
IATF:8.6.4項の外部から提供される製品及びサービスの検証及び受入れの要求事項では、外部提供者から得られる納品物の受入検査方式を、パフォーマンス評価を基に決定し、実施することを意図しています。
今回の記事は、IATF:8.6.4項の外部から提供される製品及びサービスの検証及び受入れの要求事項の意味と構築ポイントについて解説します。
品質マネジメントシステム普及の応援が目的のサイトです!「難解な規格を簡単に解説」をモットーに、「ちょっと相談したい」ときに頼りになるコンサルタントを目指しています!まずはお気軽にご連絡ください★
「無料で学ぶ」「有料で実践する」——皆様の目的に合わせて活用可能です!
✅ QMS・品質管理・製造ノウハウを無料で学びたい方へ
👉 本サイト「QMS学習支援サイト」を活用しましょう!「QMSについて知りたい」「品質管理の基礎を学びたい」方に最適!
✔ IATF 16949やISO 9001・VDA6.3の基礎を学ぶ
✔ 品質管理や製造ノウハウを無料で読む
✔ 実務に役立つ情報を定期的にチェック
✅ 実践的なツールやサポートが欲しい方へ
👉 姉妹サイト「QMS認証パートナー」では、実務で使える有料のサポートサービスを提供!「すぐに使える資料が欲しい」「専門家のサポートが必要」な方に最適!
✔ コンサルティングで具体的な課題を解決
✔ すぐに使える帳票や規定のサンプルを購入
✔ より実践的な学習教材でスキルアップ
皆様の目的に合わせて活用可能です!
・当サイトの内容は、あくまでもコンサルタントとして経験による見解です。そのため、保証するものではございません。 ・各規格の原文はありません。また、規格番号や題目なども当社の解釈です。 ・各規格については、規格公式サイトを必ず確認してください。 ・メールコンサルティングは空きが少しあります(2024年12月現在)。この機会に「ちょっと相談」してみませんか?1週間の無料サービス期間を是非ご利用ください。 →サービスのお問い合わせはこちら |
2025年:新企画始動告知!
メールコンサルティング初回契約:初月50%以上割引★
サービス詳細はこちら
・オンラインコンサル/現地コンサルの空き状況について
【現在の空き状況:2025年1月現在】
・平日:6時間以上ご利用で月1回のみ
・夜間:19:30-21:00でご相談承ります
・土日:少々空きあります
オンライン会議システムを利用したコンサル詳細はこちら

条項 | 題目 | ISO9001 | IATF |
第4章 | 組織の状況 | 〇 | 〇 |
第5章 | リーダーシップ | 〇 | 〇 |
第6章 | 計画 | 〇 | 〇 |
第7章 | 支援 | 〇 | 〇 |
第8章 | 運用 | 〇 | 〇 |
第9章 | パフォーマンス評価 | 〇 | 〇 |
第10章 | 改善 | 〇 | 〇 |
※8.5項~8.7.2項は主に、①製造プロセス②生産管理プロセス③品質管理プロセスが関係します。
条項 | 題目 | ISO9001 | IATF |
8.5 8.5.1 |
製造及びサービス提供 | 〇 | 〇注記 |
8.5.1.1 | コントロールプラン | 〇 | |
8.5.1.2 | 標準作業-作業者指示書及び目視標準 | 〇 | |
8.5.1.3 | 作業の段取り替え検証 | 〇 | |
8.5.1.4 | シャットダウン後の検証 | 〇 | |
8.5.1.5 | TPM | 〇 | |
8.5.1.6 | 生産治工具並びに製造・試験・検査の治工具及び設備の運用管理 | 〇 | |
8.5.1.7 | 生産計画 | 〇 | |
8.5.2 | 識別及びトレーサビリティ | 〇 | 〇注記 |
8.5.2.1 | 識別及びトレーサビリティ-補足 | 〇 | |
8.5.3 | 顧客又は外部提供者の所有物 | 〇 | 〇 |
8.5.4 | 保存 | 〇 | 〇 |
8.5.4.1 | 保存-補足 | 〇 | |
8.5.5 | 引き渡し後の活動 | 〇 | 〇 |
8.5.5.1 | サービスからの情報のフィードバック | 〇 | |
8.5.5.2 | 顧客とのサービス契約 | 〇 | |
8.5.6 | 変更の管理 | 〇 | 〇 |
8.5.6.1 | 変更の管理-補足 | 〇 | |
8.5.6.1.1 | 工程管理の一時的変更 | 〇 | |
8.6 | 製品及びサービスのリリース | 〇 | 〇 |
8.6.1 | 製品及びサービスのリリース-補足 | 〇 | |
8.6.2 | レイアウト検査及び機能試験 | 〇 | |
8.6.3 | 外観品目 | 〇 | |
8.6.4 | 外部から提供される製品及びサービスの検証および受入れ | 〇 | |
8.6.5 | 法令・規制への適合 | 〇 | |
8.6.6 | 合否判定基準 | 〇 | |
8.7 8.7.1 |
不適合なアウトプットの管理 | 〇 | 〇 |
8.7.1.1 | 特別採用に対する顧客の正式許可 | 〇 | |
8.7.1.2 | 不適合製品の管理-顧客規定のプロセス | 〇 | |
8.7.1.3 | 疑わしい製品の管理 | 〇 | |
8.7.1.4 | 手直し製品の管理 | 〇 | |
8.7.1.5 | 修理製品の管理 | 〇 | |
8.7.1.6 | 顧客への通知 | 〇 | |
8.7.1.7 | 不適合製品の廃棄 | 〇 | |
8.7.2 | (不適合製品関連の記録保持) | 〇 | 〇 |
ISO9001/IATF16949の構築・運用のコツは「規格の理解」と「ルールと記録の構築」の2つがカギ!現在とのギャップを埋める教材とサンプルを利用しつつ、相談しながら低コストで対応可能なノウハウをご提供いたします!
【QMSおすすめ商品】
👑 | 教材No. | タイトル:詳細はこちら |
1 | No.1-001 | IATF16949+ISO9001学習支援教材 |
2 | No.2-001 | コアツール学習支援教材(IATF) |
3 | No.3-001 | ISO9001学習支援教材 |
【補足】
○:お振込・クレジットカード払いが可能です。
○:請求書・領収書の発行は自動で行えます!
○:お得なキャンペーン情報などは本記事トップをご確認ください。
この記事の目次
IATF:8.6.4項は購買部品の受入検査のこと
IATF:8.6.4項の外部から提供される製品及びサービスの検証及び受入れの要求事項では、購買部品例えば、製品に使用される部品や材料そして工程の一部を外注化した製品の品質を保証するための受入検査を、本要求事項から最低一つを選んで実施することを意図します。
多くのISO9001取得企業であれば、それほど難しくない要求事項ですが、一つずつ解説していきます。
仕入先取得の統計データの活用
IATF:8.6.4項の外部から提供される製品及びサービスの検証及び受入れの要求事項では、以下のようなことが大事です。
ISO9001取得企業では、納入製品の品質保証=受入検査と解釈されてひたすら受入検査を実施している企業も多いでしょう。しかし、IATFの要求事項にあるように、外部提供者から提供される統計データを監視することも品質判断の一つなんです。
その統計データという観点でいうと、XbarR管理図などが多く利用されています。
納品ロットの工程内記録を全て確認できないので、出荷検査及び特殊特性工程のXbarR管理図などを納品と同時に提供することを要求することもよくあります。
仕入先の品質能力によって受入検査及び試験の程度を変更して管理
IATF:8.6.4項の外部から提供される製品及びサービスの検証及び受入れの要求事項では、以下のようなことが大事です。
供給者のパフォーマンスとは、IATF:8.4.2.1:管理の方式及び程度-補足の要求事項と強い関係があります。
供給者のパフォーマンス評価はIATFで必須項目となっているため、その結果で受入検査の程度を変更することはOKです。逆にこの要求事項をうまく活用すれば、自社の検査工数を削減することにもつながります。
②受入検査合格率が普通の評価の仕入先は、並みの検査。
③特別悪い場合などは、全数検査。
上記のように、自社の検査基準を定めることも可能です。また、検査でNG品が発見された場合は、全数検査に移行するなどの対処ルールも同時に定めるようにしてください。
関連記事
📩 IATF16949・ISO9001・VDA6.3対応 メール相談サービス
「この1つだけ聞きたい」に応える、メールでの1質問コンサル
品質マネジメントの現場で、「今すぐ誰かに聞きたい」と思ったことはありませんか?このメール相談サービスは、IATF16949・ISO9001・VDA6.3に特化した専門家が、1つの質問から丁寧にお応えするライトな相談サービスです。
よくあるお悩み
✔ 社内にノウハウがなく、進め方に迷っている
✔ 審査直前、誰かに最終チェックしてほしい
✔ 不適合を指摘されたけど、どう対応すれば?
このサービスが選ばれる理由
✔ 面談不要、メールだけで完結
✔ 必要なときに、1質問単位で相談できる
✔ 初回無料お試し付きで、導入のハードルが低い
こんな企業様におすすめです
✔ 認証取得・更新を目指す企業担当者様
✔ 内部監査・外部審査に不安を抱えている事務局様
✔ サプライヤー監査やVDA6.3対応の準備を進めたい方
✔ コンサル契約はまだ早いけれど、専門家の視点が欲しい方
プラン | カテゴリー | 詳細 |
1質問完結 | 全QMSに関する質問OK | 詳細はこちら |
質問し放題 | ISO9001 | 詳細はこちら |
質問し放題 | IATF16949 | 詳細はこちら |
質問し放題 | VDA6.3 | 詳細はこちら |
※不明点などがあれば、お気軽にお問合せください。
お問い合わせはこちらから
第二者監査で検査の有効性を検証しよう!
IATF:8.6.4項の外部から提供される製品及びサービスの検証及び受入れの要求事項では、以下のようなことが大事です。
納品物の多くは、出荷検査成績書が同梱されている場合が多いのではないでしょうか?それらが本当に信用できるデータなのかは、第二者監査を実施して確認することは非常に重要です。
関連記事
第二者監査をすると、IATFの要求事項に適合した品質マネジメントシステムが行われていることの確認や、製造工程監査・製品監査を行うため、その検査記録の信ぴょう性を現地で確認することが可能です。
【重要要求事項に対応】
自動車産業QMSに必須の仕入先管理ツール!仕入先監査シートや監査帳票4点セット、購買管理規定で、サプライチェーンの品質向上と効率的な構築・管理を徹底サポートします。
【帳票サンプル】 | No.84241_仕入先監査シート |
【帳票まとめ買い】 | No.5-107-仕入先監査帳票4点セット |
【規定サンプル】 | No.8401_購買管理規定 |
外部試験所による評価
IATF:8.6.4項の外部から提供される製品及びサービスの検証及び受入れの要求事項では、以下のようなことが大事です。
要求が厳しい製品などは、外部試験所に送付して評価された結果を用いることもあります。この場合の注意点は、IATF:7.1.5.3.2項の外部試験所として管理された試験所であることが求められるので、利用する際は十分注意してください。
顧客と合意した評価方法でもOK
IATF:8.6.4項の外部から提供される製品及びサービスの検証及び受入れの要求事項では、以下のようなことが大事です。
本要求事項にない方法での検査・検証以外を実施したいときは、顧客と合意を得てから実施するようにしてください。合意された記録があればOKです。
IATF:8.6.4項はどこに記載すればいい?
IATF:8.6.4項の外部から提供される製品及びサービスの検証及び受入れの要求事項は、受入検査管理規定を作成し対応することがおすすめです。または、購買管理規定などでもOK。
仕入先のパフォーマンス評価と関連性を持たせた規定であれば何でもOKですが、受入検査方式の選定方法を明確に記載すること忘れないようにしましょう!

品質マネジメントシステムの構築に重要なのは、「要求事項に沿ったルールと記録」の2つです。サンプルを利用して構築をスムーズに進めてみませんか?構築・学習教材として是非ご利用ください!
①規定:サンプルはこちら
②帳票:サンプルはこちら
③有料版記事:要求事項対策ヒント、審査攻略などはこちら
【補足】
○:お振込・クレジットカード払いが可能です。
○:請求書・領収書の発行は自動で行えます!
○:お得なキャンペーン情報などは本記事トップをご確認ください。
IATF:8.6.4に関するFAQ
メールコンサルティングでよくある質問をFAQ形式で3つご紹介致します!もっと詳しく質問したい場合は、是非「メールコンサルティングサービス」をご活用くださいね!どんな疑問についても丁重にお答えします!
「有料版記事」では、非公開ノウハウもどんどんアップしてますので、是非ご利用いただければ幸いです。
【ピックアップ:有料版記事情報】
ISO9001:認証審査/定期監査の質問厳選事例特集はこちら
IATF16949:認証審査/定期監査の質問厳選事例特集はこちら
受入検査の方式は、供給者のパフォーマンス評価(つまりリスク!)を基に決定することが推奨されます。供給者の品質能力に応じて、抜き取り検査や全数検査の頻度を調整し、受入検査の工数を最適化することが可能です。具体的な検査基準は、受入検査管理規定や購買管理規定に明記することが重要です。
第二者監査は、供給者から提供される製品やサービスの品質を確保するため、そして受入検査記録の信ぴょう性を確認する際にも実施されることがあります。特に出荷検査成績書や統計データの正確性を評価する場合に有効です。また、仕入先の品質マネジメントシステムの適合性を確認するためにも利用されます。仕入先を選定するだけが第二者監査ではないということですね!
特定の部品や製品に対して厳しい品質要求がある場合または、社内の内部試験所などでは評価できない場合は外部試験所での評価が必要になることがあります。この場合、IATF:7.1.5.3.2項に準拠した、認定された外部試験所を利用することが求められます。外部試験所による評価結果は、受入検査の補完として活用されます。外部試験所で評価する頻度は、受入検査対象の部品・材料などのリスクにより決定することをルール化しましょう!
IATF:8.6.4項の外部から提供される製品及びサービスの検証及び受入れ:まとめ
IATF:8.6.4項の外部から提供される製品及びサービスの検証及び受入れの要求事項の規格解釈はいかがでしたでしょうか?
本要求事項のポイントは、外部提供者から得られる納品物の受入検査方式を、パフォーマンス評価を基に決定し、実施することを意図しています。
それらのルールは、受入検査管理規定や購買管理規定などに記載し、どういった受入検査を実施するのかを明確にするようにしましょう!
それではまた!

「この要求事項、どう解釈すればいい?」「監査前に、ちょっとだけ確認したい」そんな品質マネジメントに関する“ピンポイントの悩み”に、1質問から丁寧にお応えします。
「大げさなコンサルは要らない」「今すぐ答えがほしい」そんなニーズにぴったり寄り添うサービスです。
【このサービスが人気の理由】 ①:本当に必要な部分だけを相談できるから、コスパが抜群 ②:難しい要求事項も、実際の現場に合わせたわかりやすい説明がもらえるから ③:初めてでも安心!専門用語をかみ砕いた、丁寧なサポートが受けられるから 1質問完結プランの詳細はこちら |
【サービスの特徴】
✅IATF16949・ISO9001・VDA6.3に特化
現場経験豊富なコンサルタントが、教科書的な答えではなく、実践的なアドバイスをお届けします。
✅1質問単位で利用できる
「ちょっと聞きたい」「少しだけ不安を解消したい」という時に、気軽に利用できるスタイル。
✅スピード返信・明快な回答
疑問にできる限り早く・わかりやすく回答し、次の行動にすぐ移れるようサポートいたします!
具体的な相談内容例
・IATF16949・ISO9001の審査で指摘された不適合の改善方法を知りたい
・VDA6.3の監査に対応するためのポイントを教えてほしい
・品質マニュアルや手順書の作成・見直しのアドバイスが欲しい
・管理計画(CP)やFMEAの作成・修正について相談したい
・品質目標の設定方法や、KPIの適切な管理方法を知りたい
・顧客からの品質要求に対応するための方法を教えて欲しい
「この質問はしていいのかな?」と悩む前に、まずはお気軽にご相談ください!
お問い合わせページはこちら
QMS認証パートナーでは、ISO9001・IATF16949・VDA6.3など専門的なコンサルティングサービス並びに、学習支援などを行っております。オンラインやデジタルコンテンツの強みを活かした新しいサービスを提供いたします。
無料で学習可能:QMS学習支援サイト(本サイト)
有料で構築支援:QMS認証パートナー
コンサルティングサービス
メールコンサルティング
人気No.1
圧倒的低コストで構築・運用課題に対応!メールコンサルで解決します
オンラインコンサルティング
おすすめ
難解な課題を解決!オンラインコンサルで会話をしながら徹底支援します
現地コンサルティング
課題解決No.1
現場課題を徹底支援!直接訪問コンサルで認証取得徹底支援(好評に付き新規停止中)
学習支援
構築ノウハウ教材
社内構築に最適
✅ IATF16949構築
✅ コアツール構築
✅ VDA6.3構築
✅ ISO9001構築
帳票サンプル
最重要ポイントがわかる!
✅ IATF16949対応帳票
✅ コアツール対応帳票
✅ まとめ買い:学習帳票
✅ ISO9001帳票
規定サンプル
ルール構築が楽々♪
✅ IATF16949対応規定単品
✅ まとめ買い:学習規定