春のQMS構築応援中

【IATF16949攻略】7.2.2:力量―業務を通じた教育訓練(OJT)の要求事項徹底解説!

IATF:7.2.2項の力量―業務を通じた教育訓練(OJT)の要求事項は、教育の中には、知識だけではなく技量も必要であり、その技量を現場でのOJTで学ばせ、生きたスキル向上を組織で行うことを意図しています。

今回の記事は、IATF:7.2.2項の力量―業務を通じた教育訓練(OJT)の意味と構築ポイントについて解説します。


この記事を書いた人

品質マネジメントシステム普及の応援が目的のサイトです!「難解な規格を簡単に解説」をモットーに、「ちょっと相談したい」ときに頼りになるコンサルタントを目指しています!まずはお気軽にご連絡ください★

ご利用方法・告知・注意点などはこちら

「無料で学ぶ」「有料で実践する」——皆様の目的に合わせて活用可能です!

QMS・品質管理・製造ノウハウを無料で学びたい方へ
👉 本サイトQMS学習支援サイト」を活用しましょう!「QMSについて知りたい」「品質管理の基礎を学びたい」方に最適!
✔ IATF 16949やISO 9001・VDA6.3の基礎を学ぶ
✔ 品質管理や製造ノウハウを無料で読む
✔ 実務に役立つ情報を定期的にチェック

実践的なツールやサポートが欲しい方へ
👉 姉妹サイトQMS認証パートナーでは、実務で使える有料のサポートサービスを提供!「すぐに使える資料が欲しい」「専門家のサポートが必要」な方に最適!
✔ コンサルティングで具体的な課題を解決
✔ すぐに使える帳票や規定のサンプルを購入
✔ より実践的な学習教材でスキルアップ

皆様の目的に合わせて活用可能です!

・当サイトの内容は、あくまでもコンサルタントとして経験による見解です。そのため、保証するものではございません。
・各規格の原文はありません。また、規格番号や題目なども当社の解釈です。
・各規格については、規格公式サイトを必ず確認してください。
・メールコンサルティングは空きが少しあります(2024年12月現在)。この機会に「ちょっと相談」してみませんか?1週間の無料サービス期間を是非ご利用ください。
サービスのお問い合わせはこちら

2025年:新企画始動告知!
メールコンサルティング初回契約:初月50%以上割引
サービス詳細はこちら

・オンラインコンサル/現地コンサルの空き状況について

【現在の空き状況:2025年1月現在】
・平日:6時間以上ご利用で月1回のみ
・夜間:19:30-21:00でご相談承ります
・土日:少々空きあります
オンライン会議システムを利用したコンサル詳細はこちら

第7章:支援についての「要求事項リスト」
ISO・IATF 7章
※IATF運用には、ISO9001の要求事項の運用が必須です。
条項 題目 ISO9001 IATF
第4章 組織の状況
第5章 リーダーシップ
第6章 計画
第7章 支援
第8章 運用
第9章 パフォーマンス評価
第10章 改善
条項 題目 ISO9001 IATF
7.1.1 一般(資源計画)
7.1.2 人々
7.1.3 インフラストラクチャ
7.1.3.1 工場、施設及び設備の計画
7.1.4 プロセスの運用に関する環境 〇注記
7.1.4.1 プロセスの運用に関する環境-補足
7.1.5
7.1.5.1
一般(監視及び測定のための資源)
7.1.5.1.1 測定システム解析
7.1.5.2 測定のトレーサビリティ 〇注記
7.1.5.2.1 校正/検証の記録
7.1.5.3.1 内部試験所
7.1.5.3.2 外部試験所
7.1.6 組織の知識
7.2 力量
7.2.1 力量-補足
7.2.2 力量-業務を通じた教育訓練(OJT)
7.2.3 内部監査員の力量
7.2.4 第二者監査員の力量
7.3 認識
7.3.1 認識-補足
7.3.2 従業員の動機付け及びエンパワーメント
7.4 コミュニケーション
7.5.1 一般(文書化した情報)
7.5.1.1 品質マネジメントシステムの文書類
7.5.2 作成及び更新
7.5.3
7.5.3.1
7.5.3.2
文書化した情報の管理
7.5.3.2.1 記録の保管
7.5.3.2.2 技術仕様書
ISO9001/IATF16949を徹底支援!
商品・サービスを利用して楽々構築

・規格の理解:ノウハウ教材
・構築の支援:帳票/規定サンプル
・運用のコツ:有料版記事
・相談したい:メール/オンラインコンサル
・現地で相談:コンサルティングサービス

ISO9001/IATF16949の構築・運用のコツは「規格の理解」と「ルールと記録の構築」の2つがカギ!現在とのギャップを埋める教材とサンプルを利用しつつ、相談しながら低コストで対応可能なノウハウをご提供いたします!
【QMSおすすめ商品】

👑 教材No. タイトル:詳細はこちら
1 No.1-001 IATF16949+ISO9001学習支援教材
2 No.2-001 コアツール学習支援教材(IATF)
3 No.3-001 ISO9001学習支援教材

【補足】
○:お振込・クレジットカード払いが可能です。
○:請求書・領収書の発行は自動で行えます!
○:お得なキャンペーン情報などは本記事トップをご確認ください。

IATF:7.2.2項の力量―業務を通じた教育訓練(OJT)の意図

IATF:7.2.2項の力量―業務を通じた教育訓練(OJT)の意図は、知識や技量を身に着けるために現場レベルのOJTを行うことを意図しているだけではありません。

新規プロジェクトや変更プロジェクトといった失敗やリスクを伴う作業に従事する者に対して、必要な教育訓練に対してOJTで実施することも考慮する必要があります。

OJTの必要性については、様々な階層で異なることもありますよね!

新入社員と課長職では、OJTの内容も異なりますし、事務職と出荷検査担当者でも異なります。

それらに見合ったOJTが何かを決め、教育訓練の記録と力量評価への反映を意図しているのが、IATF:7.2.2項の力量―業務を通じた教育訓練(OJT)の意図です。

次に、IATF:7.2.2項の力量―業務を通じた教育訓練(OJT)の構築ポイントについて解説します。

①現場で役立つ教育訓練を行う

IATF:7.2.2項の力量―業務を通じた教育訓練(OJT)の要求事項では、以下のようなことが大事です。

教育というと学校のように机の前に座って知識をつけさせることを想像する方は多いでしょう。

しかし仕事をすることは、知識だけではなくスキルも兼ねそろえてはじめて現場レベルで役立つ力量を兼ねそろえたことになります。

内部や顧客の要求事項、法令規制要求事項などの知識を習得しても、現場レベルでどのように知識を活かす必要があるかは「現場で教わる」ことが一番です。

「習うより慣れよ」

この言葉の本質がOJTです。

検査員に検査の知識を要求しても現場で確認できなければ意味がありません。

それらの実務を通して教育訓練する必要があり、教育訓練計画には、知識取得とOJTの二つが必要な項目には、しっかり教育できるプロセス・計画が必要になります。

IATF16949・ISO9001・VDA6.3対応 メール相談サービス
時間や場所の制約なく、品質管理の悩みを専門家に相談!
対面やオンライン会議は面倒…でも、気軽に専門家の意見を聞きたい!

品質マネジメントシステムの課題に直面したとき、「いますぐ専門家に相談したい」と思うことはありませんか?そんな企業様のために、IATF16949・ISO9001・VDA6.3に特化したメール相談サービスをご用意しています!

✅ 社内にノウハウがなく、品質マネジメントの進め方が分からない…
✅ 審査前の最終チェックをしたいけど、誰に相談すればいい?
✅ 不適合を指摘されたけど、どう対応すればいい?

このようなお悩みを、場所や時間の制約なく、メールで気軽に専門家へ相談できるサービスです!
圧倒的なコスパを実現!
無料お試し期間あり!

こんな企業様におすすめ
・ IATF16949 / ISO9001 の認証取得・更新を目指す企業様
・内部監査・外部審査の対応に悩んでいる事務局担当者様
・取得後の維持管理にお困りな中小企業様(改善事例多数ございます!
・サプライヤー監査・VDA6.3プロセス監査に対応したい方
・コンサル契約までは考えていないが、試しに専門家のアドバイスを受けたい方
1質問で完結プラン:詳細はこちら
質問し放題プラン:詳細はこちら

②立場・レベルによってOJT項目を分ける

IATF:7.2.2項の力量―業務を通じた教育訓練(OJT)の要求事項では、以下のようなことが大事です。

まず大事なこととしてOJTの対象は、そのプロセスに従事する正社員だけではなく、アルバイト・パート・派遣社員・契約社員も対象です。

※注意:派遣法があるので、派遣社員については別途検討が必要です。

次にどの仕事に従事する人がどのレベルのOJTが必要なのか、OJTを教育担当は、だれらのかなどを年間教育計画や月別教育計画などで定めることが求められます。

仕事や任務・責任などは複雑に絡み合うため、OJTレベルが変化することを考慮しましょう。

③顧客への影響を教育

IATF:7.2.2項の力量―業務を通じた教育訓練(OJT)の要求事項では、以下のようなことが大事です。

OJTは非常に重要です。

自動車産業で大問題になるのは、リコール問題・製造物責任などがあげられます。

自社の製品の不適合品が顧客へ流出した場合、どのようなことが顧客で起きるのかまた、市場に流出したらどうなるのか、それらを作業者に教育する必要があります。

その教育は、知識・認識ということを現場レベルで教育することが必要です。

特に、特殊特性における教育は重要ですので、忘れないように教育ましょう。

構築ポイント①から③の内容についてOJT教育を行ったら、教育訓練記録を残すようにしてください。この記録は監査・審査で確認され、特に特殊特性の工程の教育記録が確認されます。

【サンプルで楽々構築】
力量評価の要求事項を徹底サポート!個人の力量と目標管理シート、教育記録、スキルマップ、教育訓練管理規定で、効率的な教育訓練とスキル管理を実現し、組織の成長と品質向上を支援します。

【帳票サンプル】 No.72-1_個人の力量と目標管理シート
【帳票サンプル】 No.72-2_教育記録
【帳票サンプル】 No.72-3_スキルマップ
【規定サンプル】 No.7201_教育訓練管理規定

IATF:7.2.2項の力量―業務を通じた教育訓練(OJT)はどこに記載すればいい?

IATF:7.2.2項の力量―業務を通じた教育訓練(OJT)について記載する場所は、「教育管理規定」一択です。教育管理規定にOJTの内容を追加してください。その際には、以下の教育定義を盛り込むとよいでしょう。

OJTの教育追加項目例
①新規・変更に伴うOJT教育スケジュール
②一過性で終わらない教育訓練方法
③OJT教育講師の力量
④特殊特性工程の教育訓練
⑤教育終了後の効果の確認方法

品質マネジメントシステムの構築に重要なのは、「要求事項に沿ったルールと記録」の2つです。サンプルを利用して構築をスムーズに進めてみませんか?構築・学習教材として是非ご利用ください!
①規定:サンプルはこちら
②帳票:サンプルはこちら
③有料版記事:要求事項対策ヒント、審査攻略などはこちら

【補足】
○:お振込・クレジットカード払いが可能です。
○:請求書・領収書の発行は自動で行えます!
○:お得なキャンペーン情報などは本記事トップをご確認ください。

IATF:7.2.2に関するFAQ

メールコンサルティングでよくある質問をFAQ形式で3つご紹介致します!もっと詳しく質問したい場合は、是非「メールコンサルティングサービス」をご活用くださいね!どんな疑問についても丁重にお答えします!
有料版記事」では、非公開ノウハウもどんどんアップしてますので、是非ご利用いただければ幸いです。
【ピックアップ:有料版記事情報】
 ISO9001:認証審査/定期監査の質問厳選事例特集はこちら
 IATF16949:認証審査/定期監査の質問厳選事例特集はこちら

OJT(業務を通じた教育訓練)は、どのように計画すればよいですか?

OJTは、業務や責任の複雑さに応じて計画されるべきです。新規プロジェクトや変更プロジェクトに従事する者には、特に必要なスキルや知識を補完するためにOJTが重要です。教育計画には、年間および月別でOJTの実施スケジュールを組み込むことが推奨され、記録の管理も必須です。

OJTの効果をどう評価すればよいですか?

OJTの効果は、教育訓練が終了した後に評価することが重要です。具体的には、訓練されたスキルが現場で適切に活用されているか、また特殊特性工程での教育が確実に行われたかを確認するためのチェックリストや監査プロセスを設けることが一般的です。

アルバイトや契約社員にもOJTが必要ですか?

はい、必要です。IATFの要求事項では、アルバイト、パート、派遣社員、契約社員もOJTの対象となることが明確に示されています。ただし、派遣社員の場合は、派遣法の規制も考慮し、適切な対応が求められます。
教育に関する様々なルールは教育訓練管理規定などにまとめると良いでしょう。

IATF:7.2.2項の力量―業務を通じた教育訓練(OJT):まとめ

IATF:7.2.2項の力量―業務を通じた教育訓練(OJT)②

IATF:7.2.2項の力量―業務を通じた教育訓練(OJT)の規格解釈はいかがでしたでしょうか?

OJTは、現場レベルで実施している企業を多く見ますが、大抵の企業は「口頭で教えたけど記録や有効性を確認していない」といったことがほとんどです。

そういった場合は、証拠の提示がないため私が仕入先監査をしていても不適合にすることがほとんど。要求事項について理解を含め、OJTにおいても教育の記録を残す仕組みづくりを行いましょう。

それではまた!

新感覚のメールコンサルティングサービス
「ちょっと相談」してみませんか?

メールにて有料サポート、簡易コンサルを行うプランです。現地コンサルタントのような顔を突き合わせてのコンサルティングがなく、Emailで24時間好きな時間に質問できるのが特徴です。また、リアルタイムでの対応が無い分、一般的なコンサルタントへ依頼するより 1/100以下のコストで済むという特徴があります。1週間の無料お試し期間がございますので、十分ご納得いただいてからのご利用が可能です!

【サポート内容】
要求事項規格解釈相談OK/品質マニュアルの作成アドバイス/規定の作成アドバイス/帳票の作成アドバイス/運用/構築アドバイス/審査アドバイス/社内認証プロジェクトの進め方アドバイス/社内教育アドバイス内部監査/第二者監査アドバイス/その他気になることなんでもOKです。

具体的な相談内容例
・IATF16949・ISO9001の審査で指摘された不適合の改善方法を知りたい
・VDA6.3の監査に対応するためのポイントを教えてほしい
・品質マニュアルや手順書の作成・見直しのアドバイスが欲しい
・管理計画(CP)やFMEAの作成・修正について相談したい
・品質目標の設定方法や、KPIの適切な管理方法を知りたい
・顧客からの品質要求に対応するための方法を教えて欲しい
「この質問はしていいのかな?」と悩む前に、まずはお気軽にご相談ください!

品質マネジメントシステム構築・学習支援

QMS認証パートナーでは、ISO9001・IATF16949・VDA6.3など専門的なコンサルティングサービス並びに、学習支援などを行っております。オンラインやデジタルコンテンツの強みを活かした新しいサービスを提供いたします。
無料で学習可能:QMS学習支援サイト(本サイト)
有料で構築支援:QMS認証パートナー

コンサルティングサービス

現地コンサルティング
課題解決No.1

現場課題を徹底支援!直接訪問コンサルで認証取得徹底支援(好評に付き新規停止中)

学習支援

構築ノウハウ教材
社内構築に最適
転職のメリットを考える
IATF16949構築
コアツール構築
VDA6.3構築
ISO9001構築

帳票サンプル
最重要ポイントがわかる!
IT系を学ぶ
IATF16949対応帳票
コアツール対応帳票
まとめ買い:学習帳票
ISO9001帳票

規定サンプル
ルール構築が楽々♪
面接対策
IATF16949対応規定単品
まとめ買い:学習規定