春のQMS構築応援中

【IATF16949攻略】6.1.2.2:予防処置の要求事項徹底解説!

IATF:6.1.2.2項の予防処置は、前項のリスク分析と密接に関係した要求事項です。また、新製品開発段階からきちんと予防処置についての考えを取り入れることがポイントです。

今回の記事は、IATF:6.1.2.2項の予防処置について解説いたします。


この記事を書いた人

品質マネジメントシステム普及の応援が目的のサイトです!「難解な規格を簡単に解説」をモットーに、「ちょっと相談したい」ときに頼りになるコンサルタントを目指しています!まずはお気軽にご連絡ください★

ご利用方法・告知・注意点などはこちら

「無料で学ぶ」「有料で実践する」——皆様の目的に合わせて活用可能です!

QMS・品質管理・製造ノウハウを無料で学びたい方へ
👉 本サイトQMS学習支援サイト」を活用しましょう!「QMSについて知りたい」「品質管理の基礎を学びたい」方に最適!
✔ IATF 16949やISO 9001・VDA6.3の基礎を学ぶ
✔ 品質管理や製造ノウハウを無料で読む
✔ 実務に役立つ情報を定期的にチェック

実践的なツールやサポートが欲しい方へ
👉 姉妹サイトQMS認証パートナーでは、実務で使える有料のサポートサービスを提供!「すぐに使える資料が欲しい」「専門家のサポートが必要」な方に最適!
✔ コンサルティングで具体的な課題を解決
✔ すぐに使える帳票や規定のサンプルを購入
✔ より実践的な学習教材でスキルアップ

皆様の目的に合わせて活用可能です!

・当サイトの内容は、あくまでもコンサルタントとして経験による見解です。そのため、保証するものではございません。
・各規格の原文はありません。また、規格番号や題目なども当社の解釈です。
・各規格については、規格公式サイトを必ず確認してください。
・メールコンサルティングは空きが少しあります(2024年12月現在)。この機会に「ちょっと相談」してみませんか?1週間の無料サービス期間を是非ご利用ください。
サービスのお問い合わせはこちら

2025年:新企画始動告知!
メールコンサルティング初回契約:初月50%以上割引
サービス詳細はこちら

・オンラインコンサル/現地コンサルの空き状況について

【現在の空き状況:2025年1月現在】
・平日:6時間以上ご利用で月1回のみ
・夜間:19:30-21:00でご相談承ります
・土日:少々空きあります
オンライン会議システムを利用したコンサル詳細はこちら

第6章:計画についての「要求事項リスト」
ISO・IATF 6章
※IATF運用には、ISO9001の要求事項の運用が必須です。
条項 題目 ISO9001 IATF
第4章 組織の状況
第5章 リーダーシップ
第6章 計画
第7章 支援
第8章 運用
第9章 パフォーマンス評価
第10章 改善
条項 題目 ISO9001 IATF
6.1
6.1.1
6.1.2
リスク及び機会への取組み
6.1.2.1 リスク分析
6.1.2.2 予防処置
6.1.2.3 緊急事態対応計画
6.2
6.2.1
6.2.2
品質目標及びそれを達成するための計画策定
6.2.2.1 品質目標及びそれを達成するための計画策定-補足
6.3 変更の計画
ISO9001/IATF16949を徹底支援!
商品・サービスを利用して楽々構築

・規格の理解:ノウハウ教材
・構築の支援:帳票/規定サンプル
・運用のコツ:有料版記事
・相談したい:メール/オンラインコンサル
・現地で相談:コンサルティングサービス

ISO9001/IATF16949の構築・運用のコツは「規格の理解」と「ルールと記録の構築」の2つがカギ!現在とのギャップを埋める教材とサンプルを利用しつつ、相談しながら低コストで対応可能なノウハウをご提供いたします!
【QMSおすすめ商品】

👑 教材No. タイトル:詳細はこちら
1 No.1-001 IATF16949+ISO9001学習支援教材
2 No.2-001 コアツール学習支援教材(IATF)
3 No.3-001 ISO9001学習支援教材

【補足】
○:お振込・クレジットカード払いが可能です。
○:請求書・領収書の発行は自動で行えます!
○:お得なキャンペーン情報などは本記事トップをご確認ください。

IATF:6.1.2.2項の予防処置の意図

IATF:6.1.2.2項の予防処置の意図は、6.1.2.1のリスク分析と非常にリンクした要求事項です。リスク分析は、起こり得る不適合又はその他の起こり得る望ましくない状況についてのリスクを分析することです。

つまり、分析した結果をどうするかというと「予防処置」を行うことに繋がります。

では、どのように予防処置までのストーリーを作るのかというと、それが設計FMEAであり工程FMEAです。FMEAの構造で大事なことは、推奨処置蘭があり、その推奨処置蘭が予防処置へとつながっていること。

その為、リスク分析は製品設計段階から量産移行後まで常に出てくることが6.1.2.1項からも分かると思います。次に、IATFの6.1.2.2項の予防処置についての構築ポイントについて見ていきましょう。

IATF16949・ISO9001・VDA6.3対応 メール相談サービス
時間や場所の制約なく、品質管理の悩みを専門家に相談!
対面やオンライン会議は面倒…でも、気軽に専門家の意見を聞きたい!

品質マネジメントシステムの課題に直面したとき、「いますぐ専門家に相談したい」と思うことはありませんか?そんな企業様のために、IATF16949・ISO9001・VDA6.3に特化したメール相談サービスをご用意しています!

✅ 社内にノウハウがなく、品質マネジメントの進め方が分からない…
✅ 審査前の最終チェックをしたいけど、誰に相談すればいい?
✅ 不適合を指摘されたけど、どう対応すればいい?

このようなお悩みを、場所や時間の制約なく、メールで気軽に専門家へ相談できるサービスです!
圧倒的なコスパを実現!
無料お試し期間あり!

こんな企業様におすすめ
・ IATF16949 / ISO9001 の認証取得・更新を目指す企業様
・内部監査・外部審査の対応に悩んでいる事務局担当者様
・取得後の維持管理にお困りな中小企業様(改善事例多数ございます!
・サプライヤー監査・VDA6.3プロセス監査に対応したい方
・コンサル契約までは考えていないが、試しに専門家のアドバイスを受けたい方
1質問で完結プラン:詳細はこちら
質問し放題プラン:詳細はこちら

FMEAを実施すればOK

IATFの6.1.2.2項の予防処置の要求事項では、以下のようなことが大事です。

この内容はすべてFMEAの内容です。リスクを特定し、その予防処置をとることがFMEAの真の意図です。

各要求事項でリスク分析が求められますが、その内容は6.1.2.2項にやり方が記載されており、FMEAを実施することで全ての要求事項が担保できます。

設計FMEA(DFMEA)の左側はリスク分析を表しており、右側は予防処置(リスク低減処置)が実施できるようになっています。これは工程FMEA(PFMEA)も考え方は同じです。

各要求事項のリスク分析要求は、FMEAを実施することで、6.1.2.1項のリスク分析及び6.1.2.2項の予防処置についての対応ができていることに繋がる仕組みとなっています。

予防処置は考え方が重要

IATFの6.1.2.2項の予防処置の要求事項は、量産移行後のFMEAの見直しフェーズでも確認されるのはもちろんですが、多くは設計段階(製品設計~量産移行前段階)で確認されます。

特に第8章の8.1~8.3のフェーズでは、FMEAの良し悪しを審査・監査で確認されます。特に予防処置が実施され、その有効性を確認される為、きちんとした対応が必要です。

詳しくはコアツールのFMEAで解説しているので、そちらを是非参考にしてくださいね!

【FMEA対応の補助におすすめ】
自動車産業QMSに必須!設計リスク分析チェックリストと工程リスク分析チェックリストで、リスクの早期特定と対策・検討漏れ防止を徹底サポートし、品質管理を強化します。

【帳票サンプル】 No.6121-1_設計リスク分析チェックリスト
【帳票サンプル】 No.6121-2_工程リスク分析チェックリスト

IATF:6.1.2.2項の予防処置はどこに記載すればいい?

IATFの6.1.2.2項の予防処置の要求事項は、品質マニュアルに条文をそのまま記載し、各規定に飛ばすだけでOKです。飛ばし先は、6.1.2.1項のリスク分析の内容と同じでOKです。

下記を参考に品質マニュアルに記載しましょう。

品質マニュアル記載例
組織は、リスク分析を実施するためにFMEAを用いる。それらの作成・修正・追加タイミングは、下記関連規定にさだめたタイミングで実施しなくてはなならない。
FMEAを実施し予防処置を行い、その有効性まで確認する。
【関連規定】
①プロジェクト管理規定
②変更管理規定
③クレーム管理規定
④不適合品管理規定
⑤監査管理規定

品質マネジメントシステムの構築に重要なのは、「要求事項に沿ったルールと記録」の2つです。サンプルを利用して構築をスムーズに進めてみませんか?構築・学習教材として是非ご利用ください!
①規定:サンプルはこちら
②帳票:サンプルはこちら
③有料版記事:要求事項対策ヒント、審査攻略などはこちら

【補足】
○:お振込・クレジットカード払いが可能です。
○:請求書・領収書の発行は自動で行えます!
○:お得なキャンペーン情報などは本記事トップをご確認ください。

IATF:6.1.2.2に関するFAQ

メールコンサルティングでよくある質問をFAQ形式で3つご紹介致します!もっと詳しく質問したい場合は、是非「メールコンサルティングサービス」をご活用くださいね!どんな疑問についても丁重にお答えします!
有料版記事」では、非公開ノウハウもどんどんアップしてますので、是非ご利用いただければ幸いです。
【ピックアップ:有料版記事情報】
 ISO9001:認証審査/定期監査の質問厳選事例特集はこちら
 IATF16949:認証審査/定期監査の質問厳選事例特集はこちら

IATF:6.1.2.2の予防処置とはどのような内容ですか?

IATF:6.1.2.2の予防処置は、起こり得る不適合や望ましくない状況に対して、事前に防止するための措置を取ることを目的としています。リスク分析に基づき、FMEA(故障モード影響解析)を用いることで、予防処置の策定やその有効性の確認が行われます。

予防処置とリスク分析の関係は?

予防処置は、リスク分析の結果に基づいて策定されます。リスク分析によって、どのような不適合や問題が発生し得るかを特定し、それを未然に防ぐための具体的な処置を実施するのが予防処置の役割です。

予防処置はどの段階で実施すればよいですか?

予防処置は、新製品の設計段階から量産移行後まで、すべてのプロセスにおいて実施する必要があります。特に設計FMEA(DFMEA)や工程FMEA(PFMEA)において、リスクを特定し、それに基づいた予防処置を策定することが重要です。

IATF:6.1.2.2項の予防処置:まとめ

IATFの6.1.2.2項の予防処置の要求事項についての規格解釈、構築ポイントはいかがでしたでしょうか?

予防処置の要求事項は、全ての要求事項とリンクしているように見え複雑な解釈をされること多いですが、FMEAを実施していれば担保できる要求事項です。

大事なことは、各段階・イベントで確実にFMEAを実施すること。これを忘れなければ要求事項自体は難しくないことを覚えておきましょう。

それではまた!

新感覚のメールコンサルティングサービス
「ちょっと相談」してみませんか?

メールにて有料サポート、簡易コンサルを行うプランです。現地コンサルタントのような顔を突き合わせてのコンサルティングがなく、Emailで24時間好きな時間に質問できるのが特徴です。また、リアルタイムでの対応が無い分、一般的なコンサルタントへ依頼するより 1/100以下のコストで済むという特徴があります。1週間の無料お試し期間がございますので、十分ご納得いただいてからのご利用が可能です!

【サポート内容】
要求事項規格解釈相談OK/品質マニュアルの作成アドバイス/規定の作成アドバイス/帳票の作成アドバイス/運用/構築アドバイス/審査アドバイス/社内認証プロジェクトの進め方アドバイス/社内教育アドバイス内部監査/第二者監査アドバイス/その他気になることなんでもOKです。

具体的な相談内容例
・IATF16949・ISO9001の審査で指摘された不適合の改善方法を知りたい
・VDA6.3の監査に対応するためのポイントを教えてほしい
・品質マニュアルや手順書の作成・見直しのアドバイスが欲しい
・管理計画(CP)やFMEAの作成・修正について相談したい
・品質目標の設定方法や、KPIの適切な管理方法を知りたい
・顧客からの品質要求に対応するための方法を教えて欲しい
「この質問はしていいのかな?」と悩む前に、まずはお気軽にご相談ください!

品質マネジメントシステム構築・学習支援

QMS認証パートナーでは、ISO9001・IATF16949・VDA6.3など専門的なコンサルティングサービス並びに、学習支援などを行っております。オンラインやデジタルコンテンツの強みを活かした新しいサービスを提供いたします。
無料で学習可能:QMS学習支援サイト(本サイト)
有料で構築支援:QMS認証パートナー

コンサルティングサービス

現地コンサルティング
課題解決No.1

現場課題を徹底支援!直接訪問コンサルで認証取得徹底支援(好評に付き新規停止中)

学習支援

構築ノウハウ教材
社内構築に最適
転職のメリットを考える
IATF16949構築
コアツール構築
VDA6.3構築
ISO9001構築

帳票サンプル
最重要ポイントがわかる!
IT系を学ぶ
IATF16949対応帳票
コアツール対応帳票
まとめ買い:学習帳票
ISO9001帳票

規定サンプル
ルール構築が楽々♪
面接対策
IATF16949対応規定単品
まとめ買い:学習規定