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項の対応はどこに記載すればいい?
ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項の対応の多くは、改善プロセス管理規定など無駄な規定を作る企業が非常に多いです。
この要求事項は、その組織のプロセスの大本の規定とリンクしていることが重要です。
例えば、製品設計プロセスであれば「設計管理規定」などと紐づきます。
その暇付きを表す規定としておすすめなのが、マネジメントレビュー管理規定です。
改善活動の多くは、トップマネジメントからの指示で動くことが多いので、トップマネジメントとプロセスをリンクさせる規定であるマネジメントレビュー管理規定に指針を記載しておくとよいでしょう。

品質マネジメントシステムの構築に重要なのは、「要求事項に沿ったルールと記録」の2つです。サンプルを利用して構築をスムーズに進めてみませんか?構築・学習教材として是非ご利用ください!
①ISO9001教材:詳細はこちら
②ISO9001帳票:サンプルはこちら
③有料版記事:要求事項対策ヒント、審査攻略などはこちら
【補足】
○:お振込・クレジットカード払いが可能です。
○:請求書・領収書の発行は自動で行えます!
○:お得なキャンペーン情報などは本記事トップをご確認ください。
ISO9001:10.1に関するFAQ
メールコンサルティングでよくある質問をFAQ形式で3つご紹介致します!もっと詳しく質問したい場合は、是非「メールコンサルティングサービス」をご活用くださいね!どんな疑問についても丁重にお答えします!
「有料版記事」では、非公開ノウハウもどんどんアップしてますので、是非ご利用いただければ幸いです。
【ピックアップ:有料版記事情報】
ISO9001:認証審査/定期監査の質問厳選事例特集はこちら
IATF16949:認証審査/定期監査の質問厳選事例特集はこちら
10.1項では、改善とは、組織のパフォーマンスや品質マネジメントシステムの有効性を向上させるための継続的なプロセスと定義されています。この改善には、是正処置や革新、業務プロセスの最適化が含まれ、顧客満足度向上やリスク軽減を目的としています。
改善は、定期的なデータ分析やパフォーマンス評価に基づいて実行されます。組織は、顧客満足度、内部監査、マネジメントレビューなどの情報を活用し、改善の機会を特定します。具体的な改善策には、プロセスの変更、リソースの最適化、教育訓練の強化などが挙げられます。
組織は、改善活動を文書化し、定期的に評価する必要があります。これには、改善の実施状況や効果を記録し、KPIや内部監査などを通じて評価する方法があります。これにより、継続的な改善が確実に達成され、品質目標に対しての進捗が確認できます。
ISO9001:10.1項の改善(一般):まとめ
ISO9001:10.1項の改善(一般)の要求事項の規格解釈はいかがでしたでしょうか?
改善活動の多くは、組織が顧客満足を追求するための活動と捉えることができます。QC活動・無駄取り活動・5S活動など様々な活動により改善活動が行われているでしょう。
それらの一連の活動とトップマネジメントとの関係は強いため、改善活動管理規定のようなものではなく、マネジメントレビュー管理規定内で指針を記載するとよいでしょう。
それではまた。

メールにて有料サポート、簡易コンサルを行うプランです。現地コンサルタントのような顔を突き合わせてのコンサルティングがなく、Emailで24時間好きな時間に質問できるのが特徴です。また、リアルタイムでの対応が無い分、一般的なコンサルタントへ依頼するより 1/100以下のコストで済むという特徴があります。1週間の無料お試し期間がございますので、十分ご納得いただいてからのご利用が可能です!
【サポート内容】
要求事項規格解釈相談OK/品質マニュアルの作成アドバイス/規定の作成アドバイス/帳票の作成アドバイス/運用/構築アドバイス/審査アドバイス/社内認証プロジェクトの進め方アドバイス/社内教育アドバイス内部監査/第二者監査アドバイス/その他気になることなんでもOKです。
具体的な相談内容例
・IATF16949・ISO9001の審査で指摘された不適合の改善方法を知りたい
・VDA6.3の監査に対応するためのポイントを教えてほしい
・品質マニュアルや手順書の作成・見直しのアドバイスが欲しい
・管理計画(CP)やFMEAの作成・修正について相談したい
・品質目標の設定方法や、KPIの適切な管理方法を知りたい
・顧客からの品質要求に対応するための方法を教えて欲しい
「この質問はしていいのかな?」と悩む前に、まずはお気軽にご相談ください!